2021年3月28日日曜日

回想 徳之島の旅(3月13日) 【旅の計画/1日目 - 運休で北陸から繋がらない徳之島往路フライト・島内周遊編 】

 旅に出かけると書いている、気まぐれ旅行記。

メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ。

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記載の情報は2021年3月中旬旅行時のものです。
旅行の際は最新の情報やルールを確認し、安全・安心な旅行をお楽しみください。


徳之島旅行再計画も、フライトが繋がらない


昨年の懸賞当選旅行で訪問予定だった徳之島への旅だが、喜界島での天候不良に巻き込まれて欠航・キャンセルとなってから早4か月。
12月には沖永良部島への旅行も済ませ、奄美群島の未訪問空港も残すは徳之島だけに。こうなったら一気に奄美群島5空港を制覇すべく旅の再計画に取りかかった。

しかしこのコロナ禍で航空需要は一気に減退し、年始から一部都府県は再び緊急事態宣言下に。昨年末までは繋がっていた北陸からの当日乗り継ぎでのフライトが全く繋がらなくなってしまっていた。

GoToトラベルが一時停止中でも、旅行していいんだよ ※条件あり


そしてツーリズム産業にとって追い風となるはずだったGoToトラベルも一時停止中
私を含めて最大50%の割引付与で感覚がマヒしてしまっているのか、もはや世間では「割引がないなら旅行に行かない」的な思考に陥ってしまっている感もある。コロナ禍前までは割引がなくても旅行に行っていたのに、だ。

では現状において観光客誘致の割引がGoTo以外に全くないかといえばそうでもない。
今回の徳之島の旅は沖永良部旅行でも利用した奄美群島航空・航路運賃軽減委員会助成金を利用徳之島へのツアー代金がガツンと50%割引に。そのほか鹿児島では各種観光振興の補助等も継続して行われている。

徳之島の各自治体の感染ステージや来島する旅行者へのメッセージを確認し計画に着手。
先述の助成金を利用して徳之島4フライト2泊のツアーを予約。
そして今回も全行程を個人包括運賃のツアーとし、特典航空券の利用はおあずけ。マイルを使うよりも割引されるし、旅客収入が落ち込む航空会社にはマイルよりも真水との思いでやっているが、私ひとりがそんな想いでもねぇ…。

現地ではレンタカーで周遊し夕食もホテルで2食付きプランにして3密回避。本当は気ままな酒場放浪も旅の楽しみなのだが…今回もおあずけ。
オット忘れないで国内旅行傷害保険。欠航の教訓を生かし、念のため欠航・遅延特約を付帯しておいた。

そして2021年3月13日、徳之島への再旅行がスタートした。

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伊丹空港から始発便で鹿児島・徳之島を目指す


旅の始まりは…伊丹空港。

国際線乗り継ぎカウンターは閑古鳥

朝7時の始発便での出発のため空港近くのホテルで前泊としたが、タイミングよく「じゃらん」が3000円(金額制限なし)のクーポンを配布中。前泊ホテル朝食付きをナント3000円弱で予約することができた。
「おめーら割引がなきゃ旅に行かねえのかよ!」なんて言っておきながら、拾えるクーポンは最大限利用しますの…。

国内線はボチボチの人…もソラリーには欠航表示多数



ソラリーに欠航表示が多数あったものの、搭乗する鹿児島便は満席
減便の影響で搭乗客が集約されているのだろうが、久しぶりの満席便にちょっと安心している自分もいる。
お初の機種となるエンブラエル E190でまずは鹿児島へ。

3/13 JL2401 ITM-KOJ EMBRAER 190 JA251J
E190には初搭乗だ

この写真を撮った直後、ウインドシアでスーッと高度が下がる
んーっ!と思わず声が出たが、機内からも女子の悲鳴
シートベルトはちゃんと締めようね


航空自衛隊・新田原基地

3か月ぶりです鹿児島空港

徳之島便のゲート前は…閑散

3/13 JL3793 KOJ-TKN ENBRAER 190 JA225J
鹿児島から乗り継いでいよいよ徳之島便
搭乗率は…半分ちょい?


SOGIE THREE DEPARTURE KAGOSHIMA TRANSITION
で出発し、鹿児島空港を見る

桜島は噴煙見られず

薩摩硫黄島飛行場

薩摩硫黄島飛行場

口永良部島の手前ぐらいから雲が多いも、かろうじて奄美大島や加計呂麻の周辺が見える。
窓にずっと張り付いていたからか、CAさんから旅の記念にとメッセージつきポストカードのプレゼントも。気を使っていただきスミマセン。


VORアプローチで徳之島空港に着陸。伊丹出発時点では強風条件付きとの事だったが、なんとか降り立つできた。
11月の欠航から4か月、ようやく念願の徳之島に上陸だ。



空港でレンタカーの送迎係員さんと合流。4か月前には当日キャンセルでご迷惑をおかけしました。

「2月は車が出ない日が1週間続いたこともありました。3月は年度末ということもあり少しは復調気味ですかね。ダイビングのお客様も多いですヨ」

出発時には島の見どころや季節の食べ物、オススメのオプショナルツアーなどの情報も頂く。

レンタカーを走らせて再び空港へ。搭乗機を見送ってターミナル探訪。



売店・レストランも営業中
観光連盟のカウンターもあり地図等の入手が可能

徳之島といえば闘牛
牛の散歩だけでも見られればいいが…

旅客ターミナル
管制塔はあるが、既にリモート化されている

貨物受付の建物が旧旅客ターミナル

あれま仮設のVORが空港北側に
天城VORDMEとして4月22日から代替稼働予定

空港南側にある「ウンブキ」

ウンブキにある海底洞窟が海と繋がっている
アカヒゲが目の前に!
ウンブキで見られる代表的な野鳥

ウンブキの入口脇にはテンニンギク
喜界島では「特攻花」と呼ばれる

ウンブキ近くには徳之島VOR/DME
さらにその脇には旧滑走路も残っている

空港北側・滑走路脇にある「トリトリデッキ」
空港北側の浅瀬は絶好の野鳥観測スポット
…も、この時は野鳥の姿はなし


空港の東側にある「浅間陸軍飛行場跡」
まっすぐ伸びる道路は滑走路の名残



その北端には特攻平和記念碑

滑走路脇の食堂でランチ

空港周辺の見所を押さえて昼食を済ませる。
今日は徳之島の北半分を周遊する予定。風は強いものの、南国の太陽が上着を脱がせてくれる。
「ほら海岸ではアオサ採りしてるわよ」と、食堂のおかみさんから島内のみどころをご紹介いただく。

与名間ビーチ

リゾートにある鐘もコロナ対策済み


与名間埼灯台

ムシロ瀬

ろうそく岩
ここに夕日をあわせれば…

手々浜海浜公園にはチョウゲンボウの姿

金見崎ソテツトネル

金見崎展望所から灯台方向を見る

3月の陽気もあってか、観光客とも数組すれ違う。
とはいえ会釈程度で無言のまますれ違うのもコロナ禍だからか…。

と、海に目をやると黒い物体がまるで釣りのウキのように海面から飛び出している。

「あ!クジラ!」

と思わず声が出る。
するといままで静かだった展望台に周囲の観光客が駆け寄ってきた。

「ほらあそこ!早く早く!」

ジャンプ直後の様子
うーむ、黒い姿をなんとか写真に収めたいが…

尻尾?がチラリ

胸ヒレ?

潮吹きも見られたが…

今のシーズンはクジラ目当てのダイバーや観光客も多いそうだが、まさか徳之島訪問初日に生のクジラの姿を見ることが出来るとは思ってもみなかった。
残念ながら黒く大きなクジラのジャンプを撮ることは出来なかったが、束の間のクジラの登場に、居合わせた皆さんと距離をとりつつも盛り上がることができた。

その後やってきたジャンボタクシーの女性運転手さんから島の現状をアップデート。

「観光客はまだまださっぱり。それでもポツポツとお客さんが来るようにはなったけど、こんなのがいつまでも続いたらほんとにやってらんないわ…」

徳之島の北東にある「トンバラ岩」
その向こうに見えるは与路島・請島・加計呂麻島方面

金見埼灯台

畦プリンスピーチ

海鵜の姿多し

母間新港の主、黒猫ちゃん

時刻は17時、日没を待たずしてちょっと早めのチェックイン。
こちらも11月の旅行では欠航により当日キャンセルとなった宿。お詫びにと富山のお土産を持参。料理自慢の宿のようで、島の人たちも口を揃えて「あそこは料理が美味しいヨ」と評判のよう。

部屋に荷物を投げ入れて周辺散策。宿の前が海浜公園になっていて、夕食の時間までひとり海を眺める。


クジラが忘れられず、ずっと海面を眺める
沖にはマリックスラインの船の姿

それにしても金見崎で見たクジラが忘れられず、ノンビリ過ごすはずがずっと海面に集中してしまう。
うーむ、クジラのシーズンも終わりに近いのだが、いっそホエールウォッチングツアーに明日参加するべきか…悩むぅ。



今回も自由気ままな酒場放浪…とはいかないので、宿で晩飯を予約。
宿の客層を見てみると、ひとり旅や出張の人、ダイバーなどでほぼ満室の模様。
食事は時間指定制となっているが…グループ旅行はちょっとテンションがお高め。

ここは黙食・マスク会食として静かに頂きます。


酒場放浪ではノンビリとお酒と食事を頂くことが多いが、コロナ禍ではいつもの時間半分といったところ。
早めにベッドに潜り込んで明日に備える。

明日は南部を中心に周遊予定。
クジラ…どうするかなぁ…。

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