2016年6月1日水曜日

回想 ハワイの旅(5月26日) 【IBEX・大韓航空搭乗・ホノルル空港到着編】(2)

(回想 ハワイの旅 【懸賞旅行に当選した話・旅の準備編】(1)はこちら)


5月26日、旅の始まりは…小松空港

今回当選したハワイ旅行は成田空港発のツアー。そのため集合場所までの国内移動は自己負担。国内線追加プランもあったけどお値段高め。ANAのマイルで発券したIBEXエアラインズの小松-成田線で向かうことに。


「お乗継はありますか?」とカウンター嬢。
預け入れ手荷物だけは小松からホノルルまでスルーチェックインできるのだが、あいにく大韓航空側のEチケット控えは成田空港のツアーカウンター渡し。旅行会社からPNR予約番号も事前に教えて貰えなかったので自分で印刷することもできず、荷物は一旦成田空港で受け取ることになった。

大韓航空国際線とIBEX国内線(ANAコードシェア便名で予約)はいわゆる「別切り」な航空券で連帯性はないが、事前にANA側には国際線の接続便を連絡済み。ANA側でもMCTを確認してくれ、一手間加えることで万が一の接続時には力になってくれる可能性を残しておく。


IBEXエアラインズへの搭乗は2回目。そしてこの「CRJ-700 NextGen」には初搭乗。
小さな機体に搭乗橋が接続され、さらに小さな橋を渡って機内に入る。



FW18(NH3118) KMQ-NRT JA05RJ




アイベックスボーイといっしょの空の旅

Direct KOHAKを貰っているようで、眼下にはヒスイ海岸と越中境PA
しばし故郷富山とお別れ


鹿島港上空から一旦太平洋上へ

AA153(ORD-NRT) Boeing 787-8 N807AAに続いて成田のシーケンスへ





今回もやります恒例のGPS航跡紹介。

5/26 FW18 KMQ-NRT JA05RJ

GINJO TWO DEPARTUREはHAKUI手前でDirect KOHAK

KOHAKからY30のDOVER手前までプラン通りに進み、ILS Y RWY16Lで着陸へ

広い成田空港、歴史的事情があって曲がり道くねくね

成田到着経路を3Dで


成田空港・第一ターミナル・南ウイングに到着。
荷物を受け取って北ウイングへ。
只今16時、ツアーカウンター集合時間は18時40分。一応カウンターを覗いてみたがまだ係員の姿はなし。

ここで日本円をドルに両替。
アメリカはご存知のとおりクレジットカード社会。基本的にはドリンク1本でもカード決済の予定だが、バスやら食事以外のチップは現金が必要。
あまり事前の両替はしないんだけど、今回はホノルルのホテル到着後すぐローカル路線バスに乗りたいので、そのための現金を作っておく。

りそなのレートは1ドル=111.70
ちなみに東京三菱UFJが最も悪くて112.34だった

とりあえず30ドル分をすべて1ドル札で。コインは15年前のアメリカ旅行の際のものを持参。
レートは到着フロアの「りそな銀行」がとりあえず一番よさそう。っていっても差は1円もないし、1円違ったところで30ドルなら30円。神経すり減らしてまで歩き回る必要もない。
30ドル以上の現金はたぶん要らないと思うけど、どうしても必要となれば現地ATMでのキャッシングが一番お得。緊急時には日本円の現金をそのまま持っていればなんとかなると思う。

昔は非常用の日本円などは保険的意味合いを兼ねてトラベラーズチェックに変えたりしていたが、現在日本国内では新規の発行が行われなくなった。
以前からもそうだったが、海外旅行ではクレジットカードの利用が必須となっている。

クレジットカード、出来れば2種類以上を準備したい。
20年前にヨーロッパを旅行した際、同行者のカードが磁気不良で使えず、みんなでお金を工面してあげていた。
今回はVISAとMASTERを何枚か持って行ったが、MASTER CARDの方が若干ながら交換レートが有利だと思う。


荷物を転がしながら展望デッキへ。
天気もよく、ここで飛行機を見ながら時間を潰す。


UAがズラリ
北ウイングにはDLも多数いて、NRTが両社にとって重要なハブとなっている

17時の定時訓練か、消防による放水も




出国前、最後の日本食

時刻は18時、集合カウンターを覗くと既に係員の姿。
お待ちかねのEチケット控えを受け取ってコリアンエアーのカウンター「D」へ。


セルフチェックイン機を使ってみるもESTAの有効性確認があるからか北米便は途中でNG。
係員に連れられて有人チェックインカウンターへ。座席は既に通路側が指定されていたが久しぶりの国際線なので窓側への変更を依頼。

ここでオッサン一人旅にコンピューターが怪しいと反応したのか、「SSSS」と印字されたボーディングパス。これを頂くのは15年ぶり2回目。

SSSS頂きましたぁー

これは北米線で行われる「無作為抽出であなたが選ばれました。搭乗前にもう一度セキュリティー検査をしますネ」というメッセージ。
面倒ではあるけれども、ファーストクラスのお客よりも先に機内に入れる魔法のキーワード。

それは分かったからサ、俺のボーディングパスに汚い丸しないでぇー


搭乗機は北ウイング最後の出発便

CIQエリアは撮影禁止、写真はここまで

6年半ぶりの出国印がパスポートにポン。
まだ2時間もあるので広い第1ターミナル探検を開始。免税店の化粧品と香水が混ざった匂いがプンと漂う、海外旅行独特の香りの中を進む。





本日の搭乗機はKorean Air A330-300 HL7720

ゲート前には本日の搭乗機。
ICN-NRT-HNLKE1便として飛ぶ路線で、私が搭乗するのはその以遠権部分。
大韓航空には初搭乗。当選したツアーでは利用航空会社を選ぶ事はできず、ホントは米系がよかったけど…何事も経験です、ハイ。

搭乗開始を前にゲートから名前の呼び出し。さっそくSSSSホルダーの搭乗前検査がゲート内で行われる。
手荷物の目視検査と金属探知機によるボディーチェック。これを済ませると誰もいない搭乗機に一番乗り。


アサインされたシートは非常口座席の窓側。
トイレへのアクセスが容易だけれども、制約も多いこの座席。離着陸時にモニターは展開できないし、テーブルは狭いし、小物を入れられる網ポケットもない。
長い国際線搭乗のポイントはいかに快適に過ごすか。一人旅なら非常口座席窓側をチョイスするべきか素直に通路側に座るか、非常に悩ましいところだ。

座席に座ると韓国人CAさんが英語で非常口座席のご説明。続けて2人のCAも次々と説明にやってくる。「Youが3人目だよ。」なんて言いながら、手渡される安全のしおりに目を通す。

座席にはAC電源とUSB端子。持参したケーブルでスマホの充電を済ませる。
ほか枕・ブランケット・ヘッドセット・小さなボトルウォーターが椅子に置かれている。といっても入れる網ポケットもないのでとりあえず荷物棚に放り込む。


さて、航路GPSロガーファンにとっての大韓航空搭乗のデメリットをひとつ。
電子機器の使用について、カメラや機内モードのスマホなどの使用は問題ないのだが、電波の送信はもちろん受信のみの機器についても使用が制限されている。
冊子にGPSロガーの明示はないものの、AM/FMラジオが禁止と表記されている以上、同じ受信機の類としてGPS受信はあきらめざるを得ない。事前にWEBサイトの記載を探したが、機内での電子機器の使用に関する説明は見つけられなかった。

ラジオ受信・GPS受信に関しては許可されている他のエアラインもあるので、今後の改善に期待したい。

電波を受信する機器の使用はNG

搭乗機は5分早くゲートを離れ、長い滑走ののち16Rから離陸。
夜の関東の景色を…と思ったが、夜の機内からの写真撮影はホント難しい。

スマホでかろうじて撮れた離陸時の夜景

離陸後はコトコトと揺れが続きベルトサインが消えたり点いたり。揺れが収まったところで最初のドリンクと世界一有名なナッツの配布。

機内モニターはビデオオンデマンドのシステムを搭載。日本語での表示は出来るが特に見たい映画や番組もなく、ずっとフライトマップを表示。
以前乗ったアシアナ航空でもそうだったが、韓国エアラインが力を入れている(?)誤った地図が表示されるマップ。わざわざメーカーに発注したのだろう。


地図に間違い発見
そんな名前の島はありません

隣に座ったのはハワイ在住のお嬢さん。挨拶を交わし、機内食開始までハワイでのおすすめスポットやUBERの使い方などのレクを頂く。
国際線ではこの隣席の乗客とのコミュニケーションが重要。今回は非常口座席なのでそれほど心配はないが、トイレに立つときなどはお互いの協力が欠かせない。

離陸して約1時間後の日本時間22時39分、お待ちかねの機内食
メニューは「ビーフ」「チキン」のほか「ビビンバ」もチョイスできるバラエティ豊かなラインナップ。
往路ではビーフをチョイスし、ビールは日本のスーパードライを頂くことに。


美味しく頂いたところで機内は就寝モードへ。窓のシェードを下げるよう指示が出る。


消灯前にスマホのSIMをアメリカ旅行者向けプリペイドSIM「ZIP SIM (旧・Ready SIM)にチェンジ。

アメリカでも日本同様にスマホによるネット接続を行うためこのZIP SIMを購入。アメリカから直接購入することもできるが、送料等を考えても日本で輸入・販売しているショップから買った方がお得。
今回は「7Day用/アメリカ国内無料音声通話/SMS/500MBのデータ通信」でお値段2780円。
オット、SIMロックされた日本のキャリア端末ではそのまま使うことは出来ないので注意してね。

※このZIP SIMについては別途ブログで詳述。

就寝前に「ZIP SIM」をスマホに挿入

あとはハワイ到着後にAPN設定と、SMSでハワイの郵便番号を7850に送れば設定完了。
旅行中もネット接続できるとなれば、強力な旅のサポートツールになってくれると思う。

有名なナッツをツマミに就寝

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グッスリとはいかなかったけど、ウトウトの繰り返しで合計2時間も寝たのかな。
機内の明かりが順次上げられて、窓を開ければすでに青空。
日付変更線を超えて再び5月26日の朝。


夕食よりもひと回り小さなトレイに乗せられた朝食が配られる。乾燥した機内では、瑞々しいカットフルーツがとてもおいしい。



いよいよハワイ諸島に差し掛かり、降下を開始。
まずは翼下にニイハウ島が見えてきた。

第1発見ハワイ諸島は「ニイハウ島」

続いてカウアイ島

カウアイ島・太平洋ミサイル試射場
Barking Sands Pacific Missile Range Facility Airport (BKH/PHBK)

ホノルルのあるオアフ島が見え、島の手前でワンサークル
翼端からはベイパーがピューっと


Kalaeloa Airport John Rodgers Field (JRF/PHJR)
あのソーラーインパルス2が県営名古屋空港を飛び立ったのちに降りた、
オアフ島郊外にある空港



GPSロガーの使用はできなかったが、Flightradar24FlightAwareによる航跡データを利用して航路紹介。
世界のフィーダーに感謝。

フライトプランは
CUPID3 CUPID Y808 ALLEN Y812 SCORE OTR11 AVBET OTR11 LEPKI 3700N/16000E 3600N/17000E 3300N/18000E 2900N/17000W DANNO BOOKE 
として提出された模様。

実際の飛行経路は…

5/26 KAL1 NRT-HNL Airbus A330-300 HL7720
※フィーダーによる受信データのない福岡FIR部分は直線距離を描画

CUPID THREE DEPARTUREで出発
ショートカットを貰ったのか、SCORE-AVBETへ
AVBET周辺でフィーダーによるレーダーロスト

ハワイ諸島ではDANNO周辺からフィード開始
BOOKE EIGHT ARRIVALでオアフ島へ

ILS RWY 8Lでの着陸と思われ、SELICへベクター
RODAW前でワンサークルして着陸




ハワイ時間で5月26日・午前9時27分にホノルル国際空港に到着。

初搭乗のコリアンエアー、特段問題もなく快適に過ごすことが出来た。もう少しリクライニングしてくれるとありがたいが、エコノミーなんだから仕方ない。
今回座った非常口座席はトイレのすぐ隣にあり、しばしばトイレ待ちの行列に取り囲まれたが、CAによるトイレチェック・清掃消臭作業が頻繁に行われていたのが印象的。クルーは堅苦しくないというか、JAL/ANAにはない軽快さというか。まあ、アリなんじゃないでしょうか。
機内食も美味しく選択肢も多い。復路はぜひともビビンバを試してみようと思う。

隣のお嬢さんと、向かいに座っていた韓国人CAさんにご挨拶して降機。CAさんは1泊して明日の成田便に乗務するそう。「Oh!YouそれじゃあBeachに行けないネ。」



飛行機を降りてスマホを再起動。

うまくSMSが送れなかったが、ほどなくして「Youの電話番号はコレだYO」とSMSが届く。当該地のZIP CODEを7850宛に送るとそのエリアの電話番号が付与されるが、送らなくても電源ONからしばらくすると自動的に割り当てられ通知される。
そしてAPNを設定後、ほどなくしてデータ通信も開通。

電話番号も無事割り当てられ、ネット接続も完了

この先にCIQエリア

イミグレーション前は到着客で混雑しているが、初めてのESTA利用者は列が区別されそれほど長くない。
簡単な質問と全ての指紋採取・顔写真の撮影を終え、「StampはPage9にPlease!」と入国のハンコをポン。目出度く15年ぶりのアメリカ入国となった。

バゲージクレームから荷物をピックアップし、税関検査もスイスイ通過。グループ出口で現地ツアー会社の係員に荷物を渡して全員揃うのを待ち、送迎バスに乗り込む。



車内では滞在中の説明と、最終日の集合時間が通知される。
29日は午前11時10分発のフライトに対して、ロビーに7時20分集合。予想より早めの集合時間にちょっとガッガリ。個人旅行ではないのでこの辺は仕方がないね。

11時30分すぎ、今回の滞在ホテル「ワイキキ・サンドビラ・ホテル」に到着。チェックインは予定より2時間早い13時すぎにはキーの発行が出来るようだが、荷物を預けて早速行動開始。

今日のうちにパールハーバーを訪れておけば2日目以降の行程に余裕が。早速Google Mapを起動してオアフ島のローカル交通「The BUS」の停留所へ。


睡眠不足もどこへやら、初日からこんなに飛ばして大丈夫かなぁ。

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