2014年7月30日水曜日

回想 北海道の旅(7月20日) 【すすきの発、札幌航空ページェント経由、千歳行】

(7月19日編はこちら)

7月20日、夜の雰囲気が漂う“すすきの”の朝。おはようございます。


早朝5時、さっきまで飲んでいたと思われるグループや、お仕事帰りのおねえさんたちが行き交う中をハトたちがお食事中。

我々もホテル近くの松屋で朝食。カウンターに突っ伏しながら注文を待つお兄さんの隣でネギトロ丼をかきこむ。
向かいのテーブルでは瓶ビールで迎え酒。若いって素晴らしい。


駐車場からレンタカーを出して、碁盤目状の道路をカクカクと進んで丘珠空港展望デッキへ。

オスプレイの周辺ではまだ会場設営中。準備の人たちもイロイロ忙しそうだ。



7時前には本日の撮影地点となる丘珠緑地公園へ。隊長とも合流し、3人で今日のキャンプ地に荷物を降ろす。

…でも、なにやら様子がおかしい。

丘珠空港へは15年ぶりとなるブルーインパルスの飛来オスプレイの展示、そして2年ぶりに開催されるこの盛大な航空ショーのはずなのに、この公園にはまだ誰も来ていない。
小松基地の航空祭を経験している私からすると、ここにもたくさんの人が詰めかけるはずだと思っていたのにちょっと拍子抜け。

7時をまわると人が集まりだしたが、レジャーシートに行楽用チェア、そしてテントまでアチコチで建ち始め、気分は欧米のノンビリエアショー。

「こんなに気の抜けた撮影でいいのかなぁ」といいつつ、隊長も丘の上で寝転んだまま機体にカメラを向けている。



撮影の機材も機動性重視&手持ち撮影に十分なもののみを持ってきた。これならいつもの撮影セットを持ってこればよかったと後悔。

ただ会場内は大混雑の様子。さすがに会場内では無理だろうが、この緑地公園では他の撮影者の邪魔になることもなく、十分なスペースを確保することが出来そうだった。

最悪の撮影環境に備えた結果、最高の撮影環境に対応できなかった私。
まあこういうこともありますわな。


この20日の「札幌航空ページェント」の詳細はブログ記事にしているので、よろしかったらどうぞ。

航空機が大集合&迫力の飛行展示! - 第28回札幌航空ページェント・観覧レポート(当日編)
http://whitewing681.blogspot.com/2014/07/sapporoairshow20.html






我々がその場所を動いたのはトイレに数回のみ。寝転んだり立ち上がったりを繰り返しながら、ショー終了後の17時頃まで航空機群を眺める。


各機体の帰投時にはアチコチで手を振る姿
クルーはちゃんと見てくれてますよ

入場者が追い出されたエプロン上にはオスプレイ2機のみが残され、自衛隊員と米軍・海兵隊員が機体周辺に集まって記念撮影&懇談タイム。

我々も懇談タイムへと移るため、本日の宿泊地「千歳」へ向けてレンタカーを走らせる。
空港営業所でレンタカーを返車し、ホテルに戻ってシャワータイム。

千歳駅ガード下の居酒屋で本日の反省会。
続けて駅前のラーメン店で二次会。
最後は駅のセブンイレブンで「白くまアイス」を買ってホームで三次会。


隊長はこのまま夜行列車で帰宅の途へ。
「北海道新幹線まで持つのかなぁ」と思われるようなボディに揺られてご出発。
ホームには浜茄子の香りではなく、DD51のディーゼルの香りがほのかに漂った。


友人とホテルに戻ってベッドでグッスリ。

明日は羽田経由で小松へフライト。
でももしかすると、明日が今回の旅行で一番興奮する日になるかもしれない。

(7月21日編に続く…)

2014年7月29日火曜日

回想 北海道の旅(7月19日) 【函館発、かにめし&オスプレイ経由、すすきの行】

(7月18日編はこちら)

7月19日、ドン曇りな函館の朝。おはようございます。


ちょっと小雨もパラついてきそうなお天気。でもお天気の文句を言ってはいけませんよ。

函館駅すぐ近くにある、定番すぎる観光地「どんぶり横丁市場」で朝食。
いつもながら「魚は富山がイチバン!」と思って店に入るが、ここ函館も新鮮で美味しい。




営業開始前のレンタカー店で車を借り、札幌までのドライブスタート。

当初の計画ではいろいろ立ち寄りする予定だったが、急きょ札幌航空ページェントへのオスプレイの参加が決まり、その飛来を見届けるためすべてスキップ。

しかし友人が「長万部の“かにめし”は外せないなぁ」というので、長万部にチラっと立ち寄り。




かなや“かにめし”をGETして一路札幌へ。
苫小牧手前では強い雨が降っていたが、千歳ぐらいから空模様はそれなりに。


休憩も取りながら車を走らせ、ブルーインパルスの予行フライトにはなんとか間に合った。
はじめての丘珠空港、周辺からの撮影環境はなかなかよさそうだ。

空港南側の丘珠緑地公園には、オスプレイを一目見ようとたくさんの人たち


この19日の予行フライト・オスプレイ飛来編はブログ記事にしているので、よろしかったらどうぞ。


オスプレイが北海道に初飛来! - 第28回札幌航空ページェント・観覧レポート(MV-22B飛来・ブルーインパルス前日予行編)
http://whitewing681.blogspot.jp/2014/07/sapporoairshow19.html


オスプレイの着陸は午後2時すぎ。
強風下&北側からの進入ではあったが、オスプレイの重厚なペラ音は拡声器から聞こえてくるシュプレヒコールのスキマから若干聞こえてくるだけだった。

ご近所のシェルティも、ご主人様とオスプレイ見学


公園での撮影を切り上げて、丘珠空港のターミナルへ。ここでいつもの滑走路探検隊長と合流。
夜行列車で札幌入りし、そのまま朝からターミナルの展望デッキフェンス際で立ちっぱなしの撮影だったそう。



空港を出て、ラーメン屋の看板を出す、焼肉がメインな店に入店。ノンアルコールビールとともに明日の観覧計画会議。
会場内は大変な混雑が予想されるため入場せず、先ほどの公園に朝7時前に集合することとし、隊長の宿まで車で送って一旦解散。

我々の宿はすすきの駅前で手頃な価格の宿をなんとか確保。3連休とあって通りは大変な混雑よう。
目覚ましを4時半にセットし、眠らない街すすきのを横目に早めの就寝。


明日はどんな航空機が見られるかな。

(9月20日に続く)

2014年7月27日日曜日

回想 北海道の旅(7月18日) 【小松発、ANA格納庫経由、函館行】

旅に出かけると書いている、気まぐれ回想記

メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ

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「マイルの有効期限がどんどん迫ってます」by JAL

今年は保有マイルに追われる年。

5月にANAのマイルを処理したばかりだが、JALからも期限が迫っているとメールでお知らせ。
(今年はイロイロ訳あって星組に乗りたいと思ってるんですがねぇ…ボソ)

そこでこのマイルをつかって、今回は北海道・札幌で開催される「札幌航空ページェント」という航空ショーへ。

昨年このショーへ初めて行ってみようと計画していたが残念ながら中止に。今年こそはと再計画しているところへ「ブルーインパルスが参加します」と嬉しいお知らせ♪

連休を含む行程ではあったが特典航空券は比較的すんなりと予約出来た。今回は国内2特典・4区間、しめて2万4千マイル。国内線でこれだけを一度に使うのはモッタイナイ気もしたが、繁忙期のパッケージツアーや早期購入割引航空券を買うことを考えても十分なマイル価値となった。
ホテルは3連休ということもあり結構タイトな残室だったが何とか手頃な宿を確保。レンタカーもお安くポチっと。


無事手配も完了してしばらくした頃に、ナント「オスプレイが参加します」というビックニュース。
ただでさえ3連休で混みあいそうなのに、人出が凄いことになりそうだなぁ。


こうして、2年ぶりとなる北海道の旅がスタートした。
(いちおう一般記事はですます調、回想・旅行記はである調でやってまス)

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旅の始まりは小松空港。(


まずは羽田空港へ飛び、そこから初めての訪問となる「函館空港」へ。航空ショーは札幌で開催されるが、いつも欲が出て足を伸ばせるところがないか探してしまう。

朝一のJAL便は9割以上の混み具合。ラッキーなことに隣席は空いているようだ。


機上の様子は動画で。





- Flight Data -
Date: Jul 18, 2014
Airline: Japan Airlines 日本航空 (JAL/JL)
Aircraft: Boeing 767-300
Registration No.: JA8398
Flight No.: JL1270

Origin: 小松飛行場(小松空港) Komatsu (RJNK/KMQ) Ishikawa, JAPAN
Spot/Gate: 6 (Domestic)
Departure: 0745JST
Take-off: 0753JST
Runway: 24
METAR: RJNK 172200Z 17003KT 120V210 9999 FEW060 BKN100 BKN130 24/22 Q1013 RMK 2SC060 5AC100 6AC130 A2993

Destination: 東京国際空港(羽田空港)
Tokyo International Airport(Haneda) (RJTT/HND) Tokyo, JAPAN
Runway: 34L
Landing: 0838JST
Arrival: 0842JST
Spot/Gate: 13
METAR:  RJTT 172330Z 10008KT 9999 FEW010 SCT015 BKN025 24/22 Q1012 NOSIG RMK 1CU010 3CU015 7SC025 A2991

上空では薄い雲のレイヤーが何枚かあり、地上の様子はあまり見えず。KCCとGAKKIを通って大島上空へ。ショートカットもなくほぼフライトプランどおりのルートだったと思われる。

上空から見えた空港は静岡空港のみ。でも浜松基地は見えていた可能性。ぐぬぬ…

雪のない富士山は、ちょっと色気に欠けるかな


せっかくの羽田経由、この乗り継ぎ時間を有意義に過ごす方法とは…やっぱりANA機体工場見学
今年5月には2度目のJAL工場見学に参加したが、今回も運よくANA機体工場見学の空席をGETすることが出来た。

今回、このANA機体工場見学のみの記事は作っていないので、この回想記の中でご紹介したい。


2回目の訪問となった今回は、見学コース内に3機の機体。うち1機はエアドゥ機というちょっと貴重なタイミング。
実は787納入2号機である「ボーイング787-8(JA802A)」が現在C整備中で入庫しているようだが、残念ながら隣の格納庫には行かないルートになっていた。

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見学中に撮影した写真インターネット・SNS等に公開する場合は、ANAによる事前確認が必要です。以下に掲載の見学中の写真ANA確認済みのものです。
(※2014年7月現在の規定に従い事前許可済み・ANAへ掲載予定サイト報告済)
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格納庫に入ると、787が出庫作業中(JA819A)

国内線で活躍する機体
18日午前だけの、わずかな入庫だった模様


「Boeing 777-200(JA703A)」

ファンブレードが取り外されたB777のエンジン






三輪車を使うのは転倒防止のため
道具やパーツが散らばると大変

各整備士のツールボックスがズラリ

「鉄翼の後輩はイロイロ手間がかかるのぅ」と、お空の先輩も見学中

あっというまの1時間30分。ありがとうございました。

檻の中の飛行機か、オリの中の人間か。

見学を済ませて再びモノレールに乗ってターミナルへ。簡単にランチを済ませ、そのままスススーッと出発ゲート前へ。

函館までの機材はボーイング777-200、この18日からこの函館線に投入される「JAL SKY NEXT」だ。

機内に乗り込むと黒い革の座席群。照明もLEDに変更され、まるで新造機の雰囲気。機内でインターネットが出来るWi-Fiインターネット接続もプレサービス中ということでひと足早く利用可能。

いつもの窓側に座ってセルフ翼端監視員としての業務がスタート。



離陸後はずっと雲上の人。青森上空で若干地上が見えたがすぐにディセントして雲の中。


雲の中を降下して海が見え、函館山をかすめてファイナルへ。
滑走路脇で離陸待ちするJAXAの実験機「飛翔(JA68CE)」の姿もちらっと。そのままドスンと函館空港に初着陸。

函館の猫①

降機の列が動くのを待っている時にCAさんから「新しい座席だったんですけど座り心地はどうでしたか?」と質問。
導入決定発表時には革製のシートに対して不安や否定的な意見も寄せられそうで、皮の匂いや座面のスベリ、汗がしっとりと残るのではなどいろいろ懸念はあったそうだが、その何れも感じられなかった。
早くJTA機材にも導入してほしいがグループ会社への導入はいつになるのやら。

函館VOR更新・停波中につき、中野VORが代替稼働中


ASRも元気に回転中

ギュウギュウ詰めのバスに乗って市内へ。夜行バス+JRで函館入りした友人とホテルで合流。
荷物を部屋に投げ込んで早速市内観光へ。

函館の猫②

函館の猫③

函館海上保安部所属の巡視艇「ゆきぐも」

まずは函館駅近くの岸壁で余生を過ごす青函連絡船「摩周丸」へ。
青函連絡船には廃止前にも乗ったことがなく、これが人生初の乗船だ。



飾り毛布展示
初期の連絡船の寝台室ではこのような飾り毛布をして乗客を迎えていたそう

通信室

摩周丸の無線室には、実際に電鍵が置いてあって打鍵体験ができた。
私もモールスを打てる無線技士免許を持っているが、なかなか綺麗な符号を作り出すのは難しい。

操舵室




いつまでも残っていて欲しい船だが、船体には痛みが目立った

続いて函館山へ。
タクシーに乗り込むとスグに運転手さんと話が盛り上がり、気づいたらメーター倒し忘れぇ。「いつも幾らぐらい?」と790円を支払って函館ロープウェイ乗り場着。


100万ドルの霧&強風
霧というよりも、雲の中といった感じ

頂上に着くと風が冷たく、霧がかかって視程が悪い。

この展望台で見かける観光客の多くが台湾人。北海道は台湾人にとって人気の観光地だ。またその多くが団体旅行ではない個人旅行客と思われる。






旧・操車塔
ここで路面電車のポイント切り替えを行っていた

「函館どつく前」行

下山して路面電車で函館駅前へ。

今日の酒場を探していると、居酒屋の前で可愛いお姉さんが呼び込み中。1ブロック行き過ぎたがどうしても気になってその店へUターン。
「男って単純」ぐらいに思ってるだろうなぁ。

ほろ酔いで店を出ると、夜間訓練の帰り道なのか、陸上自衛隊の車両群が市内を走行、隊員さんに手を振ってご挨拶。暗い中でもこちらの姿を見つけて振り返してくれる隊員さんたち。

明日は陸自のヘリもたくさん見られるかな。


(7月19日編へ続く)