今回はこのような動画にしてみました。
動画内では、川崎重工と日立製作所が製造を担当した編成の輸送を織り交ぜてあります。
川崎重工製のW7系輸送時は日本通運が、日立製作所製のW7系輸送時には日立物流と日本通運の2社が輸送を担当していました。輸送は先導車や車両輸送車、後続誘導トラックなど複数台が1つのチームとなって行われます。
そんな彼ら輸送のプロフェッショナルが見せてくれたのは、素早く、時にはゆっくりと確実に交差点や障害物をこなし、周囲を走行する乗用車やトラックの流れををうまく操りながら約17kmの輸送ルートを華麗に走行する姿でした。
また各ポイントには地上誘導員が配置され、タイミングを見計らって交通整理を行い、安全な輸送を支えています。
それでは、動画の各シーンを振り返ってみましょう。
金沢港で出発を待つW7系 |
午前1時30分、トレーラーが出発 |
まずは1番目の交差点「みなと会館前」を通過 後ろに見える大きな船は5月に寄港していた図書館船だ |
続いて「金沢港」の交差点を右折 この日は強い雨が降っていた |
話題の「西念」交差点に差し掛かる |
北陸自動車道と国道8号線の高架橋を通過 |
先頭車が輸送される日はギャラリーが多い |
8号線を進むW7系 |
上部の高架橋は「北陸新幹線」 いま道路を輸送しているこのW7系が、のちにこの高架橋のレールを走行することになる |
金沢市を抜けて、いよいよ白山市へ |
最後の信号交差点となる「宮丸町南」を通過 |
「西日本旅客鉄道株式会社 白山総合車両所」 W7系の到着にあわせて、門扉が開かれる |
最後の分岐となる車両所前の道路を右折して進入 |
緩やかな坂を進んで車両所内へ |
門扉が閉められ、陸送が無事終了 |
今回はのべ10日間に渡る夜間撮影を行いました。慣れない夜間の撮影は光量が足りず収録が困難な場面もあったり、わずか数秒の映像が欲しいがために1日出向いたこともありました。当然ながら雨の日も輸送は行われ、雨具を通り抜けてくる雨でずぶ濡れになりながの撮影を行ったことも。テンポよくご紹介するために、日頃は使わない音楽も挿入(楽曲使用許諾済)。これにあわせたシーンを撮影するのに苦労しました。
正直、また同じものを作れと言われてもやりたくないです(笑)。
この動画で、美しいW7系の車体と、それを輸送するプロフェッショナルたちの活躍が少しでも伝わればと思います。
なお、協力してくれた友人たちや、各撮影現場では他の見学者・撮影者・地域住民の方をはじめ、交通整理や警備員・警察官の方々などの協力や指示のもと、とてもよい撮影が出来ましたことをこの場を借りてお礼申し上げます。
そして8月5日、いよいよこのW7系車両が北陸新幹線の本線軌道上を走行します。
12両の美しい編成が本線上で見られるのも、車両の設計・製造に携わった人をはじめ、建設作業に携わった建設マン、海上輸送を担当した海運マン、深夜の陸上輸送の陸運マン、そして編成の最終組み上げを行い、それを走らせる鉄道マンなど、各分野におけるプロフェッショナルたちのおかげですね。
私もそんなW7系が走行する姿を眺めてみたいと思います。
以上、W7系深夜の陸送動画でした。
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この他にも、北陸新幹線関連の動画を公開していますので、よろしければこちらの再生リストをご参照ください。
再生リスト:北陸新幹線 Hokuriku Shinkansen [whitewing681]
https://www.youtube.com/playlist?list=PL6A195C90BE335F02
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W5編成の陸揚・陸送時に色々教えて頂いた者です。
返信削除(間違いないとは思いますが(^^)、人違いならゴメンなさい。)
楽しみに待っておりましたが、素晴らしい動画に感動しました!
興味のある動画が盛りだくさんですので、これからもちょくちょく訪問させて頂きます。
どこかで(小松空港?)お目に掛かる機会があれば、いろいろお話しさせて下さいね!
ご視聴ありがとうございます。こちらこそ大変お世話になりました。
返信削除のべ10日の撮影でやっとここまでに出来ました。もっと手をかけたいシーンもあったのですが、今回はこの辺で公開としました。
日頃は音楽もなく単調な動画ばかりですが、よろしければまたご視聴ください。またお会いできる日を楽しみにしております。