2013年9月30日月曜日

大人気の「ANA機体工場見学」をレポート - 納入直後のボーイング787に大接近!

羽田空港内にある、ANAの格納庫や整備中の機体の様子が間近で見られる「ANA機体工場見学」

9月末に東京へ2日間行く機会があり、
「時間もあるので、飛行機の格納庫を見てみたいなぁ」
と思い立ったのが出発2週間ほど前。

数か月先まで満席となるほどの大人気の見学会ですが、ダメ元で空席状況を見てみると希望日にポツンと空きが!これはラッキー♪

というわけで今回は、「ANA機体メンテナンスセンター」をレポートします。


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見学中に撮影した写真インターネット・SNS等に公開する場合は、ANAによる事前確認が必要です。以下に掲載の見学中の写真ANA確認済みのものです。
(※2013年9月現在の規定に従い事前許可済み・ANAへ掲載予定サイト報告済)

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9月27日、羽田空港着。

到着後、東京モノレールで「新整備場駅」を目指します。
快速・区間快速は停車しないので注意してください。

「新整備場駅」から、見学受付のある「ANAコンポーネントメンテナンスビル」までは、ANAの案内によると徒歩約15分ほど。
余裕をもって見学場所に向かいます。

羽田空港ターミナルビルを背にして進む

ASR/SSRがグルングルン回転

空港の地上支援車両を整備する専用工場もある



しばらく歩くと「ANAコンポーネントメンテナンスビル」に到着。

外観を撮影していると「屋根は主翼の形をしているんですよ」と警備員さんに教えていただきました。

エントランスの屋根が翼の形


ロビーにはDC-3のエンジンとモデルプレーン

東京オリンピック・パラリンピック開催をお祝い


L1011トライスターのグランドシミュレーター展示

このほかロビーにはグッズや飲食物を扱う売店もあります。

さっそく受付を済ませて講堂へ。
講堂内には、モデルプレーンや航空機部品の展示がありました。


ボーイング787の納入初号機「JA801A」の窓の切り抜き
材質は炭素繊維強化プラスティック

目指せオンタイム

講堂では見学の流れ・注意事項などの説明ののち、羽田空港や飛行機に関する説明、ANAお仕事紹介のビデオ上映が行われました。

今回私が参加した回は小学生のグループが中心。内容は年齢層にあわせた上演のようです。
クイズも行われましたが…うっ、私の正解率が低いぃorz


講堂での説明が終わると、いよいよ格納庫見学です。
複数班に分かれてヘルメットを着用、ガイド役のスタッフさんに引率され出発です。

まずは第1格納庫へ。

扉を開けたそこには…

ANA Boeing 767-300ER JA621A

ボーイング767-300ER型機が整備中!
しかもウイングレットが付いた国際線仕様機(JA621A)ですぞぉ!

ANA Boeing 767-300ER JA621A
ウイングレットがカッコイイ

座席はすべて取り外されていた

この格納庫には最大で7機の機体を格納可能、日本で一番大きな格納庫だそう。
ここに駐機していたのはこの767型機のみ。

外に目を向けると、滑走路34Lの進入灯と川崎の工業地帯が見えています。


格納庫からは富士山も

ANA Boeing 767-300ER JA621A

ANA Boeing 767-300ER JA621A

ANA Boeing 767-300ER JA621A
JA621Aには新しいタグライン「Inspiration of JAPAN」の文字

続いてお隣の第2格納庫へ移動。
こちらは最大3機同時に収容できます。

するとそこには…

ANA Boeing 787-8 Dreamliner JA821A


ボーイング787 “ドリームライナー” がキター!

9月25日に日本に到着したばかりのピッカピカな「JA821A」です。

ANA Boeing 787-8 Dreamliner JA821A

ボーイング社からデリバリーされた機体は、整備場にて路線就航前の整備が行われます。
いまはその作業の真っ最中。

この機体は国内線仕様として日本国内線で活躍する予定です。
とても貴重な場面に遭遇できました。

ANA Boeing 787-8 Dreamliner JA821A

ANA Boeing 787-8 Dreamliner JA821A

ANA Boeing 787-8 Dreamliner JA821A Rolls-Royce TRENT 1000


機体前では、参加者の皆さんが記念撮影。
ガイドのお姉さんにカメラを渡すと「ハイ、チーズ!」ではなく「グッドラック!」の掛け声。
ANAではまだTBSドラマ旋風が吹いています。

34Lに着陸する「ボーイング767-300」
見学中の格納庫内からは離着陸する飛行機も見える

Rolls-Royce TRENT 1000
787のエンジン「Rolls-Royce TRENT 1000」

787に続いて見学したのがボーイング777-300
機体番号はJA752Aです。国内線で活躍しているトリプルセブンですね。

ANA Boeing 777-300 JA752A

ANA Boeing 777-300 JA752A
JA752Aにも新タグラインが

ANA Boeing 777-300 JA752A

こちらの機体は整備用の足場で固められていて、特徴である長い胴体を見渡すことは出来ませんでした。

このほか、格納庫内には航空機のパーツや納入された新座席、タイヤなどいろいろ置かれています。

レドーム収納ケース
ケースの文字は「747」と読める

Pratt & Whitney PW4000
Pratt & Whitney PW4000


タイヤ置き場
機種ごとに並べられている

こちらはボンバルディア用のタイヤ

GEのエンジンがポツンと

ANA Airbus A320
34Lに着陸する「エアバス A320」

と、ここで見学時間が終了。
説明会+格納庫見学で、あっという間の1時間30分でした。


今回見ることの出来た機体は
  • Boeing 767-300ER (JA621A)
  • Boeing 787-8 Dreamliner (JA821A)
  • Boeing 777-300 (JA752A)
の3機種。機種もバラエティに富んでいて、楽しい見学となりました。

ただし、1機も格納庫に入っていない日も年に数度あるそう。
どんな機体が見られるかは当日にならないと分かりません。


そして、この見学会への参加は「無料」

予約は6か月前から受付を開始。
今回は幸運にも間際に予約できましたが、基本的には2,3か月先までいっぱい。
それ以上先の予約であれば比較的余裕がありそうですよ。

機体工場見学のご案内
http://www.ana.co.jp/cp/kengaku/index.html


案内して頂いたANAスタッフの皆さん、今回はどうもありがとうございました。
また機会があれば訪れてみたいと思います。




以上、「ANA機体工場見学」レポートでした。

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これで新整備場地区から離脱…なんてまだしなーい!

午後からはJAL機体工場見学に参加します!!

※その様子はこちらのブログ記事でどうぞ
http://whitewing681.blogspot.jp/2013/10/jal-sky-museum.html
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