2017年12月20日水曜日

回想 沖縄・八重山の旅(12月12日)【5日目 - 八重山の旅最終日・復路フライト編】

(回想 沖縄・八重山の旅(12月11日)【4日目 - 冬の小浜島・石垣島酒場放浪編】はこちら)

2017年12月12日、石垣島の朝。おはようございます。

日の出前に目が覚めて、もちろんやります日の出ツアー。
いっそのことチェックアウトしてしまえと荷物をまとめて宿を出る。

橋上の私に気づいてか、漁師さんから汽笛三声

今日の日の出はどこがいいかなぁ…と地図上でロケハンしていると、港近くにある「サザンゲートブリッジ」での日の出が最も条件がよさそうだ。

その条件とは、「港の航路上に朝日が昇る」ハズ。でも日の出方向を見ると…そこだけ雲?


航路のど真ん中に太陽が昇るハズだが果たして…




「雲があって、水平線からの日の出は無理かなぁ」なんて油断してると…太陽キター!
雲だと思ってた部分は、単に暗かっただけなのね。
そこへ漁船も帰ってきて抜群のシャッターチャンスに。






何度も沖縄で日の出ツアーをやっているけど、ここまで条件のよい日の出って見たことないかも。ちょっと震えちゃった。
おはよう太陽、今日も1日よろしくです。

ワンちゃんもセルフお散歩

日の出とともに行動開始。
まずは昨日の酒場で出会った地元の兄さんから「朝食なら…豆腐の比嘉かな。あそこは美味しいよ!」と、教えられたとおりに車で早速訪問。


誰もお客がいないと思ったら、それもそのはず「臨時休業」
島豆腐の朝食は、次回の八重山旅のタスクだね。


朝からキビ刈り
サギもおこぼれを狙っている

仕方がないのでスマホで近所の朝食・食堂をググる。
車で少し走ったところに「のりば食堂」ってお店があるみたいよ。



島アーサー汁定食(刺身なしVer.)

以前の石垣島観光では「バンナ岳」には未訪問。
その名も「エメラルドの海を見る展望台」を目指す。

天気もいいのでドローンは…風が強くてダメかなぁ。


海保の巡視船が沖合に停泊
ここ石垣は尖閣諸島防衛の最前線基地、船が休んでいる暇はない

展望台で写真を撮っていると福島から来た初老の団体さん数名が到着。うち2名がドローンを飛ばしている。

「あれ、なんで風速計持ってるの?え、兄ちゃんもドローン持ってるの?いやぁーここも風が強くてダメだわぁ」
昨日は西表に行ってドローンを飛ばしていたそうで、お互いに写真を見せ合う。
なかなか陽の出るタイミングに恵まれなかったそうだが、私が竹富島で撮影した画像を見せると「うわぁー、こんなのが撮りたかったんだよなぁ!」

南の島の展望台


バンナ岳の中央を走る「バンナスカイライン」を通り抜け、石垣ダムの脇に「水鳥観察所」なる小屋を発見。
「そんな簡単に水鳥見れるのかねぇ…?」なーんて立ち寄ると結構いるじゃん。






アナタはササゴイさん?

次は「石垣電波方位測定所」へ。
謎のループアンテナ群は無線通信やラジオ放送の混信源を探知するための「短波監視施設(DEURAS-H)」を構成する施設。
通常、施設は無人だがナント係員の姿。怪しい人を見るかのような視線をガンガン感じるが、挨拶を兼ねて突撃。「不具合が出ていて、いま試験中なんです」

以前もこの施設は訪問済みなんだけど、目的はアンテナ撮影じゃなくって、滑走路を見るため。
新石垣空港開港時にロケハン済みのお気に入りポイントだ。
でも周囲のサトウキビ畑の成長具合によっては空港が見えませんのであしからず。

石垣電波方位測定所のアンテナ群



この電探ポイントからは空港がよく見える



この日もRWY04 Visual Approachを実施



サトウキビが大きくなるまでの限定的ビュースポット

続いて白保海岸

この日は干潮時刻と重なり、岩肌が見えている。
「アオサ」も採れるが今はまだ小さい。以前ここを訪れた時、地元のおばぁ達に誘われて一緒にアオサ取りをした思い出。おばぁたち元気かなぁ。

最後のドローン飛行ポイントにと考えていたけど、太陽も隠れてるし風も強くて断念。やはり冬の沖縄でのドローン撮影は条件がよくないね。



最後は空港北側の野原へ。

ここは2013年3月の開港時にも訪れ、1日撮影した地点。
開港日の午前5時すぎ、誰もいないこの場所に滑走路探検隊の3名+現地で知り合った兄ちゃん1名を引き連れて、開港灯火初点灯に拍手した地点。在沖のTVクルーとも喧嘩したっけね。
今は草木が伸びてちょっと見づらいかな。







忘れてません、石垣島VORDME

撮影もほどほどに、荷物を片付けてレンタカーを空港駐車場に乗り捨て。レンタカー会社に報告を入れ、ターミナルで搭乗便の到着を待つ。

4年ぶりの「ぱいーぐる」は…ちょっと色褪せた?


搭乗予定の機材が到着
ソラシドエアには今回初搭乗だ



お土産屋を覗いていると…開港時に訪れた「あざみ屋」の店長さんに再会。
当時、開港記念のミンサー織りシャツが欲しかったんだけど希望のサイズがなくて断念。
店長さんも覚えていてくれて「あーそうだ思い出した!確か開港日に飛行機のビデオ撮りに来てた人ですよね?」って当時の話題に花が咲く。


復路は「石垣-那覇-福岡-小松」と3レグ搭乗の長い道のり。
荷物を預けて保安検査場を通ると、小松までの長い保安検査レシートが吐き出される。

搭乗口では、朝バンナ岳で出会ったドローンおじさんたちと再会。

「今日は那覇まで行って、明日福島の帰るの。実は福島で建設業の傍らドローン活用した事業もやってんのよ。物件投下の許可も取って農薬散布もやってる。今回沖縄の許可も取ってきたんだけどなかなかいい条件に出会えなかったなぁ。また話きかせてよ!」とご挨拶してお別れ。お互い安全飛行で頑張りましょうね。

ドローンも世間の印象がイマイチでなかなか飛ばすチャンスがないんだけど、おじさんたちはうまく事業化してるみたい。

今回はこの1枚がベストドローンショットかなぁ

私の場合は1年間の全国包括許可を取得し今回のような旅先での撮影にも対応、目視外や夜間飛行・イベント・30m以内・DID地区などの許可もあわせて取得しているが、今回の旅でのベストショットは竹富島のこの1枚だけかなぁ。
もうちょっと腰を据えて撮影に取り組みたかったが、そのためにはもうちょっと日程が欲しいよね。あ、あと機材も…って言い出すとキリがない。

ご興味ある方、お声がけください。お金は頂きます。()



ドアクローズ後、長い時間スポットで待機。那覇の混雑で出発制限がかけられているそう。タクシーするも、滑走路04の手前で再び待機。
ようやく離陸して、往路同様ふたたび宮古諸島を…と思ったが残念ながら雲の下。


これから石垣島にアプローチするANA機を豆つぶでキャッチ




スヌイってモズクの事みたい

サーカスのテント?


一応やりますGPS航跡紹介。
今回は混雑する那覇らしい航跡が記録出来た。

2017.12.12 Solaseed Air 6J046 ISG-OKA Boeing 737-800 JA806X
離陸後は「GAHRA ONE DEPARTURE IKEMA TRANSITION」で出発も、
先島レーダーにてGAHRAダイレクト、その後GEMNIを貰った模様


問題はGEMNIから。なんとも大回りなレーダーベクターで速度とともに抑えられていた
機上のアナウンスでは現在着陸待ちで8機目と、那覇空港は連日大混雑


定刻より16分遅れて那覇空港に到着。
次のフライトのゲートに行くと…こちらも使用機到着遅れでディレイ。
もう一度売店エリアまで戻って昼飯を買い、搭乗開始を待つ。




滑走路脇には着陸した自衛隊機、またスクランブル発進だったのだろうか
沖縄では空も海も消耗戦が続いている


那覇空港名物、離陸後しばらくの間水平飛行が続く
窓の外を見ると普天間基地に向かうオスプレイとクロスしていた


遅めのランチは、再び大東寿司
去年の南大東島・割烹喜作で食べた味が忘れられない




2017.12.12 ANA1210 OKA-FUK Boeing 737-800 JA77AN

バス移動が長いナァと思っていたら、一番北側の52番SPOTから出発
タクシーもN3-N2-Aと進んだ模様

EISAR TWO DEPARTURE KAFUU TRANSITIONも、
LANCLへベクター後、遠くKOSHIまでダイレクト

IKE手前まで進んで福岡アプローチのシーケンスへ

福岡空港は往路同様Visual Approachを実施
ダウンウインドから滑走路34へ着陸


離陸後はALTITUDE RESTRICTIONで1000ftに抑えられていて、その上空をオスプレイが飛行
赤マルで示すとおり、普天間飛行場と嘉手納飛行場のアプローチコースの下を那覇空港離着陸機が飛行する

福岡空港のVisual Approachでは、ダウンウインドを約2nm(黄線)の経路で飛行



福岡空港到着後、地上係員が私を探している。
乗り継ぎ時間は十分なのだが、改修中の福岡空港ターミナル内にバスラウンジ・ゲートを示す案内看板が少ない。
係員に尋ねて方向を再確認、ゲートへ向かう。





夜の機窓撮影は…諦めた


2017.12.12 FW90 FUK-KMQ Bombardier CRJ-700

YOKAT FOUR DEPARTURE BRAID TRANSITIONで出発も、
YOKAT、MARCO、MIHOUとショートカットが続く

SONBUからは小松アプローチのシーケンス
レーダーベクターでHIMROへ、そこからはRNAV RWY24 Approachで着陸

福岡出発を3Dで

小松着陸を3Dで

荒れる小松に着陸。機外に出ると思わず「寒ぅ!」と声が出る。
数日前からの天気予報では「1年に1度あるかないかの寒波」なんて脅かされたけど、結果、予定どおりの着陸となった。




計5日間の沖縄・八重山の旅も終了。

後半の島旅は駆け足気味で、もうちょっと腰を据えて周遊したかったなぁ。
美しい風景にもいろいろ出会えたけど、今回は多くの人との出会いや再会もあって本当に楽しい5日間だった。

新機材のドローンも活躍の場所もあまりなかったけど、それもまた次回。行けなかった島や場所・お店もあったけど、それもまた次回。
旅行中は「また来ればいいや」と思ってるほうが、後悔する旅よりはずっといいですよ。

って、「また次回」と後回しにしてる場所が多すぎる我が旅人生。
次はどの後回しの地に行こうかな。


スポンサーリンク


0 件のコメント:

コメントを投稿