2013年10月2日水曜日

リニューアルした「JAL工場見学 - SKY MUSEUM - 」 - 充実の展示施設と格納庫見学をレポート

前回のブログでご紹介した「ANA機体工場見学」

訪問の約2週間ほど前に突如取れたその予約を確定させたあと、「さすがにJALの工場見学は取れないよなぁ」と思ってサイトをみてみると、同日午後に空きがあるではありませんか!

同じ日にJALの工場見学にも参加するというダブル見学が実現!

今回は「JAL機体工場見学」のレポートをお届けします。


JAL日本航空 先得


9月27日午後

場所は羽田空港の新整備地区にある「JALメインテナンスセンター1」
この施設の中にあるのが「JAL工場見学 - SKY MUSEUM - 」です。

JALメインテナンスセンター1 新整備場駅
新整備場駅すぐ隣の施設に見学受付がある
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【撮影写真について】

以前は撮影写真の公開は一切不可だったようですが、訪問時には規制が緩和されたようです。

(JAL工場見学WEBサイトより引用)
以下のものについては、インターネット(ブログやFacebookなど)へのアップ、雑誌への投稿などについてはご遠慮ください。
(1) 皇室展示を撮影したもの
(2) アーカイブズ(歴史)エリアの展示物を接写したもの
(3) 格納庫の1階フロアにて撮影したもの
(4) 工場見学に参加されているほかの方々のお顔が認識できるもの

なお、1階フロアから撮影した映像のうち、格納庫から外の写真(離着陸する機体)は問題ありませんとの当日の担当者に確認しました。また事前の確認申請については不要との事でしたので、上記規則と係員の案内に従って掲載します。
また以下のブログ写真は2013年9月現在の規制に基づいています。

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JALメインテナンスセンター1

受付で予約表を提出し、入場用のネックストラップを首から下げて館内へ。

入場受付は予約時刻の30分前から可能です。

入口エントランスではボーイング777-200(JA8985)がお出迎え 

JAL工場見学 SKY MUSEUM

ここが今年7月にリニューアルオープンした「JAL工場見学 - SKY MUSEUM -」

展示施設は航空業界の仕事を理解・体験したりする「仕事紹介エリア」と、JALの歴史や史料を展示した「アーカイブスエリア」に分かれています。
新シートの展示やグッズを販売する売店もありますよ。

また現行の各種制服を着ての記念撮影コーナーも。こちらはかなり人気を集めていました。


見学会は大きく分けて「航空教室」・「展示エリア見学」・「格納庫見学」の3部構成で約1時間30分。

「展示エリア見学」の時間も上記に含まれますが、開始時間までの待ち時間にはこの展示エリアを楽しむことができるので、入場受付開始時刻にチェックインするのがオススメです。

JAL工場見学 SKY MUSEUM
航空整備士・グランドハンドリングの仕事紹介

JAL工場見学 SKY MUSEUM
運航乗務員(パイロット)の仕事紹介

DC9-81 MD-81 グランドシミュレーター
DC9-81/MD-81のグランドシミュレーター

DC9-81 MD-81 グランドシミュレーター


JAL工場見学 SKY MUSEUM
歴代CA(JAL/JAS)の制服展示

JAL工場見学 SKY MUSEUM
モデルプレーンタワー
JASカラーも登場 

JAL工場見学 SKY MUSEUM
JALの大年表と史料展示

現行の国内線シート展示

このほか、日本航空が担当した皇室フライトの展示コーナーも。貴重な展示品や記録を見ることが出来ます。

この展示・体験エリアはかなりのボリューム!
貴重な史料なども多く、必見のコーナーです。
全部細かく見ていると、正直時間は足りないなぁ…。


そして時刻は見学会の開始時刻に。

まず最初に「航空教室」が行われます。

スタッフの方が羽田空港の紹介や飛行機が飛ぶ仕組みなどをスライドやビデオを使って説明してくださいます。
今回は主に大人が中心の参加者でしたので、航空力学を中心に説明が行われました。
軽快なトークで楽しい時間でしたヨ!


休憩と展示エリア見学の時間を挟んで、いよいよ格納庫見学へ。

扉の向こう側には…


3つのJAL機が目の前に!

JAL 737-800 JA305J
出場したばかりのボーイング737-800(JA305J)

JAL 767-300ER JA623J
足場に囲まれたボーイング767-300ER(JA623J)
「Japan. Endless Discovery.」ロゴが施された機体
現在C整備を実施中

JAL 767-300ER JA623J


SHIP CONDITION
整備中のJA623Jの状態を表す「SHIP CONDITION」


JAL 767-300 JA8269
屋外にはボーイング767-300(JA8269)が駐機中
後ろには34Lに着陸するANAのボーイング787(JA809A)
HS-BKH
他社へ売却される予定の、真っ白なボーイング767-300
HS-BKHのレジ表記が施されている

2階フロアに置かれたモデルプレーン
地上に駐機しているトリプルセブンは、整備士で作り上げたラジコン機だそう



続いて第2格納庫へ向かいます。

こちらには2機の機体が入庫中でした。

手前に鶴丸のボーイング737-800(JA314J)
奥にはアーク塗装のボーイング767-300(JA8299)




見学中、目の前の滑走路・誘導路を次々と航空機が通り過ぎていきます。

JCG 海上保安庁  DHC-8-315Q Dash 8 みほわし JA726A
JCG 海上保安庁  DHC-8-315Q Dash 8 “みほわし” (JA726A)

JAL 767-300 JA8398
JAL ボーイング767-300(JA8398)

JAL ボーイング737-800 JA326J
JAL ボーイング737-800(JA326J)
ANA ボーイング 777-200 JA708A
ANA・ボーイング777-200(JA708A)


残念ながらお見せできる写真はここまで。
1階フロアから格納庫内を撮影した映像は規約によりお見せできません。

1階フロアでは、機体や整備で取り外された機体の一部、整備の様子を間近見学することが出来ました。

同行のガイドさんは以前CAをされていたとの事でしたが、技術的なことを含め機体や航空全般について細かく説明していただきました。
航空教室の男性ガイド同様、軽快なトークと詳細な説明は、聞いていて飽きることはありません。


と、ここで時間いっぱい。こちらもあっという間の1時間30分でした。


今回見ることの出来た機体は
  • Boeing 767-300ER (JA623J)
  • Boeing 767-300 (HS-BKH) ※タイへ売却予定
  • Boeing 767-300 (JA8299)
  • Boeing 737-800 (JA314J)
  • Boeing 737-800 (JA305J) ※格納庫前
  • Boeing 767-300 (JA8269) ※格納庫前
の2機種6機。

おおまかな流れはANAの機体工場見学と同じですが、展示スペースがとても充実しているため、予約時刻30分前からの入場がおすすめです。


そして、このJALの機体工場見学会への参加も「無料」

SKY MUSEUMの詳細はJAL 日本航空のサイト内「JALを知る・学ぶ」のリンクよりご参照ください。

JAL工場見学~SKY MUSEUM~
http://www.jal.co.jp/kengaku/


案内して頂いたJALスタッフの皆さん、今回はどうもありがとうございました。
また機会があれば訪れてみたいと思います。




以上、「JAL工場見学 - SKY MUSEUM -」見学レポートでした。
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