2021年3月29日月曜日

回想 徳之島の旅(3月14日) 【2日目 - メジロも闘牛も鳴いて、戦跡めぐりに体も悲鳴をあげる島内周遊編】

(回想 徳之島の旅(3月13日) 【旅の計画/1日目 - 運休で北陸から繋がらない徳之島往路フライト・島内周遊編 】はこちら)

2021年3月14日、徳之島の朝。おはようございます。

夜明け前の鳥たちの鳴き声で目が覚める。
宿は東海岸にあるため、毎度の日の出ツアーも徒歩1分でビューポイント到着。

目の前の木ではメジロがのど自慢。




朝食を食べて島内観光2日目がスタート。
今日は島の南半分を周遊予定。
ホエールウォッチングはどうにも予定がいれられそうにないのでまた次回のタスクに。

ならばまずは…ヘリポートですよね。

徳之島救急用ヘリコプター場外離着陸場



ウインドソックスは買い替え時期

ヘリポート前には美しいプライベートビーチ

ノアサガオは別名琉球アサガオ

そんなヘリポートの横には先客が1名。
あら滑走路探検隊員かしら?と思ったら地元の方。いまから素潜りで夜光貝漁だそう。


シンデ浜


亀徳新港の北にある「なごみの岬公園」に到着。ここには富山丸の慰霊塔が建立されている。
富山丸は昭和19年に米艦魚雷により徳之島沖で撃沈した輸送船。慰霊塔の回りには各団体や個人が建立した慰霊碑なども数多く並んでいる。



慰霊碑の裏手からマリックスラインの出港の様子を見る


公園前には疎開船武洲丸遭難者の碑

徳田虎雄顕彰記念館
徳之島出身の徳田氏は
一代で徳洲会病院グループを築き上げた

亀津で見るのは…消防車


ランチは長崎チャンポン麺
おいしー!

島内はサトウキビの収穫期
古いボンネットトラックが今も現役でたくさん走っている


喜念浜では闘牛の散歩に遭遇
砂浜を歩かせてのトレーニング



徳之島といえば闘牛の島。
島の民謡「ワイド節」が有名だが、これは島の闘牛をテーマにした民謡。
闘牛が行われる場所のひとつ「徳之島なくさみ館」に行けば、闘牛を場慣れさせるために場内にいるかもよ…と島の人に教えてもらったので覗きに来たら…おお、いるいる。


1頭の闘牛が場内に。
しばらく場内で散歩させていたが…あらら次から次へと牛が入ってくる。ここへ来ると興奮するのか、闘牛が前足で土をかきあげ雄叫びの鳴き声を上げている。

その後4頭が場内に入っていたが、うち2頭による練習試合が始まった。
雄叫びに加え、ツノがぶつかる音やワイドの掛け声が場内に響く。
見ている我々も興奮!これが闘牛かぁ…。





「これはまだまだ遊び。本番はツノを研いで鋭利にしてケンカさせるわけ。すると痛いから牛がどんどん興奮するのさ」
と解説してくれたのは、練習を見守っていた地元の方。
こうなると本気の闘牛大会見てみたいね。


会場にどんどん集まってくる闘牛たち
おかげでレンタカーに糞が飛散してて悲惨

瀬田海海浜公園
ビーチがプール状になっているため最盛期には
地元の家族連れで賑わうそう

公園のすぐ前でもキビ刈り中

伊仙町ヘリポート


犬田布岬にある
戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊の戦没将士慰霊塔



犬田布岬から海岸線を見る
奄美十景にも選ばれてる眺め

犬の門蓋にある通称「めがね岩」

断崖や奇岩が美しい

そろそろ陽も傾きだす頃だが、今日のハイライトというべき場所に到着。
天城町・上名道森林公園のほど近くの大和城跡にある戦跡「戦闘指揮所」を目指す。

ようやく見つけた遊歩道の入口

第1登山道入口から第1展望所を目指す
遊歩道のはずが看板では登山道と表記…

遊歩道は整備されているが…
やはり登山道というべき道のり
このあとだんだんキツくなり…


左が第2展望所、右が第1展望所(トーチカ)

最初は緩やかな階段もあったが、分岐点からはさらに険しさが増す。
手すりに掴まらないと足が進まない。呼吸と心臓の鼓動が大きくなるのを感じながら一歩一歩、いや一段一段登っていく。わずか約260mの遊歩道なのだが、とんでもねえところに来たなぁ…。

ようやく第1展望所に到着
コンクリートの遺構が戦闘指揮所(トーチカ)だ

戦闘指揮所(トーチカ)

トーチカの上には展望台
とりあえずは水を飲んで一息ついてから

空港方面が一望できる
登山道を登った者だけが見られる絶景

展望所から徳之島空港を見る

トーチカの上部にある穴
ここが出入り口?

なんとかたどり着けた戦闘指揮所。
戦争中ここにトーチカを作り上げた人たちの努力と、現代においても登山道を整備してくれた人たちに感謝。また登山道の場所や状況が不明な中でここをレポートしていただいた先人ブロガーの皆さんにも感謝したい。とても参考になりました。


君もチョウゲンボウかな?

宿に戻り、チューハイ片手に海を見る
クジラもう1回見たいナァ

本日の酒場放浪も宿での予約夕食。
今日は通常の夕食メニューをアップグレードして伊勢海老コースにしてもらっておいた。
コロナ禍で酒場に出られないのは寂しいが、宿でゆっくりと夕食に舌鼓を打つよい機会。



シメの海老汁が最高

夕食後はそのまま浜辺の公園へ。
星空もそこそこ。スマホの天体撮影モードで撮ってみると…映りすぎだって、そんなには見えてねぇ。(


明日は午前のフライトで帰路につくが、その前に11月の旅でやり残したタスクをやらなきゃね。
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