2021年1月24日日曜日

回想 新春・沖縄の旅2021(1月1日)【旅の計画/1日目・人生初の元日フライトも疎すぎる往路編】

旅に出かけると書いている、気まぐれ旅行記。

メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ。

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記載の情報は2021年1月初頭旅行時・2度目の緊急事態宣言発出前のものです。
旅行の際は最新の情報やルールを確認し、安全・安心な旅行をお楽しみください。 


GoToトラベルの一時停止で


12月中旬にGoToトラベル一時停止が発表され、年末年始における航空便・鉄道の空席が次々と放出され、旅館・ホテルも一転して空室多数となってしまった。

このGoTo一時停止発表のあとには観光・旅行現場の苦しい様子も伝わってきた。その一時停止による取消渦中の旅行現場レポートについては前回12月の回想記のとおり。
GoToトラベルの停止はあくまでも「助成の一時停止」なのだが、その影響は「旅行をやめよ」の号令となってしまった模様。助成を受ける予定だった多くの旅行者は旅行・帰省を取りやめたものと思われる。ただ感染のメカニズムを考えれば、生活・寝食を共にしない者どうしによるグループ旅行など、個々の判断で差し控えるべきステージだろう。
そんな一時停止が決まった後の現状を見て「それなら停止期間中の旅行現場をひとり見てみよう」と思い立ったが、実際に出発するかはまだ決めかねていた。


紅白終了後に航空券だけ予約


時計の針は進んで12月31日の大晦日の紅白歌合戦。

23時45分に放送が終わって、JALのWEBサイトを開く。
例年であれば特典航空券での予約など既に満席なのだが、やっぱりこの時点でも空いている。どの日程で検索しても▲や×表示がない。
とりあえず特典航空券で1月1日と3日のフライトを往復予約、メールのタイムスタンプが23時59分になっているから、特典航空券受付終了の1分前に完了したようだ。

翌朝旅行傷害保険だけを申し込み、前回旅行の荷物の整理も済んでいないスーツケースに衣類を押し込んで自宅を出発。ちょろっと検索はしていたが、この時点でホテルもレンタカーも取っていない。



わざわざコロナ禍に旅行に行ってそれをブログにしなくてもいいとは思わないこともないんです。「旅行なんてけしからん!」とお考えの方もいるだろう。
でもここは元旅行業マンとして、政府が提唱するコロナ禍における旅のルールを実践し旅行の実際現場をレポートしたいと思う。


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”疎を求める避密の旅”も、疎すぎる元日の空


旅の始まりは…小松空港

元日の小松空港に来たのはこれが初めてだと思う。
普通であれば帰省客や旅行客で満席便が続くんだろうけど、今日は全くもって疎。
もうちょっと人いると思ったんだけどな。

JALカウンターも新年の装い


ANAカウンターには願い札コーナー

出発1時間前だが保安検査場に人影なし

本日の搭乗機が着陸
元日の那覇初便はジンベエジェットだ

出発50分前、出発ゲート前には誰もおらず


ゲート前でレンタカーとホテルを当日予約


雪&強風予報で今日の那覇便は条件付きフライトとなっていたが、無事に小松空港に到着。
出発できることが確定したので、誰もいないゲート前でレンタカーと今晩のホテルを予約。

私の旅は基本的に事前予約型。欠航による足止めでもない限り、さすがに出発当日に宿を取るということはなかった。しかし今回、しかも1月1日という例年であれば超繁忙期の旅にも関わらず人生初の当日予約の旅を敢行。

まずはレンタカー
オンライン旅行会社のレンタカー割引クーポンもあってエコカーが3日間で免責込7000円。これが年末年始の超繁忙期の価格だとすれば安すぎる。さすがにレンタカーとなると既に手仕舞いしている会社もあるだろうが、格安系から大手まで当日ながら十分在庫があるようだ。

続いてホテル
那覇到着は17時頃。翌日2日にYouTube用の旅客機動画を撮影する計画なので、初泊は空港から近い本島南部で検索。
南部にある小さなリゾートビジネスホテルの、GoToの一時停止後に作られたと思われる間際プランが2食付き7000円だったのでここに決定。夕食付のためかチェックイン時間の締め切りが早かったので、間に合わなくても文句はいいませんよと電話で事前に連絡しておく。

取り急ぎ、旅の足と1泊目の宿を空港の出発ロビーで予約完了。
2泊目の宿は…沖縄についてから考えよう。

記念すべき2021年初搭乗機はジンベエジェット特別塗装機
1/1 NU37 KMQ-OKA Boeing 737-800 JA05RK

ホテルの予約が終わって周りを見回すと、まばらに搭乗客が集まっていた。
機内のCAさんに尋ねると今日の搭乗客は30名程度。165名の機材だから搭乗率は20%以下。
私の列を含む前後列すべて空席。快適っちゃあまあそうなんだけど、これ元日のしかも金曜日の那覇行き航空便の現状。着席してすぐドアクローズとなった。

1列に1人でも余りある機内


ジンベエジェット限定の紙コップで
スカイタイムの新作「ももとぶどう」を頂く

機内限定紙コップの写真を撮ってるとCAさんが「よろしければこれを…」と、新しいコップのほかステッカーなど頂く。子供みたくてスイマセン。あ、都道府県スタンプもお願いします。
ついでにお正月の現状を聞くもどこか寂しそうで何だか申し訳ない。

航空自衛隊・新田原基地

海上自衛隊・鹿屋航空基地


ボヤボヤだけど与論空港

第2滑走路手前までは曇り空だったが…

Thresholdを過ぎたら突然の豪雨

お世話になったCAさんにお礼を言って飛行機を降りる。
「今年もたくさん乗りますから。」


降りてもビックリ
近所のスーパーマーケットのほうが人いるぜ


お正月版しろたんも、迎える人なし


預け荷物もすぐに引き渡され、到着ロビーを出てレンタカー送迎の車寄せへ。
各社のスタッフが到着客を待っているが、送迎バスを求めて歩く客は私のみ。例年の閑散期の旅行でももうちょっとお客はいるけどね。

レンタカー会社の送迎バスも私ひとり

レンタカー会社で貸渡の手続き。補償はNOC免除にアップグレード。これ忘れずに。
「GoToの一時停止で予約が消えて、例年の4割ってところじゃないでしょうか。明日2日からはもっと少なくなりますよ。」
敷地内には多数の車両が出番もなく整然と停められていた。

ホテルまでの道すがら瀬長島をロケハン
…も、豪雨で早々に撤退

沖縄の正月飾りも初めて見る

3時間前に小松空港のゲート前で予約したホテルにチェックイン。
間際予約なれど既に宿泊カードへの印字が済んでいて、検温・健康チェックシートとともに記入する。

「昨日航空券取って今日空港で部屋を予約?フットワーク軽いですね…ようこそ沖縄へ!」と、小松からの電話に対応していただいたフロントスタッフに明るく迎えていただく。

「GoTo一時停止で半分以上消えました。稼働は5割ほどでしょうか…」
今回の夕食付プランも、夕食なしの既存プランよりも安いという逆転現象発生。それだけ間際予約のチャンスがあればを考えてのことだろう。


部屋に入ってスーツケースを広げ、ノートパソコン代わりのchromebookに電源を入れる。
3日間のスケジュールを頭の中で組み立てながら明日のホテルを検索すると、20代の頃からよく泊った那覇のシティリゾートホテルに空室があったので予約。
調べると10年ぶりの宿泊となるようだ。明日の夜が楽しみ…あ、会員カード忘れてきた。


明日の宿も取れたところで夕食会場へ。
今回の夕食つきプランはバイキング料理。「レストランは一部休業中につきアラカルトメニューもご注文いただけません…」とフロントスタッフさん。レストランは2つあるようだが、この状況下なので1か所のみで営業中。
会場の旅行者の顔ぶれを見てみると、家族連れを中心にカップルや単身の旅行者もちらほら。
感染症対策はされているが、他の宿泊者と間隔を保ちながら短時間で済ませて部屋に戻る。

フロント横で生ビールを買うことができる

大浴場で汗を流し、フロント横で生ビールを一杯購入しおつまみとともに部屋に持ち帰る。
スーツケースのバゲージタグを取り外そうと取っ手を見るとお手製のメッセージタグを発見。小さなタグの大きな心配りがうれしい。

スーツケースに付けられていた、
JAL小松空港所スタッフお手製のメッセージタグ

明日は午前中に撮影をしつつ、合間に史跡・戦跡をめぐる計画。
初めて過ごす沖縄のお正月を、ひとり静かに満喫してみたいと思う。


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