5月28日、ハワイ懸賞当選の旅3日目の朝。おはようございます。
さっきまで雨が降っていたようで、道路を見ると濡れている。昨日よりも雲が若干多めのハワイの空。
でもお天気の文句は言わないのよ。初日もそうだったが、ハワイの天気は本当に変わりやすい。
朝6時にホテルを出て、向かうはワイキキビーチ沿いのパンケーキの店へ。
昨日行列が出来ていて、何だろなと調べた店。
ワイキキビーチのパトカー群 |
開店は6時、現在6時30分。すでに…満席。店の外には行列が。
そんな行列もスイスイと店内に吸い込まれ、並び始めてから20分ほどで目の前に朝食が運ばれてきた。
名物のパンケーキを食べようと思ったけど、お店の前の看板にあった「Today's Special」のフレンチトーストをチョイス。男って特別に弱いのヨ。
マンゴーにホイップクリームたっぷりの甘々フレンチトースト。ボリューム満点で食べきれるか心配だったけど美味しく残さず頂く。
店を出るとさらに行列が伸びていて、朝イチの大通り一番の人気店だ。
Eggs 'N Things |
この木なんの木ふしぎな木 |
ワイキキビーチからホテルに戻って時刻は8時。
今日の午前は「小型機操縦体験・遊覧飛行」を行うため、遊覧飛行会社の送迎車がホテル前までお迎えに。
ホノルルでは3社の日本人向け遊覧飛行会社があるが、今回は「Noah Flying(PACIFIC AIR CHARTERS)」さんをチョイス。※2018年現在は遊覧飛行のみ実施の模様
ホノルル到着日にさっそく電話で予約。翌日の金曜は満席だったが、この土曜日朝イチの1枠を押さえて頂いた。
ホノルル到着日にさっそく電話で予約。翌日の金曜は満席だったが、この土曜日朝イチの1枠を押さえて頂いた。
ホテルまで迎えにきて頂いた男性が、今日担当して頂く日本人飛行教官。
教官とともにホノルル国際空港の小型機エプロンへ。
教官とともにホノルル国際空港の小型機エプロンへ。
本日の搭乗機、CESSNA 172S SkyHawk SP N402DJ 今回この会社を選んだ理由はこの「高翼機」 翼下の景色がよく見える |
今回は45分の「単発機・体験操縦コース」をチョイス。お値段198ドル。
ホノルル国際空港を離陸後、ワイキキ・ダイヤモンドヘッド・ココヘッド・カイルアビーチを往復するのが基本のコース。お値段もリーズナブルでオススメです。
上空のトラフィック状況にもよるが、希望があれば多少のコースアレンジも可能との事。
「何か見たい所とか希望はありますか?」との問いに「あのぉ…ココヘッドVORTACで1ホールドしてください!」と、これまたマニアックなお願い。こんなお願い、フツーしないよね。
しかし、教官の口から驚きの言葉が。
「飛行機がお好きなんですね…それならばカラエロア空港に立ち寄りましょうか。でも基本コースは一部カットになりますヨ」
ナナナント!ホノルル国際空港の西側にあるカラエロア空港に着陸することに!
日本で昨年話題になったあの「ソーラーインパルス2」が県営名古屋空港を離陸し、その後ハワイ・オアフ島に着陸。その際に使用されたのがこのカラエロア空港だ。
ご提案に大賛成、宜しくお願いします!
上空のトラフィック状況にもよるが、希望があれば多少のコースアレンジも可能との事。
「何か見たい所とか希望はありますか?」との問いに「あのぉ…ココヘッドVORTACで1ホールドしてください!」と、これまたマニアックなお願い。こんなお願い、フツーしないよね。
しかし、教官の口から驚きの言葉が。
「飛行機がお好きなんですね…それならばカラエロア空港に立ち寄りましょうか。でも基本コースは一部カットになりますヨ」
ナナナント!ホノルル国際空港の西側にあるカラエロア空港に着陸することに!
日本で昨年話題になったあの「ソーラーインパルス2」が県営名古屋空港を離陸し、その後ハワイ・オアフ島に着陸。その際に使用されたのがこのカラエロア空港だ。
ご提案に大賛成、宜しくお願いします!
さっそく機内に乗り込み、操縦についての講習会。
ひととおりの操縦操作の説明ののち、いよいよエンジン始動。
教官が無線でクリアランスを貰っていざ滑走路へ。
待機中も目の前の滑走路では大型機が離着陸 右端の白い塔はホノルルVORTAC |
謎のコブ付きガルフさんが離陸…何してるの? |
参考:ホノルル国際空港ADチャート |
ATISを聴いてクリアランス周波数で出発のリクエスト&スコークをセット 教官が手際よく周波数をセットしながら入れ替えていく |
727も見られるホノルル空港 特にこの小型機・貨物機エリアはバラエティ豊か |
誘導路C・F、滑走路4Rをクロスして滑走路4Lへ |
METAR PHNL 281853Z 15006KT 10SM FEW026 SCT044 SCT065 26/19 A3004 RMK AO2 SLP172 VCSH NE AND E T02610194
滑走路4Lにラインナップし、ホノルルタワーから離陸許可。
教官の指示通りにスロットルを入れて加速、滑走速度が段々と早くなり、指示に従いゆっくりと操縦桿をひくと…飛んだ!
「あの山を狙って1500フィートまで上昇してください」と、指示に従い飛行機を上昇させる。指定されたVFRのデパーチャーはパンチボールデパーチャーと呼ばれるようだ。
今は私が操縦しているが、ちゃんと教官のフォローつき。初めてでも安心だ。
ラダーも使いながらダイヤモンドヘッドまで1500ftを維持。
所々操縦を交代してもらいながらカメラでの撮影も忘れずに。実に楽しい空の旅♪
VFR DEPARTURE PROCEDURE 「Punchbowl Two Departure」で出発 |
あいにくワイキキビーチの海岸線上空はトラフィックの都合からか、管制官から許可が出ず。こういう事もあるそうなのであしからず。
ダイヤモンドヘッドの内陸側を飛んで次はココヘッドへ。
このココヘッドには航法施設「ココヘッドVORTAC」の姿。航法マニアとしては外せないポイントだが、残念ながら地上から見る事は出来ない施設。
そんなVORTACを真下に見ながら、教官の操縦で360度ターン。
KOKO HEAD VORTAC(CKH) ここから距離と方位を知らせる電波が出ていて、航空機の飛行には欠かせない航法施設 |
ココヘッドの東側には、昨日訪れた「ハナウマ湾」
空からみるハナウマ湾の青さがス・ゴ・イ!
ハナウマ湾を上空から 青い!! |
「気分はどうですか?酔ってませんか?」と教官。
今回のフライト前、念のため酔い止め薬を飲んでおいた。過去に何度か小型機のセスナ206やパイパーなどに搭乗したことがあるが、小型機独特の揺れで酔った経験も。
念のため服用しておいた薬がバッチリ効いている(プラシーボじゃないよね…)。
ワイマナロビーチ |
遠くに見えたMarine Corps Base トラフィックアドバイザリーを求めるも…お休みの模様 |
基本コースをアレンジして頂いたため、ココヘッドを過ぎたら一路カラエロア空港へ。
「(私)さっきから高度を維持するのが難しく感じます。」
「(教)トリム使ってないからですよ。どうぞ使ってみてください。」
なるほど確かに。操作して改めて分かる飛行の仕組み。空を飛ぶってホントに楽しい。
いよいよ滑走路へアプローチ。ここでは着陸にトライしてみる。
METAR PHJR 281853Z 16007KT 10SM FEW033 27/20 A3006 RMK AO2 SLP184 T02670200=
滑走路4Rへ向けて降下 |
教官の指示のもとショートファイナルへ機首を向け次第に降下。
「操縦桿ひきますか?」
「まだまだ…ここでひいて」
ゆっくりと操縦桿を引き上げて…着陸!
誘導路C・C2を通って駐機場エリアへ |
参考:カラエロア空港ADチャート |
駐機場の片隅には多数の航空機・軍用機。
どうやら軍の博物館「Naval Air Museum」の展示物として退役した機体が置いてあるようだ。
F-4やP-3Cにヘリコプターの数々。ATIのDC-8も置かれている。
フロートつきのセスナ208 |
上空はホノルル国際空港へのアプローチコース 往路フライトの機内からもこの空港が見えていた |
しばらくの駐機ののち、エンジン再始動。誘導路B4・4を経由して滑走路22Rへ。
再び離陸操作をトライ。大丈夫、教官が補助してくれてますから。
滑走路22Rを離陸後、ライトダウンウインドを経由して上昇 |
機体右側から風に押されているのが分かる。ラダーで調整しながら針路を維持。
そして教官がホノルル国際空港のアプローチにコンタクト。
複数の着陸機があり待機の指示。2000ftに小型機、その上2500ftでホールド。
眼下にはパールハーバーが見えている。
ホノルル国際空港へ向けて進入するJAL Boeing 777-200ER JA702J |
地上に見える高架橋ラインは建設中の鉄道路線 「Honolulu Rail Transit」 |
車両基地も完成 先日車体のお披露目も実施され、日本でも話題となっていた |
戦艦アリゾナ記念館とモニュメント群 今でも沈んだ艦から油が漏れ出ているのが分かる 右下にチラリと見えているのが戦艦ミズーリ |
しばらくの上空待機ののち、ホノルル国際空港へ進入開始。
滑走路4Lへの進入時、ホノルル空港の西側エリアにあるヒッカム空軍基地が見える。
ここホノルル国際空港は軍民共用の空港。平日にはF-22戦闘機などが訓練を行う様子も見られるそうだ。
トラフィックパターンに入る直前、混雑しているため管制官からショートアプローチの指示。操縦は教官にまかせて私は撮影に集中夢中。
PHNL 281953Z 19009KT 10SM FEW033 SCT039 SCT049 26/21 A3004 RMK AO2 SLP172 TCU DSNT SW T02560211
離陸時同様、滑走路4Lに着陸。
誘導路E・Cを経由して小型機エプロンへ。
滑走路を出て駐機場へスポットイン。
ヒッカム空軍基地を上空から |
トラフィックパターンに入る直前、混雑しているため管制官からショートアプローチの指示。操縦は教官にまかせて私は撮影に集中夢中。
PHNL 281953Z 19009KT 10SM FEW033 SCT039 SCT049 26/21 A3004 RMK AO2 SLP172 TCU DSNT SW T02560211
ショートアプローチで滑走路4Lへ |
離陸時同様、滑走路4Lに着陸。
誘導路E・Cを経由して小型機エプロンへ。
またこんなの撮ってる… 滑走路4RのILS/グライドスロープアンテナ |
エクストラ300が離陸 何かアクロ見せてー |
滑走路を出て駐機場へスポットイン。
フライトは最後の待機もあって45分を少しオーバー。とっても楽しい小型機操縦体験もこれにて終了。
…ってまだまだヒコーキファンの興奮時間は続きます。
駐機場からオフィスへの道中、小型機・貨物機エリアを車で走行。もちろん制限エリア内。
飛行機好きにはたまらない、車内から大型貨物機の大接近撮影タイムだ。
UPSのジャンボもこの近さ |
謎のコブ付きガルフストリーム、パート2 |
小さいFedExの飛行機 離島の多いハワイならではの機体 |
KAMAKA AIR Douglas DC-3 (N9796N) まだまだ飛べる現役の機体だ |
途中、FedExのMD-11がプッシュバックするためエプロン上で待機 |
オフィスで手続きを済ませてドリンクを頂く。「フライトの後のジュースは美味しい!」と教官もひと息。
僅か45分のフライトでしたが、とっても楽しい時間。正直もう少し長くても良かったかな。
体験に際し、当然ながら飛行機に関する知識など不要。
教官による指導の下で操縦、その操縦に疲れたら遊覧飛行に切り替え。私も操縦していた時間は半分ぐらい、残り半分は景色に夢中だった。
今回のNoah Flyingさんでは操縦体験を伴わない遊覧飛行のみのコースや、他島訪問のアレンジなども可能。単発機コースでは今回搭乗のセスナ172Sを使用、高翼機ならではの地上ウォッチングを楽しめるのではと思う。もちろん双発機でも遊覧飛行・操縦体験が可能だ。
オット、酔いやすい人は酔い止め薬を忘れずに。そしてスケジュールにも余裕を持って、前の日は飲みすぎず早めの就寝を。
私は到着日に予約したが、出来れば早めの予約がよさそう。基本コースや各種プランなどはWEBサイトを確認してほしい。
教官・スタッフの皆さん、今回はお世話になりました。またぜひ次回もチャレンジしてみたいと思います。
※2021年現在、小型機操縦体験コースは実施されておらず、
遊覧飛行のみ実施している模様
遊覧飛行のみ実施している模様
「(教官)お疲れ様でした。じゃあワイキキのホテルまでお送りしますね」
「(私)いやあの、ゲート出入口のラグーンドライブ南端駐車場で降ろして貰えますか?帰りは自分で何とかしますので…」
ホノルル滞在最終日の午後、まだまだヒコーキな時間は終わらない。
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