2018年6月5日火曜日

回想 東京・八丈島の旅(6月2日) 【都心早朝サイクリング&八丈島フライト・島内観光編】

(回想 東京・八丈島の旅(6月1日) 【旅の手配編/東京フライト編】はこちら)

2018年6月2日、東京の朝。おはようございます。


5時過ぎにはいつもの習慣で目が覚めちゃって、二度寝もイマイチ寝付けず。

「そーいやホテルがレンタサイクルやってたよね」と7時前からの火野正平的東京こころ旅
とりあえず皇居の二重橋まで行って帰ってこようと北進。

今日1日長いのに体力使っちゃって大丈夫かなぁ…。


久しぶりの二重橋前に着くと「自転車乗り入れ禁止」の立て看板。
お巡りさんに聞くと手で押してもダメなんだって。しまったー。



遠くに見える二重橋


しょうがないので皇居一周でもするカァと、皇居ランナーに混ざって反時計回りに都心を走る。

坂下門を過ぎ内堀通りを反時計回りに進む

乾門

三宅坂小公園の「広告記念像」
後ろは最高裁判所

ノープランなうえ、スマホの地図を見ながらのルート設定。時々自転車を脇に停めて確認。
三宅坂を南進して国会議事堂を目指す。

東京消防庁
麹町消防署永田町出張所

国会議事堂前には日本国旗とベトナム国旗
この日はベトナム国家主席が国賓として日本滞在中だった

警備にあたっているお巡りさんに「門の前から議事堂の写真撮ってもOKなんですかぁ?」って尋ねると「あーどうぞどうぞ」と快いお返事。
突撃しませんから安心してー。


永田町周辺の主要道路には日の丸とべトナム国旗が掲揚されている

お巡りさん「朝早くから観光ですか?どちらから?」
「富山デス。ホテルが自転車貸してくれたんですが、皇居までのはずがグルっとここまで来ちゃいました。」
お巡りさん「この後はどちらへ…?え、八丈島?!私も島旅が好きで先日小笠原に行ってきましたよ!」

と、束の間の離島談義。
あれこれ国会周辺のレクを頂いてご挨拶。早朝から警備お疲れ様です。


すぐ前にある国会前庭には「日本水準原点」「電子基準点」が鎮座。
そーいや何かWEB記事で最近見たなぁとググってみる。

国会敷地内に電子基準点 GPSで観測開始https://www.sankei.com/life/news/180322/lif1803220045-n1.html

3月から運用を始めたばかりのGPS電子基準点と、1891年から活躍している日本水準原点。
測量の日には中にある水晶盤の目盛りを見ることができるらしい。

日本水準原点(左)と、電子基準点(右)



電子基準点





ホテルに戻ってひとっ風呂。さっぱりしたところで空港へ。
初めて新橋のホテルをチョイスしたが、痒い所に手が届くなかなかの良宿。目出度く定宿リスト入り。




東京の定点、「小便小僧」
6月の衣装は梅雨をイメージ

モノレールに乗り換えて羽田空港へ。
先頭かぶりつきーと最前中央座席に座っていると、4歳ぐらいの親子連れが乗ってきて「あー先頭もうお客さん座ってるねー」なんて聞こえて来る。「ボクここ座りな」と手招きし席を譲る。
聞くと今日は親子3人で乗り鉄するんだとか。ビッグサイトの消防車もオススメだよ。



少年とお別れして早速ターミナルへ。
ANAに乗るときはお決まりのブルーシールアイスを食べようと案内所で最寄りのエスカレーターを確認すると「ブルーシールは第2ターミナルの…」…あれ、ここ第1ターミナルだぞ。

親子連れと一緒に降りちゃってまさかの下車駅を間違える。
あぶねー、搭乗時刻ギリギリじゃなくてよかった。




無事にブルーシールで昼飯代わりのクレープを食べて搭乗口へ。
八丈島便にはバスで搭乗機へ向かう。


午後のシフト組が体操して準備

V1スポットにベトナム航空。
そう、現在日本に国賓として来日中の、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席が帰国の途につくまさにその瞬間に遭遇。




新たに建設されたボーディングステーション
バス搭乗でも雨に濡れることなく機内へ進むことができる



ベトナム国家主席を乗せた「Vietnam One」の通過を待って搭乗機が出発

離陸は人生初体験のD滑走路から

急旋回するお船は試運転中?

三宅島空港


八丈小島

眼下に空港を確認
ハイステーションしてVORアプローチを開始


恒例のGPS航跡紹介
今回搭乗のANA A320はADS-B非搭載機。八丈島にはFR24のフィーダー拠点もなく、マルチラテレーションで途中までは映るけども航跡ははっきりしない。
こういうケースでの航跡紹介は価値があるかもね。

ANA NH1893 HND-HAC Airbus A320 JA8946

実をいうと人生初D滑走路利用
E-9/E/D/D-2で滑走路05へ

SIDのMIURA TWO DEPARTUREをレーダーベクターでMIURAへ

本日は東風のため、HCEへのクリアランスとなった
滑走路08にはILS施設はなく、A320の場合VORアプローチとなる
(737NGではRNP ARが実施できる)

HCEからはVOR D (For RWY 08)Approachを実施
一旦洋上へ進んで右旋回しティアドロップを飛行
ちなみに黄色のラインは参考として「HCEから228度/14DME」を記載した

羽田出発を3Dで

八丈島到着を3Dで
ティアドロップのインバウンドでは、途中で滑走路を視認しアラインしているのが読み取れる


空港に到着して、宿の女将さんがお出迎え。
今回のパッケージツアーでは送迎は含まれないが、宿で別途レンタカーを借りたため送迎をしてくれた。

女将さんから宿と八丈島のみどころ・食事のレクを受けて早速島内観光スタート。
今日は空港よりも南側を中心に周遊してみることに。

大坂トンネル展望台から西山(八丈富士)を見る
 乙千代ヶ浜海水浴場




乙千代ヶ浜海水浴場を後にして向かうは…八丈島洋上航空路監視レーダー「八丈島ORSR」(Oceanic Route Surveillance Radar)
滑走路探検隊として押さえておかなければならない重要な観光地。(えっ
三原山の中腹にあり、もちろん車でアクセスが可能だ。


八丈島洋上航空路監視レーダー「八丈島ORSR」


八丈島ORSRへの道すがら、猫さんたちがお出迎え

レーダーから下ってすぐの所に八丈島地熱発電所があったので、門前で撮影だけでもと思ったら「八丈島地熱館」なる施設が併設されている。
資料を頂きにちょっとだけお邪魔。


資料だけのつもりだったが、施設説明を駆け足でガイドしていただいた。

「えっ?あの航空レーダーをわざわざ見に来たんですか?その途中に発電所があったらかついでにと…??」

と、ガイドのお姉さん保有のレーダー見学時の資料を取り出してこられて束の間のレーダー談義。あ、その資料ボクも持ってますよ。

地熱発電所周辺の施設について質問があったときのためにと、念のため保管しておいたそうだが、まさかこれを使う日が来るとはと驚いたご様子。

見学の記念品もいただいて施設を後に。今度はゆっくり15分の説明映像も見せてくださいネ。


名古の展望台
ここ八丈島には戦時中「第十六震群特別攻撃隊」が置かれ、それを偲ぶ石碑がこの展望台に設置されている。



太平洋の黒潮に偲ぶ
第十六震洋特別攻撃隊ここに亡りき
安倍晋太郎謹記


ちょうどこの石碑の下にある洞輪沢漁港近くに格納壕跡がある模様。
近くまで行ってみたが発見することはできなかった。

八丈島灯台


初点灯は昭和26年6月10日とある

八丈島ディファレンシャルGPS局
平成31年3月1日をもって日本のディファレンシャルGPSは廃止される計画だ

この八丈島灯台から東側の道路が今日のドライブルート一番の難所。
舗装はされているがクネクネと曲がりくねった道路を延々と走り続けてようやく登龍峠展望台に到着。


ここから島の北半分を見ると…そう、空港も一望できる航空写真ファンの間では有名な撮影スポットのひとつで、離着陸する航空機を見下ろすことができる。

ちょうど東京からの最終便が到着する時刻なので、ここで着陸を見てみることに。
ボクのコンデジではちと厳しいが…

羽田からの最終便が到着

展望台から八丈島空港と八丈小島を見る

ほどなくして折り返しの東京行き最終便が離陸



とまあこんな感じで見られる撮影スポット。
一眼レフに超望遠なレンズを付けていればもっと大きく見えると思いますヨ。

フォロワーさんによると、概ね今回とは逆の滑走路26パターンでの離着陸が多いそう。そーいやローカライザーも滑走路26側のみの運用だ。
そういう事も調べずにくるニワカ航空撮影でスミマセン…。

大潟浦園地

まもなく時刻は18時。
島旅恒例の日の入りは「南原千畳敷」で見ることに。
日の入り計算アプリでは、ここから見ると八丈小島の右側に夕日が沈むはずだが…。

南原千畳敷のすぐ近くに八丈島空港の
APCH GUIDANCE LGT
回転式なものは初めて見たなぁ

間もなく日の入り時刻の18時44分




真ん丸な太陽がきれいに沈んでくれた。
沖縄でもそうだが、水平線に綺麗に沈む夕日に巡り合うことは本当に少ない。
さよなら太陽、また明日。


日没を見届けて一旦宿に戻り徒歩で吉田類的酒場放浪スタート。
放浪と言っても昼間に予約しておいた島寿司が食べられるお店を目指す。

八丈島でどうしても食べておきたいこの「島寿司」は、醤油漬けにした寿司種を甘めの酢飯と練りがらしで頂くお寿司の事。

これが沖縄の南大東島に八丈島からの開拓者から伝わり、大東寿司として現在も島の名物となっている。
2016年に南大東島を旅した際にはその大東寿司を食べたが、その元祖ともいえる八丈島の島寿司はどうしても外せない、今回の旅のメインディッシュなのだ。


まずはビールとお造りでスタートして、島の芋焼酎を頂きながらいよいよその島寿司を頂く。
「大東島のはカジキで作ってると思うけど、こっちのはいろんなネタで作るからね。江戸前とも比べて食べてみて。」とお店の大将。

カラシがツンと効いて美味しい八丈島の島寿司。

手前が江戸前寿司
奥が島寿司

お腹一杯になって宿に戻りシャワってバタンキュー。
明日は残る島の北半分を巡る計画。

あ、日の出ツアーは早朝すぎる4時30分頃なので催行中止とさせていただきます…zzz

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