whitewing681 YouTube Channel Blog: 3月 2015

2015年3月15日。愛知県にある航空自衛隊・小牧基地にて「小牧基地オープンベース 2015」が開催されました。

今回のブログでは、写真を中心にこのオープンベースの様子をレポートします。

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3月15日朝8時、愛知県小牧市にある「航空自衛隊・小牧基地」に到着。

当方にとって初めての小牧基地オープンベースへの参加ですが、今年は44年ぶりに「ブルーインパルス」が参加するとの事で、例年にも増して多くの来場者が見込まれるとの事です。

このバスは何だろな？

入場後、目指すは「管制シミュレーター展示」。

この航空自衛隊小牧基地には「第5術科学校」があります。これは自衛隊の航空管制官を養成する施設。

一般的に言う航空管制官とは国土交通省の職員。その教育は「航空保安大学校」で行われますが、同様に自衛隊が管制を担当する基地や飛行場の管制は自衛隊員が行います。そしてその隊員たちはこの「第5術科学校」で学んでいます。

自衛隊が管制を行っているこの小牧基地（県営名古屋空港）や小松基地（小松飛行場）などの管制官も、この第5術科学校で教育を受けたのです。

また、航空自衛隊のみではなく、海上自衛隊・陸上自衛隊の管制官への教育も行っています。

今回は飛行場管制（管制塔）のシミュレーターを使用した展示を実施。早速受付に向かうと私が1番乗り！

管制部隊のエンブレム展示

飛行場管制実習装置（シミュレーター）
3面の大型スクリーンに映し出されているのは…ナント小松空港

このシミュレーター施設があるは愛知にある“小牧”基地。スクリーンに登場しているのは、石川県の“小松”基地。

「昨日、北陸新幹線が開通しましたので、小松飛行場を準備しましたー！」

と、ここでも北陸新幹線フィーバーが波及しているようです。

飛行場灯火操作盤にも小松空港のデータが表示されている

「そして今日はブルーインパルスが小牧基地に帰ってきました。そこで今回は、ブルーインパルスをメインにした迫力のフライトを準備しましたよ！」

と、スクリーンの中でブルーインパルスを飛ばしてくれるようですヨ！

エプロンにはブルーインパルスの機体
精巧な機体データが収録されている

ちょうど外の開場ではオープニングフライトの真っ最中
施設内からは見れないのだが、シミュレーター上でそのフライトを再現してくれた

ブルーインパルスによるダーティーターン

このフライトデータ、デモ的なもので納入時にあらかじめ準備されたものかと思いきや、今回のオープンベースにあわせて教官が飛行データを一つ一つ入れて作成したものとの事。大変な作業だったとか。

「スモークなどの表示は管制技術の教育・習得には特段必要ないんですが、そこまでちゃんと再現できるんですヨ」と、第5術科学校自慢の施設だ。

チェンジオーバーターン

小松空港の空に伝説の五輪マークが！
これも教官たちがデータを入れて作ったそう

レインフォール

バーティカルキューピット

ちょっとスモークが長いぃー

スタークロス

F-15がお別れの挨拶。飛行速度はナント9km/h！
スピードブレーキやギアの展開なども再現できる

後方では教官がパイロット役となって教育が行われる

航空自衛隊の管制官になるには、まず航空自衛隊に入隊し、選抜を受けることが必要。航空保安大学校のような「管制官になるための採用試験」とは少し異なります。もちろん志願も出来るそうですが、こちらもやはり狭き門だとか。

貴重な施設をいろいろ見せていただきありがとうございました。

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ここで外に出てエプロン地区へ向かいます。
会場上空では能力展示飛行の真っ最中。