2013年5月13日月曜日

トリプルセブンの「珍牽引」 - 珍誘導じゃない、もう一つの珍景

そーいえばブログやってたんだよねと、久しぶりに更新…スイマセン


当チャンネルで再生回数の多い動画の一つに「トリプルセブンの珍誘導動画」があります。

富山空港の駐機場は狭いので、2名のマーシャラーが誘導リレーしながら横向きで駐機させる様子を紹介した動画です。

調べていると富山空港のほか、福岡空港の7番スポットでも行われているようです。
(ソース:THE CONTRAIL in KOMATSU 福岡空港を代表するスポット by YOSHIRJNK氏)
あと鹿児島空港でもやっている?(未確認)

変針具合は富山空港の方が「珍」かなぁ。


とりあえず動画はこちら↓





さてこの珍誘導、場合によっては「見られない事」があるんです。

「えー、せっかく珍誘導とやらを見るため、富山空港へ来たのにぃ」
なんてガッカリすることなかれ。
あなたはもっと貴重な場面を見ることになるんです。


まずは動画をご覧いただきましょうかね。




- Flight Data -
Date: May 12, 2013
Airline: All Nippon Airways 全日空 全日本空輸 (ANA/NH)
Aircraft: Boeing 777-200
Registration No.: JA702A
Flight No.: NH883
Origin: Tokyo/Haneda (RJTT/HND)
Destination: Toyama (RJNT/TOY)
Runway: 20
Landing: 0150Z
METAR: RJNT 120100Z 25003KT 160V340 9999 FEW040 20/09 Q1009


名付けるとしたら…「珍牽引」って感じ?(また変な言葉を作ってしまった…)

動作を整理してみると
  1. 着陸した機体を駐機場へナナメに進入・誘導して一旦停止・APUはON
  2. 車止めをし、トーバーを据え付け・エンジンはシャットダウン
  3. お客を乗せたまま、トーイング車で牽引してスポットへ

なぜ先の動画のように自走でのスポットインが実行されないのか、それはお隣に注目!



隣の3番スポットに航空機が駐機している場合、自走して駐機させる方法ではトリプルセブンの翼と3番スポットの航空機がぶつかってしまいます。そのためこのような方法が取られています。
(久しぶりにトリプルが来るぞーなんて時にも、習熟の為にやったりもしてる感じ)


ただこの「珍牽引」、出現率が低いんですよね。

現行ダイヤで見られる条件は、アシアナ航空が早着し(または883便が遅延し)、かつアシアナ機に対して5番スポットではなく3番スポットに駐機の指示が出た場合に限り見ることが出来ます。
結構ハードルは高めですね。


むかーし、この駐機方法のときに乗客として乗っていたことが。
「当機は一旦停止しますが、ベルトはそのまま!席から立たないでください。再び動きます。」的なアナウンスがありましたよ。


お客を乗せたまま一旦停止して、トーイングカーによる前方への牽引でスポットインさせるってのは日本でもここ富山空港だけだと思うんですがねぇ…。
冬場の積雪時に誘導ラインが見えないとかでやる空港もあるかな。海外の空港では日常的にやっているところもあるようですね。

以前にも一度収録しているのですが、撮影品質に満足していなかったので、改めて収録できるチャンスを待っていました。
ふー、やっと撮り直しができたヨ

(でもこの撮影位置からだと、広角で駐機場を撮影したとき、なんだか傾いている感じがするんだよなぁ。一応カメラの水平は保たれてます…)


珍誘導よりも珍しい「珍牽引」のご紹介でした。
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