旅に出かけると書いている、気まぐれ旅行記。
メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ。
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想い続けてもう3年
流氷を求めてオホーツク海へ
秋田旅から2週間。今回も北方にお出かけ。
今回はいつもの思いつき間際旅ではなく、3年越しの計画的旅行。
さかのぼること2020年2月。
友人がオホーツク海沿いに出かけた際に「ガリンコ号でも乗ってくれば?」なんてアドバイスしたのがきっかけ。
最初はノリ気じゃなかった友人も乗船したらすっかり流氷に魅せられ、帰ってきたら流氷自慢大会。
そんなに良いなら…よーしオレも行くかぁなんて思ってたら例の感染症騒ぎ。
2021年2022年にも行くチャンスをうかがってはいたが運休などが重なってしまい実現せず。
そして2023年、想い続けてもう3年。
人生初の流氷体験を目指して手配を開始。
まずは旅行時期。
例年の様子から流氷帯が接近もしくは接岸していることが多い2月中旬に設定。
これは過去の統計や気象庁・海上保安庁の流氷・海氷予想の記録を参考にしてみた。概ね2月から3月上旬が流氷の最盛シーズンではないかと思われる。
代表的な流氷観光の拠点となるのが紋別と網走。
船前方のスクリューが回転し氷を砕きながら進むことで有名な「流氷砕氷船ガリンコ号」が紋別に、同じく網走にも「網走流氷観光砕氷船おーろら」があり、こちらも人気の観光船。この2つの街、紋別・網走を今回の流氷観光の拠点とすることに。
時期と場所が決まったら旅行素材の手配に取り掛かる。
毎度の特典航空券、今回は富山から羽田経由の女満別空港イン/紋別空港アウトの旅程を作成。やっぱりシーズンとあってか…座席確保はキツめ。
金曜の夜に富山を出発し羽田で前泊、翌土曜日は羽田始発のフライトで女満別入りして網走、そして紋別へ。日曜日は紋別空港からのフライトで羽田経由とするプラン。
ちなみにどちらも未利用空港。ちゃんと滑走路探検の要素も含みますヨ。
続いてホテル。
紋別での宿泊を希望するが宿が少ないうえに流氷のシーズンとあってかなりの混雑っぷりも、レガシー旅行会社の在庫に空きを発見。喫煙ルームだがなんとか予約を押し込むことが出来た。
間際になれば団体の手仕舞いか、ポツポツと空きも見られたがそれでも厳しい紋別の宿確保。まだ網走のほうが宿の確保が容易かもしれないね。
忘れちゃいけない「流氷砕氷船ガリンコ号」。
紋別港から出航する流氷観光のマストシップ。これに乗るのが今回最大の目的だ。
2020年は電話予約しか出来なかったと記憶しているが、現在ではネット予約も可能。流氷越しの朝日を見るべく6時発のサンライズ便をネット予約。
一方、網走にも「網走流氷観光砕氷船おーろら」があるのは先述のとおり。
せっかくなんでこっちも乗っちゃえと予約ページを見るも…見事に満席。電話でのキャンセル待ちも出来るが…ゴホン…この辺の予約方法は後述するとして、後日ネットの予約ページに1席空席が出たのをすかさずキャッチ。紋別と網走、それぞれの流氷観光船の予約を確保することが出来た。
概ねガリンコ号のほうは間際でも空きがあり、一方のおーろらのほうは早期に予約が埋まっている感触。
これらの手配指南的なものは旅行記内で詳述予定。
最後はレンタカー。
女満別空港で借りて紋別空港で返却する乗り捨てプランを予約。
前回の秋田旅で「同一県内・エリアは乗り捨てが安価または無料」と述べたが、北海道は広すぎて道内のエリアをさらに細分化。それでもこの女満別空港と紋別空港は同一エリアとなり、安価に手配が可能となった。※会社による
あとは…気になる流氷の接岸状況。
こればっかりはお天気と流氷のご機嫌次第。見られるかは…まだ分からない。
1週間ほど前から状況を確認してはいたが、昨日まで岸壁に押し寄せていた流氷が翌朝には西風に押されて沖合まで移動していたなんてことも。
まあ、行ってみてからのお楽しみ…ってことで、気持ちを落ち着かせる。
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画像:第一管区海上保安本部・海氷情報センターによる2月18日の海氷予想図 網走は赤い密接度の高い氷が存在するようだが…紋別は少し離れている模様 |
「流氷の状況を見て間際予約」も出来なくはないが、航空券・宿・観光船の三拍子が揃いにくいオホーツクの冬の旅行手配、ちょっと厳しいかなぁ。
そんなオホーツクの旅、今回は計画的な予約で挑み「〽流氷とけない、春風吹かない…」とダ・カーポの替え歌で出発日を待ちます。
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2023年2月17日。旅の始まりは…富山空港。
金曜の富山発最終便で向かう定番の前泊スタイル。
とはいえ旅行需要の急回復は顕著、当該便は満席にくわえて空席待ちまで発生している状況。
週末だけ盛況じゃあ困るんだけど…まあ一歩、一歩。