(回想 新春・沖縄の旅2022(1月1日) 【旅の計画/1日目:往路フライト・那覇到着編 "沖縄レンタカー業界の闇を見た"】はこちら)
2022年1月2日、那覇の夜明け前。おはようございます。
6時を過ぎてホテルを出て、昨日の大行列を目にして引き返した波上宮へ。
去年もこの時間に初詣に来たが、今年もこの時間なら疎は保たれている。
昨日の行列も、この時間なら1台の無断駐車のみ |
参拝を済ませ波の上ビーチへの裏道、境内に放置された空き缶に酒瓶を抱えた宮司さんと朝のご挨拶を交わす。その向こうではノーマスクの若者集団が参拝に向かう姿。
観光客の立場であんまり言いたかないけど…沖縄ではあちこちで見る光景。せめて神様の前では地域と神社のルールを守ってほしいなぁ。
波の上ビーチにラジオ体操の音楽 |
ホテルに戻って朝食タイム。
おしゃれなバーが朝食会場となり、ロコモコ+バイキングのスタイル。
今回朝食込みで取ったけど、これが付いて1月1日泊が5000円台とか激安すぎ。
今回朝食込みで取ったけど、これが付いて1月1日泊が5000円台とか激安すぎ。
「かなりお安く部屋は出してます、こういう状況ですから…。まあ那覇のホテルは皆さんそうだと思いますが…」とスタッフ談。
とても思い出に残る宿、また次回お世話になりますね。
「パレットくもじ」では初売りの行列 建物を取り囲むように大勢の人で賑わっていた |
ローカル路線バスで読谷村を目指す
前回のブログでもご紹介の通り、沖縄はバス路線が豊富。このネットワークを活用して未訪問の戦跡や史跡、そして今日泊る予定の恩納村のホテルまで向かう。
まずは国道58号線を北上するため、県庁北口から路線バスに乗車、ICカード乗車券OKICAをかざして席に座る。
1月2日の車内は閑散 |
乗り換えもGoogleマップの検索機能やバスアプリ「バスなび沖縄」の接近情報などを利用。Googleマップ、ちょっとバス停の位置が不正確なところもあるがそこは臨機応変に。
嘉手納で乗り換えた62系統バス、乗客は私だけ。疎な車内から基地のフェンスを眺める。
数分の乗車で嘉手納基地の北側にある「道の駅かでな」に到着。
ここには基地を一望できる屋上展望台があるのだが、その展望台をさらに拡張する工事中。
本体工事はほぼ終了しているようで、展望台のオープンは4月1日の予定、一部店舗は1月中には営業をスタートさせるそう。もちろん既存の建物の営業も継続される。
道の駅かでな 展望台を増築し、本館も改装中 |
まずは既存の展望台へ 足場が組まれた向こう側には新しく出来た展望台 さらに基地に近くなった |
展望ラウンジの店舗は臨時休業中 |
忘れてません嘉手納VORTAC |
基地内には偵察機や輸送機が出ている おそらく今日もフライトしていると思うんだが 滞在中は離着陸なし |
新しい「道の駅かでな」全景 新しい展望台のオープンが楽しみ |
道路を挟んだ先にある通称「安保の見える丘」は 草木が生い茂り進入不可に近い ハブも出るので無理せずに |
30分程度の滞在で再び62系統で折り返し。
嘉手納バス停で再び乗り換え北上する。
続いて読谷村の戦跡・史跡をいくつか巡るため「喜名」バス停で下車。
まずは1.7km先の読谷補助飛行場跡へ徒歩で目指すが、ちょっと早めのランチをとバス停近くの沖縄そば屋さんへ。
かなりの繁盛店 ごちそうさまでした |
鳥の名は。 リュウキュウサンショウクイ? いや、シロガシラかしら |
喜名から歩いて到着、読谷補助飛行場跡。
読谷補助飛行場の全面返還は2006年。中央のアスファルトは近年のもののようだが、両サイドのそれは当時のものと推察される。
読谷補助飛行場跡 両サイドの白い舗装が当時のものだろうか |
補助飛行場跡の脇には市役所や健康増進センター、野球場や運動公園などがある。我らが中日ドラゴンズの2軍キャンプ地としても有名なご当地。
そんな球場の脇を通って北に進み掩体壕へ。その手前の義烈空挺隊玉砕之地碑に手を合わせる。
帝国陸軍時代に建設された掩体壕 |
掩体壕の脇には「義烈空挺隊玉砕之地碑」 |
勤労者体育センター横にある忠魂碑 |
忠魂碑近くのバス停から読谷村コミュニティバスに乗車。
年末年始は南北休日ルートのみの運行だが、旅の足にはありがたい。
運転手さんに礼を言ってイオンタウンで下車、再び徒歩で今度は座喜味城跡を目指す。
たむろ禁止って看板初めて見た 沖縄らしい…? |
徒歩約800m、多少のアップダウンがあるが約10分ほどで座喜味城跡に到着。
この座喜味城跡は沖縄の世界文化遺産を構成する5つのグスクに含まれる。
実はずっとこのグスクは訪問済みだと思っていたが…どうやら今帰仁城跡と勘違い。これで沖縄の世界文化遺産登録の5つのグスクすべて訪問となった。
太平洋戦争には日本軍の高射砲も設置されていた |
家の垣根からバナナの花 |
62系統に再び乗車 |
徒歩で戻り上地バス停から乗車し読谷バスターミナルに到着。
ここでは恩納村方面のバスを待たずに徒歩で長浜のバス停まで先まわり。
先月放送のNHK BSプレミアム「にっぽん縦断・こころ旅」で長浜ビーチを火野正平さんが訪れていたが、気になるガマもあったのでバスターミナル裏の坂道を下って長浜に向かう。
読谷バスターミナル |
バスターミナル横の坂道を下るとすぐに長浜の集落に |
長浜集落内にあるカンジャーヤーガマ |
何か大きな鳥が吸い込まれていったが…撮れず |
ターミナルから徒歩10分ほどで長浜ビーチに到着。
ご存知の通り沖縄では小笠原諸島・福徳岡ノ場の海底火山噴火に由来する軽石が沖縄各地のビーチに漂着しており、各地でその影響が出ている。
その軽石の状況を視察と思ってこの長浜ビーチに来てみたが…なんじゃこりゃあー。
長浜ビーチ 黒い筋はすべて軽石 |
堆積層が20~30センチほどの場所もある |
大きいものでコブシ大の軽石も |
近所の人や通りすがりの観光客もポツポツとこの現状を見に来ている。
地球は生きている。がしかし、この状況はお気の毒。
でも旅行客の皆さんはこの現状に旅行を中止するのではなく「軽石を見てやろう」ぐらいの気持ちで観光に来てはどうだろう。マリンスポーツなど一部中止されているケースもあるようだが、旅行者のみなさんはガッカリしないでね。地球の歴史の中でも、今しか見られない光景…と思うしかない。
長浜から48系統で北東に進む |
長浜から48系統バスに乗車し仲泊で下車。徒歩でホテルに到着。
前兼久漁港近くの古くて小さなリゾートホテルなれど設備十分、ロケーションも良好。荷物を投げ入れてシャワーを浴び、無料の洗濯機で衣服を洗濯。
昼寝もほどほどに夕食に向かう。
徒歩数分、有名なシーサイドドライブインに到着。
ここは沖縄初のドライブインで創業は1967年。テイクアウトコーナーは本来なら24時間営業なのだが、このコロナ禍ではホールとともに短縮営業中。
店内は古きアメリカを感じられる、どこか懐かしい雰囲気のドライブインだ。
仲泊のバス停からホテルまでの途中にあるのだが、その際に営業時間をチェック済み。
「早めに来られたほうが待ち時間もなくスムーズに入店できると思いますよ。18時とか、もうちょっと早めに…」と、店員さんのアドバイスどおりに来たら行列なし。
席数も減らしてるんだと思うけど、テーブルの消毒作業を済ませてから席に案内される。
一応アルコールも提供されるが「車で来てませんね?」と念押しが2回。
「はい、近所のホテルから歩いてきてます」とアピールしてようやくビールが出てくる、むしろ安心と信頼のお店。
ここの名物はスープ テイクアウトコーナーでも人気の一品 |
リブステーキをミディアムで |
店内にも様々なディスプレイ |
テイクアウトコーナーも大人気 夜食のハンバーガーを買って帰る |
本日のGPSログ バス乗車距離約40km・徒歩約12.2km |
明日の訪問先をバスマップとスマホで探しながら検討するが行先決まらず…どうしようかなぁ。
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