2013年4月22日月曜日

電子航法研究所・JAXA一般公開と、調布飛行場見学の旅(日帰り)

隊長から「東京にある電子航法研究所の一般公開に行くけど、Youも行くかい?」とお誘い。

三鷹・調布にある電子航法研究所・海上技術安全研究所・交通安全環境研究所・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の4施設が一般公開を行うとの事。新しくなった調布飛行場のターミナルも見たいしね。

「ちょっと行きたいかも!」と参加表明。友人にも声を掛けると「行く!…あ、資格試験日だったわ」と落胆の様子。石垣での滑走路探検隊再集結とはならなかった。

今回は車と高速バス松本-新宿線を利用してのLCC旅。車・バスはあまり得意ではないけど値段も安いしここは体験学習という事で。うう、やっぱり山道はキツイなぁ。隊長とおしゃべりして気を紛らわす…。

アルピコ交通の高速バス
多摩モノレール・JR・路線バスを乗り継いで到着。
Suicaにチャージしておけばよかったね。

正門前到着
あいにくの雨模様

今日は電子航法研究所・海上技術安全研究所・交通安全環境研究所・宇宙航空研究開発機構(JAXA)の4施設が合同で見学会を実施。
船舶関連も見たかったけど、全部回っていると時間がなくなっちゃうので、今回は「電子航法研究所(ENRI)」「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」をメインに。まずはENRIから。



施設上部ではSSRのアンテナがグルングルンと回転


Flightradar24でおなじみ、ADS-BやらモードSやらについての展示を見る。ここでは1次レーダーの情報とSSRモードS、広域マルチラテレーションの情報を1つの画面で見ることが出来る。説明に集中するあまり写真撮るのを忘れていた。


別の部屋では、航空保安大学校に導入させるかもっていう管制処理プロセス可視化ツール(COMPASi)のデモ。そこへNH882が画面に登場。クリアランス高度はちゃんと27000ftを与えられていた。
「タグのヒゲはベクトル方向に向けちゃダメ」なんて言ってるとウケがいいのは管制官共通w

次世代航法「GBAS」の展示。関空で2011年7月6日にB787を使って実験したときの様子も展示されていた。実験時にはパイロットから「チャートちょーだい」といわれたそうで、関空のILS Zのチャートをモデルとして「GLS Z」のチャートを作ったそう。あら、また写真撮るのを忘れていた。

GBAS基準局のレドーム。これが空港に立ち始めたら要注目

富山空港に導入されたら、DAを下げられるかもしれないですね。でも地上側のGBAS基準局には100mほどの間隔が必要だそうで、今度はそれを置くスペースがないかも…

「(ドラマを見て)将来の夢は管制官です」という小学生も見学に来ている。
勉強しなさい、勉強。あとは視力聴力その他健康優良児でありなさい。オジサンは勉強してなかったから管制官試験に落ちたのよと心の中からアドバイス。受かってたら今頃は離島を志願していただろう(←)


お次は電波無響室。東京ゲートブリッジが建設される際、事前にここで江東VOR/DMEの影響を調べたそうだ。



電子航法研究所では話をじっくり聞いていたのでちょっと時間押し気味。続いてお隣の施設「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」


ネームバリューのせいか、先ほどの施設と比べ入場者数は多い。大混雑というほどではないけれど。
各施設合同でスタンプラリーもやっていて、チビッコは展示内容を見るよりもスタンプを押すのが仕事な状態。



屋外には元・国土交通省航空局のJA8720が鎮座している。
翼など各部は疲労具合とかいろいろ検査されたそう。





残念ながら着席は出来ず

1m×1m超音速風洞




風洞実験を見せてくれるのかと思ったら、測定部を体重計代わりに使ってた。 
ビデオによる実験映像再生

英文が一瞬「LAVATORY」に見えてしまった

さてお次は第2会場である飛行場分室へ。
シャトルバスが臨時運行。


シミュレーターも解放。でも入退場を簡単にするため、モーション機能はカット。ちょっと残念。

操縦したい人は60分待ち、見学のみは随時。

羽田の34Lへの着陸。そんなにバンク取るなぁー

ヘリコプターシミュレーター

2m×2m低速風洞


こちらでも風洞実験はなし。でも中に入ることができて、これはこれで満足。



787やMRJとも関連が深い、複合材の展示も。
話を聞くのに集中してしまい、また写真を忘れる。

疑問に思っていた炭素機体への落雷についていろいろ質問。あと疲労検査とかどうすんのって聞いたらちゃんと専用の検査キットがあるそう。
MRJの試験飛行について聞かなければ!ふむふむ、なるほど!えっ、それ見たい…。

会場には今年から飛翔に乗りますよっていう職員も。GPSと電離層との関係実験をやるそうだ。




さて、ここまで来たら目の前にあるジャムコでラバトリー製造見学…じゃなくって調布飛行場へ。

屋根の上にたくさんの単一型アンテナ。そんなに要る?
ターミナル内

欠航&天候調査中

展望デッキはガッカリタイプ

窓越しに飛行機と滑走路



その調布飛行場、今年からRNAV(GNSS) RWY35のアプローチチャートが出来ている。
電子航法研究所で研究・実証されたであろうRNPのテクノロジーが、こうやって現場に反映されているんですねぇ。

帰りもバス&車の旅。やっぱり飛行機が楽だなぁ。
LCCが富山空港に来ないかね。機材はドルニエでいいからさぁ…。
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