2016年6月7日火曜日

回想 ハワイの旅(5月29日・30日) 【ホノルル国際空港ターミナル探訪・大韓航空&IBEXエアラインズ搭乗編】(7)

回想 ハワイの旅(5月28日・PM) 【ラグーンドライブでホノルル国際空港航空機ウォッチング(アクセスガイド)・夜のワイキキ放浪編】(6)


5月29日、ハワイ懸賞当選の旅・ホノルル滞在最終日・日本帰国の朝。おはようございます。


6時に起きてバルコニーへ。見上げた空はこの旅一番の青空。

連日、向いのホテルのバルコニーとの間を鳥たちが行ったり来たり。
そんな鳥さんがお別れの挨拶にやってきてくれた。


一昨日ABCストアで買ったタコス巻きを冷蔵庫から取り出して朝食に。賞味期限31日までだから大丈夫。
部屋の最終チェックを済ませ、荷物を持ってチェックアウト。

今回滞在の「ワイキキ・サンドビラ・ホテル」、ツアー申し込み時点ではホテル未定で、1週間前に届く日程表にて通知されたホテル。事前に列挙されていたホテル群の中では「ここがいいなぁ」と思っていたホテルだった。
実際に滞在してみて、個人的には大満足。価格帯の割にはロケーションもよくホテルの設備(レストラン・バー)も気に入った。またWi-Fiの利用も無料で室内にはLANケーブルもあり、滞在中の情報収集にも役立った。オシリにもやさしいウォシュレットもあったよ。

ロビーには現地旅行会社のお兄さんによる出発の点呼。
滞在中は完全自由行動のフリープランなため、ツアー参加者と顔を合わせるのは往復の送迎時のみ。
オプショナルツアーに申し込んでいた他の方々は、おのおの既にお知り合いに。皆さんどんな旅だったのかな。

ツアー参加者が揃ってバスに乗車、一路ホノルル国際空港へ。






元々が格安ツアーすぎてバスにアテンドさんすら乗っていないけど、誰かが部屋に携帯電話を忘れたらしく、運転手に頼んで出発から数ブロック先でホテルにUターン。

忘れ物チェックの鉄則は「入れたハズ・持ったハズじゃだめ、触って確認。」
そんな私も慌てて自分のパスポートを触る。

ホテルから携帯電話を握りしめたツアー参加者がバスに駆け込んで再び出発。



空港に着くと別のツアー係員が待機。
係員のオヤジさんが事前に発券した搭乗券を配布…呼ばれない私はカウンターで発券だって。またSSSS貰えるかもよ。

チェックインカウンターに並んで荷物を渡し「Window SeatはAvailableですか?」と、出てきたのがまたまた非常口座席。しかも往路と同じ席番。
ちょっと不満だけど「TodayはHeavyなFull bookなのヨ」とカウンター嬢。「もしVolunteerが必要なら呼んでよネ!」と搭乗券を受け取る。SSSSは結局なし。


パック旅行というものは「旅行素材の集合体」
今回の旅行は大手旅行会社による主催ツアー。しかし現地ハワイでのオペレーションは「ランドオペレーター」と呼ばれる別の現地旅行会社が実施。その現地旅行会社、私が旅行業に従事していた頃にも使ったこともある、リゾート地では有名な会社だった。

一仕事終えた係員のオヤジさんから、現在のホノルル旅行業事情をアップデート。関西出身の方らしく、ホノルル空港で聴く関西弁がなんだか不思議な感じ。
「出国はアチラです、また会いましょねー」と握手で別れて出国審査へ。


出国審査はちょい行列。そもそもアメリカには出国審査というものはなく、パスポートにも出国印は押されないが、ESTAによる出国手続き的なものはある。TSAの係員がパスポートと搭乗券をスキャンして手続きが終了。以前はI-94Wという緑色のEDカードをパスポートから回収していたが、それを電子化した格好だ。

続いて保安検査。身の周りの金属製品のほか靴も脱いでX線検査トレイへ。そして初体験のボディースキャナー装置を使って全身スキャン。
9.11からしばらく年月が経ったけど、セキュリティーのレベルは上がることはあっても落とされることはないようだ。


検査を終えてゲートエリアへ。時刻は8時40分、搭乗機の出発は11時10分。まだ2時間半も先。
搭乗までの時間、ホノルル国際空港のサテライト探訪をして時間を過ごすことに。

このホノルル国際空港、残念ながら展望デッキのような施設はない。というかこれまで訪れた海外の空港に展望デッキ的なものがあったという記憶がない。
しかしこのホノルル国際空港の場合、出発保安エリアのサテライト間通路には窓がなく直接飛行機を見る事が出来る。
ケロシン臭も混ざったハワイの海風がなんだか心地いい。

サテライトへの通路には窓がなく撮影良好


エアライングッズショップも一応ある


サテライト内はガラス越しながら間近で撮影可能

一部のサテライトはエスカレーターでさらに上階へ

上階からもガラス越しに飛行機が見える



ショッピングエリア前ではハワイアン音楽&フラのショー。保安エリア内で出発間際の乗客を楽しませてくれるホノルル空港。いいんじゃないでしょうか。
近くのInformation係員に尋ねると、「有名なGroupよ。名前は…何だったかしら。」





GATE 30には本日の搭乗機の姿。
往路同様、HNL-NRT-ICNと飛ぶKE2便の以遠権部分に搭乗。機種も同じくエアバスA330-300だ。

往路搭乗後の日本時間5月27日、羽田空港にて大韓航空のBoeing 777のエンジンから出火。日本ではしきりに報道されていたようだけど、ここアメリカでは当然ながらそんなニュースに触れる機会はなく、ツイッターのタイムラインで流れてきて知る。

ハワイに行くのに大韓航空?なーんて言ってた家族からも「乗ってた飛行機じゃないよねぇ?」って連絡が来ていた。もうハワイに着いてからの写真をスマホに送ってたよね(汗)。
「帰りも大韓航空?」そうよだってツアーだもの。IT航空券は往復同じ航空会社なのヨ。

Korean Air Airbus A330-300 HL7586


ゲート前ではハワイ州観光局の係員がアンケートを配布。
どんな事にお金をいくら使ったとか細かく記入。ちょっとアンケートにしてはヘビーな分量。

そして30分前には搭乗開始。往路より約1時間長いフライトの始まりだ。


往路と同じ機種なれど、ドアの出っ張りが小さいタイプ

座ると同時に韓国人CAがやってきて、英語で非常口座席の説明&緊急時のしおりを手渡される。
「HANEDAの件で学んだよ、このDoorはとってもImportantだよね。」


隣には韓国人男性。挨拶を交わしていると…なんだか機内前方が騒がしい。
「現在、体調不良のお客様の降機準備中です」とアナウンス。しばらくして水やジュースが配られる。これはちょっと時間かかるパターン。

カーゴローダーが再接続され、
降機する客の預け荷物が取り下ろされる模様

消防車が緊急走行サイレン吹鳴で機体横へ
担架が運び込まれる


隣の韓国人男性が韓国人CAさんから情報入手。なになにどうしたの?
「Japaneseが降りるそうだよ。いまストレッチャーを手配中だって。」

たぶんEnjoyしすぎて疲れちゃったのかな。
ゆっくり治療・静養して、元気な姿で日本へ帰ってきてください。


最初の「旅の準備編」でも書いたけど、こういう時のための海外旅行傷害保険
ホテルチェックイン時にもフロントの電話を借りて保険契約書を片手に慌てた様子の日本人女性の姿。
旅のトラブルはいつやってくるか分からない。お金の心配だけしなくて済むよう、わずかな掛け金でも加入して備えたい。


出発予定時刻から遅れること50分、ようやく機体が動き出す。
隣の男性は「乗継大丈夫かなぁ」
多分大丈夫、連日早めに着いてますから。

機内からダイヤモンドヘッドを見る
次来たときに登ろうね

またアンテナ写真…
滑走路26LのLDA用ローカライザー

滑走路26Rから離陸
オペレーションノーマル


パールハーバーを機内から
アリゾナ記念館訪問も次回のタスク

翼下には昨日着陸したカラエロア空港


セスナ172Sでのカラエロア空港離着陸の経験は一生の思い出になった


ベルトサイン消灯後、ほどなくしてドリンクタイム。
世界一有名なナッツと、キンキンに冷えたスーパードライ。
冷えすぎて水分が凍っちゃってる、機内ドリンクあるある。

ナッツでリターン…は勘弁

DELTAの767とランデブー
成田行きのDL581か、それとも福岡行のDL599か…

そしてお待ちかねの機内食タイム。
往路同様、ビーフ・チキン・ビビンバからのチョイス。復路は迷わずビビンバを。何事も体験です。

この便には男性CAさんも搭乗。「ビビンバの機内食、初めて食べます」と伝えると日本語で作り方の解説。隣の韓国人男性の手つきも参考にコチュジャンチューブは全部投入、暖かいご飯を混ぜあわせて…出来上がり。

ちょっとピリ辛、とってもおいしいビビンバ機内食。往路もこれにすればよかったかな。

韓国エアラインならではのビビンバ機内食

シェードを降ろすよう指示が出て機内はお休みタイム。フライトマップを見ながらちょっとだけウトウト。


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既に日付変更線を越え、機内の明かりが徐々に明るくされる。5月30日ですおはようございます。

日本時間では13時すぎ、この辺りでガタガタと揺れが続いてベルトサインON。シェードをチラッと開けると薄い雲の中。フライトマップを見るとFL380からFL400へさらに上昇している模様。

まだコトコト揺れている中、朝食だか昼食だか何食か分からない2回目の機内食。1種類だけかと思いきや、ビーフ・チキン・シュリンプパスタと3種類からのチョイスが可能。

シュリンプパスタも気になったが、チキンをチョイス
揺れてるためか、ドリンクカートがなかなか来ない

窓の外には再びデルタの姿。
たぶんずっと一緒だったっぽいね。


後ほどFlightradar24で確認すると、
DL599 HNL-FUK Boeing767-300ER N197DN


日本海溝の手前から、いよいよ成田へのアプローチシーケンス。
雲を抜けると雨の千葉。




滑走路34Lに着陸

復路もやります航跡紹介。
往路編で述べたとおり、大韓航空では受信機器の使用は不可。GPSロガーの使用も出来なかったが、FlightawareFlightradar24の航跡データを使用してご紹介。世界中のフィーダーに感謝。

フライトプランは
KEOLA2 SOK DANNO ECEDO 2600N/17000W 2800N/18000E 3000N/17000E 3100N/16000E 3300N/15000E MORAY OTR15 SMOLT Y815 KETAR Y811 MELON ELGAR
と提出されていた模様。

実際の飛行経路は…
5/29 KAL2 HNL-NRT Airbus A330-300 HL7586
途切れている部分はフィード出来ない福岡FIR部分

滑走路26Rから離陸し、KEOLA TWO DEPARTURE
KEOLAの手前でダイレクトECEDOを貰ったか

福岡FIRを進みSMOLT手前からフィード開始
GUPPYへベクターされY811へ

ELGARへベクターされてILS RWY34LのIF/FAFを通過

着陸後、駐機スポットが空くまでエプロン手前で長ーい待機時間。

向かいに座ったCAさんは日本人乗務員。
日本人乗務員は成田・大阪にベースがあり計80名ほど。日韓線のほかこのホノルル線に乗務。ICN発のロングホールにも搭乗することがあるのだとか。
ただ日本の地方路線についてはほとんど乗務することもなく、KMQ-ICN線にも搭乗したことはないそう。

スポットに飛行機が入ったのが15時39分。49分遅れでホノルルを離陸したが到着時には19分遅れまで回復。
隣の韓国人男性にご挨拶し、CAさんからポストカードを頂いて飛行機を降りる。


飛行機を降りたところで中年の日本人女性が声を荒げて係員にクレーム。「後ろの子供がずっと愚図ってて眠れやしなかったわ!」って、それ今言ってどうなるの?同伴の娘さんも呆れ顔。


スカスカの入国審査場でパスポートに帰国印。9ページに押してください、そうそうその辺り。
バゲージクレームで荷物を受け取り、税関で紙切れを渡して出口へ。


到着ロビーにはテレビ東京の「Youは何しに日本へ?」の番組撮影クルー。出発日の26日にもこの到着ロビーで遭遇。ホントにガチで取材してるっぽいなぁ。
ANAの国内線カウンターで荷物を預けてチェックイン。手ぶらになったところでお待ちかねの日本食。チョイスはカツカレー。隣に座っている親子2組は今からハワイなご様子。

帰国飯を食べたら展望デッキ。雨宿りしながらお目当ての機体を待つ。

17時の定時訓練、放水初めッ

先ほどまで搭乗していた機体が韓国へ向けて出発

初搭乗の大韓航空・コリアンエアーを利用しての海外旅行。

エコノミークラスの設備・アメニティ(スリッパ・歯ブラシ・ペットボトル水・枕・ブランケット・ヘッドセット)もそれなりに充実してて特に不満なし。機内食の種類も多く味もGood。座席は非常口座席だったので評価しづらいけど、A330-300・エコノミークラスの2-4-2の座席配列は長距離・リゾート路線としては快適な配列だと思う。
日本人乗務員も搭乗し、韓国人乗務員も日本語・英語が出来るので特段不自由なこともなし。羽田の件もあったけど、往復どちらも非常口座席に座ると事前の説明と意思確認がきちんと行われていた。
欲を言えば受信のみの電子機器、特にGPSロガーの使用許可をお願いしたい。

大韓航空の航空券、今回は予約クラス「N」を使用。ツアー用IT航空券はたぶん全部Nクラスなんだと思うけど、これは自社のマイレージプログラム「スカイパス」70%加算
私がスカイチームの基軸にしているデルタ航空のFFPに加算出来ないのが残念だが、スカイパスの有効期限は10年間。家族間マイルの合算も出来るので、1回のペア旅行でハワイ州内のハワイアン航空特典航空券(1万マイル)往復1席をGETできる計算。そう考えると、ハワイリピーターの人にとって加算率の高い大韓航空という選択肢はありなのかもしれない。


デッキを後にして、第1ターミナルの国内線出発フロアへ。
往路同様、復路もIBEXエアラインズの小松線をANAのマイルで発券。









滑走路34Rから離陸

帰りもアイベックスボーイと一緒の旅
CAさん曰く「手塚治虫さんデザインなんですヨ」

 


航跡チェック。
IBEXエアラインズ搭乗の航跡は自前のGPSロガーで。

5/30 FW19 NRT-KMQ Bombardier CRJ-700 JA05RJ

34Rを離陸後、BOXERを通過しTETRA SIX DEPARTURE
各Waypointを綺麗にフォローしている

SOUKAを過ぎて都内上空でダイレクトYARIIの模様

YARII手前で小松アプローチのベクターでRNAV RWY24で着陸

成田出発を3Dで見る
ショートカットもなく綺麗にSIDをフォローして上昇している

小松空港に着いて荷物を受け取り、ハワイの旅が終了。

ハワイ懸賞当選という幸運に恵まれ出発した今回の旅。
久しぶりの海外旅行、久しぶりの海外ひとり旅は緊張の連続だったが、異国の地でしか得ることの出来ない“忘れかけていた刺激”と、我が故郷・日本の素晴らしさを改めて感じた旅だった。


まだ見てない日本もたくさんあるけど、まだ見てない国もたくさんある。
次の旅はどっちかな。でもその前に懸賞旅行を当てないとね。



(旅の総括編につづく…)
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