もご参照ください。
ローカライザー休止中の富山空港についていろいろとブログでお届けしていますが、先日ローカライザーのアンテナと局舎が新しいものへの交換が済んだ模様です。
※上記ブログに追記した件で、「日本のPNR-APCH認証にはSBAS(MSAS)搭載が必要」と記載しましたが、10月9日のJASMAレポートでは、ANAの777/787/767/737NGの各機種において、「RNP-APCH Approved」となりました。ANAの当該機種がSBAS(MSAS)を搭載したのか、それともGNSSセンサーのみで認証が可能となったのか、ちょっと意外な展開です。
いずれにせよ、富山空港でANAがRNAV(GNSS)Approachを行う可能性がありますので、今後とも注目していきたいと思います。
※10月16日、ANA885便・ANA887便がそれぞれRNAV(GNSS) Approachを実施しました。(ブログレポートはこちら)---
ローカライザー休止中の富山空港についていろいろとブログでお届けしていますが、先日ローカライザーのアンテナと局舎が新しいものへの交換が済んだ模様です。
10月9日撮影 |
いままでのアンテナと局舎が撤去され、新しくなっています。
アンテナはともかく、局舎が今までと異なっているのが分かりますか?
9月22日撮影のローカライザー(旧) |
10月9日撮影のローカライザー(新) 局舎の形状(左右の白い部分)が若干異なっている |
まあ、それほど見た目は変わらないのですが…
この日は作業中。まだまだ工事の真っ最中ですよ。
脇に停められた作業車と比べると、ローカライザーアンテナの大きさを感じられますね。
それでは古い局舎はどこへ行ったのかというと…
富山VOR/DMEの敷地内にありました。
(入れ替え前の局舎もここで保管されてたんですがね)
富山ILS(ITO)旧局舎。
この中に、ローカライザーとT-DMEに関する機器類が収納されています。
ローカライザーアンテナとケーブル類も取り外されてここに置かれています。
15年間太陽からの熱や紫外線・風雨にさらされてきたので、ケーブルの外被なども劣化しているでしょう。
ここで富山空港ならでは(?)の珍品発見!!
「緊急移動用工具収納箱」です。
この富山空港は河川敷に設置された空港。
そのため増水・洪水時の対策として「富山空港洪水対策規程」を定め、滑走路周辺の設備(ローカライザー局舎や滑走路距離灯のほか8種類の設備)を撤去(倒伏)出来るように作られています。
これは空港施設が水に浸かって壊れたり、流された設備による下流域の損傷等がないようにするためです。
この工具は、これら航空保安施設を移動させる際に使用するものと思われます。
この富山空港は河川敷に設置された空港。
そのため増水・洪水時の対策として「富山空港洪水対策規程」を定め、滑走路周辺の設備(ローカライザー局舎や滑走路距離灯のほか8種類の設備)を撤去(倒伏)出来るように作られています。
これは空港施設が水に浸かって壊れたり、流された設備による下流域の損傷等がないようにするためです。
この工具は、これら航空保安施設を移動させる際に使用するものと思われます。
新しいローカライザー局舎 タイヤが取り付けられていて、移動可能な形態になっている 局舎右側には先述の「緊急移動用工具収納箱」の姿も |
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さて、これらローカライザーの更新作業は11月13日まで。
翌14日から使えるようになる予定ですが、その11月14日から富山空港に着陸するために使用するアプローチコース上の地点(FIX)に、新たに名前が付けられることになりました。
その名も「エブシ」「チューリップ」「ガンド」
実際のチャートで確認してみましょう
上記のように、FAF(Final Approach Fix)に名前が付けられています。
今までもそれらのFIX地点は存在していたのですが、名前を付けることによって管制交信上の位置通報が容易に行えるようになります。
「ガンドを通過したら報告してください」的な使い方ですね。
WAYPOINTやFIX名には、地域にちなんだ名前が付けられることが多く、今回も富山に関係する名前が付けられました。
WAYPOINT/FIXの名前、全国には珍名も多くあります。
地名をとったものに始まり、名産・方言・アニメのキャラ・有名テーマパークにちなんだもの・元運輸大臣の名前…
みなさんも探してみてくださいね。
以上、局舎更新状況と新しいFIX名についてでした。
翌14日から使えるようになる予定ですが、その11月14日から富山空港に着陸するために使用するアプローチコース上の地点(FIX)に、新たに名前が付けられることになりました。
その名も「エブシ」「チューリップ」「ガンド」
実際のチャートで確認してみましょう
T-DMEから6マイル(THRから5.1マイル)のFAFに「EBUSI」 |
T-DMEから6マイル(THRから5.1マイル)のFAFに「EBUSI」 |
THR(*Threshold 滑走路端)から5マイルのFAFに「TURIP」 |
TOEから5マイルのFAFに「GANDO」 |
上記のように、FAF(Final Approach Fix)に名前が付けられています。
今までもそれらのFIX地点は存在していたのですが、名前を付けることによって管制交信上の位置通報が容易に行えるようになります。
「ガンドを通過したら報告してください」的な使い方ですね。
WAYPOINTやFIX名には、地域にちなんだ名前が付けられることが多く、今回も富山に関係する名前が付けられました。
EBUSI:「えぶし」
「えぶし」はちょっと悩んだのですが、ツイッターで質問してみると、「いぶし」の事ではないかとのご意見。富山弁的には「えぶし」です。いわゆる燻製の事ですね。
ますのすしメーカーの源には「ますのいぶしすし」という商品が発売されています。
TULIP:「チューリップ」
お花のチューリップ。富山県の県花です。
チューリップといえば産地である砺波地方を思いつくのですが、砺波には既に「ZUWAI」というWAYPOINTが存在します。(なんで砺波でズワイ?)
GANDO:「ガンド」
魚の「ハマチ」の事を富山では「ガンドブリ」「ガンド」と呼びます。
富山湾で獲れるブリと並んで、県を代表する魚のひとつです。
WAYPOINT/FIXの名前、全国には珍名も多くあります。
地名をとったものに始まり、名産・方言・アニメのキャラ・有名テーマパークにちなんだもの・元運輸大臣の名前…
みなさんも探してみてくださいね。
以上、局舎更新状況と新しいFIX名についてでした。
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