2015年5月30日土曜日

富山県警ヘリ“3代目つるぎ”(JA139T)による「はん濫河川吊り上げ救助訓練動画」を公開

5月30日、常願寺川河川敷において「富山市水防訓練」が実施されました。

この訓練では水防工法訓練のほか、「ヘリコプターによる吊り上げ救助」が実施され、富山県警察ヘリコプター「つるぎ」が参加しました。

この富山県警ヘリ「JA139T」は、2代目つるぎ「JA6769」の後継機として昨年(2014年)11月に正式に「3代目つるぎ」として就役。当チャンネルでも2代目・3代目の両つるぎを追いかけてきました。
※富山空港に初飛来した際の動画はこちら [新・富山県警ヘリ“つるぎ” 富山空港初着陸] Toyama Police AgustaWestland AW139 JA139T LANDING TOYAMA Airport 2014.10.10

以降、警察業務や救難救助活動で活躍する「3代目つるぎ」ですが、関係者によると今回が初めての「公開訓練展示」となった模様です。
もちろん当チャンネルでも、3代目つるぎによる初の訓練活動収録となりました。

まずはその訓練の様子を動画でご覧ください。





- Flight Data -
Date: May 30, 2015
Airline: Toyama Police Aviation 富山県警察航空隊
Aircraft: AgustaWestland AW139 "Tsurugi" つるぎ
Registration No.: JA139T
Flight No.: VFR

訓練は「はん濫注意水位を超えた常願寺川において、釣り人1名が中州に取り残された」と想定し、ヘリコプターの出動を要請。

通常は富山県消防防災ヘリコプター「とやま」(JA6768)の出動となる訓練場面ですが耐空証明検査実施につきお休み中。おなじく富山の空を守る「つるぎ」が出動となりました。
(耐空検査実施中は県警ヘリのほか隣県の防災ヘリ(北陸3県消防防災ヘリコプターの運航不能期間等における相互応援協定等)や海上保安庁などと連携して防災対応が行われます)

そして訓練開始中「おやっ!?」と思った方は「つるぎ&とやま」フリーク!

ホイスト装置によって降下し、救助にあたるオレンジ色の制服に身を包んだ人は消防防災ヘリ「とやま」に搭乗している救助隊員。

県警ヘリに搭乗する救助隊員は通常「広域緊急援助隊」の隊員など警察官から選ばれますが、今回は富山県警察航空隊と富山県防災航空センターとの合同訓練として実施されました。
防災航空センターの方によると「県警ヘリに防災航空センターの隊員が搭乗しての実活動も行っていますヨ」との事。
初めて合同訓練を収録する機会となりました。


それでは動画を写真で振り返ります。

県警ヘリ「つるぎ」が訓練会場に進入
初めて聞く3代目つるぎのサイレン音

救助を待つ要救助者

ダウンウォッシュで砂埃が舞い上がる

県警ヘリから、富山県防災航空センターの隊員が降下

「ゲホンゲホン…早くしてー」


スリング装着完了、再びつるぎが進入

要救助者を無事収容
 

最後にチョットだけ機動飛行展示も

県警ヘリの訓練展示は消防防災ヘリに比べて機会が少ないのですが、就役から約半年後に見る事が出来ました。



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さて、訓練を終えたつるぎを追いかけて富山空港に隣接する県警ヘリパッドへ。そこには着陸したばかりの「つるぎ」の姿がありました。



給油作業につづき、富山県防災航空センターの隊員も加わっての清掃作業。
普段あまり目にすることのない、合同訓練後ならではの光景ですね。



機体は格納庫へ

格納庫の片隅には…

2代目つるぎ(元JA6769)の姿

元JA6769・2代目つるぎとならんで格納庫へ。
退役・抹消登録後はこの格納庫の片隅で過ごしているようですが、今後の去就が気になりますね。



以上、富山県警察ヘリコプター「3代目つるぎ」による、救助訓練展示レポートでした。

2015年5月21日木曜日

回想 東京・千葉の旅(5月17日) 【レッドブルエアレース観戦2日目編】


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5月17日、太陽光が眩しい朝。おはようございます。


朝食を食べて支度し、8時30分にホテルをチェックアウト。
今日もエアレース観戦。大井町から海浜幕張へは「りんかい線経由」で向うのが一般的だが、ちょっと試したいことがあって、あえて東京駅経由で。





下車したのは「有楽町駅」

東京駅経由で海浜幕張に向かう場合、地上のホームから京葉線のホームへ向かう必要があるが、ホームは大深度地下にあるのでこの距離がすんごく長い。JRでは、新幹線から乗り継ぐ場合「20分の接続時間が必要」としている。

そんな京葉線ホーム、地理的には有楽町駅から京葉線ホームへ向かうルートが近く、JRも特例をもって対応している。
改札できっぷの回収・ICの精算がされることなく、そのまま東京駅に向かう事ができるのだ。

ルールの存在は知っていたが、今回これを初めて試すことが出来た。

有楽町駅に掲出の案内ポスター

京橋口の改札で係員より証明書を受け取る

国際フォーラムの中を抜けて…

京葉線ホーム最寄の改札に到着

有楽町駅改札から東京駅・京葉線ホームまで約5分ほど。

今回はりんかい線に乗っていた場合よりも到着が16分遅い1本後の快速への接続となったが、着席することが出来た。
運賃はIC利用で「りんかい線経由」が778円、東京駅経由は712円。(りんかい線部分は他社線となるため、運賃が割高となる。)

機会があれば試してね。


海浜幕張駅構内のNEWDAYSもレッドブル仕様

今日飛ぶのはこちらのJA11DBではありませんヨ

携帯各社が移動基地局を展開

歩く事25分、会場に到着。
本日はBエリアでの観戦。昨日のAエリアよりもコース全体が見渡せていい感じ。
今日は暑くなりそうだ。

(エアレースの詳細・ルールは本家WEBサイトに譲り、写真は室屋さん中心で。)


会場中央付近にはレースコントロール用のタワー

まずはチャレンジャークラスの決勝が行われる

海上保安庁の巡視艇 PC-57「たかたき」もレース観戦?

昨日同様、ハイドロフライト・ジェットデッキのパフォーマンス

そして時刻は13時。決勝レース「ROUND OF 14」が始まった。
室屋さんは第3組、Martin Sonka選手との対戦。

すると隣のママさんグループが「室屋君!室屋君!」とテンション高め。お話を伺ってみると大学時代の同級生だそう。
話を聞いているうちにこっちまで同級生気分で、私も「室屋君来ましたよ!」と一緒になって応援。

室屋さんの決勝フライトが開始
スモークオン!





タイムは…50.779秒トラック最速レコードでゴール!
会場からは大歓声&大興奮!これはすごいぃー!

一方、対戦者のMartin Sonka選手は52.753秒+ペナルティ2秒の結果。
室屋さんが次のステージ「ROUND OF 8」進出!

いやぁ凄い速さでした。次もがんばってー。

Francois Le Vot選手が第4ゲートをパイロンヒット!

萎むパイロン

パイロン修復チームが駆けつけて…

空気が入れられ…

はい元通り

「ROUND OF 14」終了後、千葉市方面から突如現れた2機のヘリ。
千葉市消防航空隊によるデモンストレーションがはじまった!


「おおとり1」(JA03CF)と「おおとり2」(JA119C)が編隊飛行で進入ぅー

水難要救助者をホイスト装置を使って救助

BGMは「エアーウルフ!」かっこいいー


間合いのイベントとして、事前に海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」の飛来も予定されていたが、先日の海難事故の影響もあって飛行中止に。
事故原因究明と一日も早い飛行再開を願っています。



続いて決勝「ROUND OF 8」が始まりました。
室屋さんは2回戦・Paul Bonhomme選手との対戦です。この選手は手強いぞ!

室屋さん登場!スモークオン!
がんばってー!




鋭い切り返しに思わず声が出る…

ゴール!

さて気になる結果は…なんと最終ターンで最大荷重制限値の10Gを超えてしまい失格に…。
対戦者のポール・ボノム氏がこの勝負を制して「FINAL 4」に進出。

うーん残念。また次のレースに期待ですね。


ここで時刻は15時30分。帰りのフライトの時間が迫るので「FINAL 4」の開始を待たずして会場を出る。
一緒に観戦してくれたママさん同級生グループに挨拶。また室屋さんのレースでお会いしましょう。



運営については、ツイッターやらニュースサイトなんかでも取り上げられていたけれども、いろいろ不満も。

まずチケット発売時点でレースの詳細が未発表。
数日前に詳細なスケジュールが発表されたものの、16日は終了時間がチケット発売時点より1時間以上遅く設定されていた。

飲食物の持ち込みは禁止。会場で販売されている水500mlのお値段500円。ちなみにレッドブルは500円。ビールは600円。そして会場内で出店する店には「飲料販売禁止」として募集がかけられていた。
17日は気温も高く、会場MCも「水分補給をー」なんていいながら、Bエリアでは水が売り切れ。なんだかなー。

肝心の観戦環境についてモニターが見えにくい場所があるのは仕方ないにせよ、会場アナウンスが聞こえにくかったり、そのMCがレースの進行をイマイチ把握していないなど。

不満をあげればキリがないんだけど、次回はもうちょっとやり方を工夫してみてくださいな。


近隣ホテルから出発する羽田空港行リムジンバスに乗り込む。
途中で満席となり、いくつかのホテルでは取り残される客も。早めに動いておいてよかった。

しかし、ちょうどレース終了とともに流れ出る観戦者の波に飲まれて幕張周辺は大渋滞。
うーむ、これは鉄道にすればよかったか…


バスは所要1時間のところをさらに約50分ほど遅れて羽田空港へ。途中ちょっとハラハラしたが、なんとか間に合った。
隣に座っていた子連れファミリーは17時50分発のJAL便のご様子。たぶん間に合ってない気がするんだけど…



復路の搭乗機はAirbus A320 (JA8313)






満席の機内。
A320やB737のような単通路機は嫌いじゃないんだけど、満席だとどうしても窮屈な感じ。
隣の席が空いてるほどの搭乗率がいいけれど、それでは路線的に維持が難しい。

そして改めてシートピッチを比較すると、やっぱり北陸新k…いやなんでもない。

東京タワー

横田飛行場



立山黒部アルペンルート・立山高原バスの道

室堂ターミナルと、雪の大谷周辺


モヤモヤですが、富山空港



航跡紹介。
A320の窓も問題なし。787ェ…

5月17日 ANA319便

KANEK ONE DEPARTUREだと思うが、レーダーベクターで
実際踏んだのはHILLSのみ

よく見るとAZUMIの北を通過
関東でDirect URUSIを貰っている

ANAのA320なのでTOYAMA ARRIVALとLOC Z RWY20
STARは小さめにクルリ

羽田離陸を3Dで見る




今回の旅は、2日間ともエアレース観戦ベッタリの旅。
運営面では不満もあったけど、エアレースがこの日本で見られる日がくるとは思ってもいなかった。

次年以降もぜひ日本戦を加えてほしいと思う。
また室屋さんのレースが見たいなぁ。