メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ。
(いちおう一般記事はですます調、回想・旅行記はである調でやってまス)
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ちょっと野暮用で関東へ日帰りの旅。記録にとフライト編のみ回想記に。
そんな野暮用フライトは富山から羽田の単純往復。もちろん特典航空券。
度々申し上げているとおり、区間マイルが僅か176マイルしかない富山-羽田線の往復にローシーズンとはいえAMC12000マイルを使うのは正直もったいない。
もったいないのが分かっていながら、毎度のマイル有効期限が迫っているので仕方なくぽちっと。
使うことよりも、貯めることが目的になってしまっているマイル人生。
貯まった喜びを味わうことも忘れてしまっている。
往路は朝イチ7時10分発のNH312。
復路は羽田発最終19時50分発のNH321を予約するとあれれ、いつもはボーイング767-300な便がB777-200に運用変更。久しぶりのトリプルセブン搭乗となりそうだ。
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11月15日、旅の始まりは…富山空港。
久しぶりの朝イチ便、まだ夜も明けきらないデッキから本日の搭乗機にご挨拶。
2017.11.15 NH312 TOY-HND Boeing 767-300ER JA606A |
機内に乗り込むと半分以上は座ってるかなぁ。
北陸新幹線との競合で苦戦が伝えられている富山-東京線だけども、朝イチの便は中型機な767-300の投入を維持。新幹線と競合する中でも、この7時10分発の便は貴重で重要だ。
富山駅 |
中禅寺湖 |
富山を離陸して北関東ぐらいまでは地上が見えていたんだけど、その後は雲が多めの空の旅。
羽田のアプローチコントロールに入って雲の下へ。千葉駅周辺から再び地上が見えた。
千葉駅 |
遠くに薄っすらと富士山 |
陸上自衛隊 木更津駐屯地 |
東京湾アクアライン 海ほたる |
滑走路探検隊のタスクとしては陸上自衛隊木更津駐屯地をインサイト。
そしてこの日は「ILS Z RWY34L」で着陸。
毎度のGPSロガーによる航跡紹介。
離陸後はUOZU ONE DEPAERTURE MIRAGE TRANSITIONをフォローも、 毎度のDirect KOHAKのベクターを貰ってショートカット |
KOHAK手前からGENJIを貰い、さらにCOLORへの直行指示で
羽田空港のSTAR「CREAM ARRIVAL」へ
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着陸はILS Z RWY34L IAFのCREAMからARLON(IF)を通過し着陸 |
富山空港出発を3Dで |
羽田空港到着を3Dで |
羽田で朝食タイムののちバスに乗って目的地へ、用事をこなす。
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用事を終えて時刻は午後2時すぎ、向かうは羽田空港方面。
ちょっと寄り道。最終便までの時間つぶしに、困ったときのJAL頼み。
ex.JA8001 McDonnell Douglas DC-8-32 FUJI |
もう何度目かのJAL機体工場見学だけども、飛行機を見に行くというよりもガイドであるOB/OGのマシンガントークを聞きに来ている感じ。その知識の豊富さには驚かされ、毎回新しい発見がある。
楽しい時間をありがとうございました。
赤い飾り禁止ツリー |
軽く晩飯を済ませてススーっとゲートへ。
本日の搭乗機は予定通りのトリプルセブンだ。
2017.11.15 NH321 HND-TOY Boeing 777-200 JA706A |
機内は案の定…ガラガラーン。
CAさんも「いつもより大きな機体なんですよぉ」
いつも小さい路線ですいません。
富山到着後に翌日折り返しとなる便もそれほど混雑してないようだし、突然のトリプルセブン投入の意味がちと不明。P席を多めに欲しかった可能性もあるのかなぁ?
東京ディズニーリゾート |
夜のフライトは窓の手前に保護板があるため映り込みがあり景色が上手に撮れない。
影を作ってなんとか外の景色を記録する。
富山上空に差し掛かると…なにやら様子がおかしいゾ。
機上でGPSを確認すると、富山アライバルを行うも…むむ、富山VORへ6000ftで向かっている。
そして富山VOR上空でライトターン、再び洋上へ。
眼下にはライトアップされた新湊大橋の姿も見える。
そう、いまこの搭乗機は「LOC Y RWY20」アプローチを行っているのだ。
羽田空港出発前、富山空港の天気をチェックしていたが予報では夕方から雷雨となっていた。そして予報どおり19時のMETARでは-TSRAが報告され、前便であるNH319便はLOC Y RWY20アプローチを行っていたのを確認している。
RJNT 151000Z 21006KT 180V250 9999 -TSRA FEW008 SCT020 FEW020CB BKN040 09/06 Q1014
雷雲が能登半島・富山湾付近に出現した場合にはこのTOEハイステーションからのLOC Z RWY20を「雷雲回避アプローチ」としてしばしば行われる。
以前ANAの767型機パイロットさんと話す機会があった際に、この「雷雲回避アプローチ」についてレクを受けたことがある。
富山空港における悪天候時の運航方法として周知されているそうで、パイロットさん自身も事前にシミュレーターを使った習熟飛行を行ったそうだ。
滅多に経験できないアプローチに興奮しつつ、窓の外を眺める。
もちろんやりますGPS航跡紹介。
今回は貴重な「雷雲回避アプローチ」に搭乗・記録することが出来た。
今回はTOYAMA ARRIVALからTOEへ向かったが、エンルートでURUSI後にダイレクトTOEをもらって形成するパターンや、Y885飛行中にダイレクトTOEで高度処理してアプローチを開始するケースもある。
CA「今日は雷を避ける飛行コースとなり、着陸まで時間がかかりました。お急ぎのところ申し訳ございません。」
いえいえ、この飛行を体験したかったのよぉ。
久しぶりのトリプルセブン搭乗は、念願だったLOC Y RWY20による着陸に。
最初はあんまり気乗りしないマイルの処理方法だったが、終わってみたら価値ある特典航空券となった。
私自身関東方面へは新幹線を利用する機会が増えているが、やっぱり面白い航法の世界。
これから訪れる厳しい冬の運航も、このアプローチで乗り切ってほしい。
富山上空に差し掛かると…なにやら様子がおかしいゾ。
機上でGPSを確認すると、富山アライバルを行うも…むむ、富山VORへ6000ftで向かっている。
そして富山VOR上空でライトターン、再び洋上へ。
眼下にはライトアップされた新湊大橋の姿も見える。
そう、いまこの搭乗機は「LOC Y RWY20」アプローチを行っているのだ。
富山VOR通過後、再び洋上へ ライトアップされた新湊大橋が見える |
羽田空港出発前、富山空港の天気をチェックしていたが予報では夕方から雷雨となっていた。そして予報どおり19時のMETARでは-TSRAが報告され、前便であるNH319便はLOC Y RWY20アプローチを行っていたのを確認している。
RJNT 151000Z 21006KT 180V250 9999 -TSRA FEW008 SCT020 FEW020CB BKN040 09/06 Q1014
雷雲が能登半島・富山湾付近に出現した場合にはこのTOEハイステーションからのLOC Z RWY20を「雷雲回避アプローチ」としてしばしば行われる。
以前ANAの767型機パイロットさんと話す機会があった際に、この「雷雲回避アプローチ」についてレクを受けたことがある。
富山空港における悪天候時の運航方法として周知されているそうで、パイロットさん自身も事前にシミュレーターを使った習熟飛行を行ったそうだ。
滅多に経験できないアプローチに興奮しつつ、窓の外を眺める。
ボヤァーっと環水公園 |
滑走路20に着陸 リバース短めながらも、ググッとシートに体が押し付けられる |
もちろんやりますGPS航跡紹介。
今回は貴重な「雷雲回避アプローチ」に搭乗・記録することが出来た。
RWY34Rを離陸後、KANEK ONE DEPARTUREをフォロー PLUTO通過後にHILLSへベクター PLUTOは…近くに住むあのキャラね |
AZUMI・URUSIを通過してTOYAMA ARRIVALを形成するが… |
MVA以上でベクターを受けてMEDICを踏まずに富山VOR(TOE)へ |
TOE通過をハイステーションとして右旋回しLOC Y RWY20がスタート ベースターンは約13マイルとちょっと膨らむ |
今回はTOYAMA ARRIVALからTOEへ向かったが、エンルートでURUSI後にダイレクトTOEをもらって形成するパターンや、Y885飛行中にダイレクトTOEで高度処理してアプローチを開始するケースもある。
参考:富山のLOC Y RWY20のチャート |
富山到着を3Dで 飛行高度の差がよくわかる |
20時40分ごろの雨雲の動き(Google/国立情報学研究所) 通常のTOYAMA ARRIVALを使って降下すると七尾市・能登島から東にのびる雲の中を飛行することになるため、 今回の飛行方式での着陸となったのでは?と読んでみた |
CA「今日は雷を避ける飛行コースとなり、着陸まで時間がかかりました。お急ぎのところ申し訳ございません。」
いえいえ、この飛行を体験したかったのよぉ。
久しぶりのトリプルセブン搭乗は、念願だったLOC Y RWY20による着陸に。
最初はあんまり気乗りしないマイルの処理方法だったが、終わってみたら価値ある特典航空券となった。
私自身関東方面へは新幹線を利用する機会が増えているが、やっぱり面白い航法の世界。
これから訪れる厳しい冬の運航も、このアプローチで乗り切ってほしい。
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