2015年6月10日水曜日

回想 沖縄の旅(6月6日) 【中城城跡・嘉手納基地経由、普天間フライトラインフェア編】

1日目:回想 沖縄の旅(6月5日) 【旅の手配・ジンベエジェットで行く那覇初日編】はこちら

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雲の間から青空も見える那覇の朝。おはようございます。


早くに目覚めたが二日酔いで頭がガンガンと。早朝から散歩と朝食に行く予定だったけど、キャンセルして体調を整える。

9時過ぎに支度してホテルを出発、まずは予約したレンタカーを借りて、泊ふ頭近くにある「泊いゆまち」の魚市場へ。



主に沖縄近海のマグロや魚介類などを扱うこの市場には、地元の人の姿が多い。そして外国人観光客もたくさん。日本人観光客はあんまりいないかなぁ。

市場内の食堂で朝食の「まぐろ丼」500円。アーサ汁が美味しいよ。


本日のお目当て、普天間基地で行われる普天間フライトラインフェア2015は午後2時開場。
それまで未訪問の史跡などを周ってみようと国道58号線を北に進み、キャンプや基地のフェンスを横目に中城城跡へ向かう。

とここで大粒の雨。ワイパーの速度を最高速しにて視界を確保。さっきまで青空が見えていたのにさすが梅雨の沖縄、天気が変わりやすいですね。
駐車場に着いたものの、雨の影響で外へ出られず。車内でしばし体を休める。

中城城跡









中を歩いているとガイドさんと一緒に歩く人の姿。ガイドさんの手配が可能だそうで料金は無料。事前に予約が必要だが、ぜひ次回はお願いしたい。


時刻は12時。まだ普天間基地に向かうには早すぎるので、嘉手納基地最寄の「道の駅かでな」へ。ここは2度目の訪問となる。

2度目の道の駅かでな
4階が展望スペースになっていて、基地が丸見え

駐車場に車を停めると突然聞こえてくる戦闘機の離陸音。
土曜日はノーフライトだと思い込んでいたが、地元の人によると土曜日はいつもフライトがありますよと教えてくれた。

土曜日はノンフライトと思っていたら戦闘機がゴー

F/A-18

嘉手納VORTAC(KAD)とホーネット
外国のVORTACはこのような一体型が多い

1時間ほど滞在し、いよいよ普天間飛行場へ。国道58号線「大山」交差点を目指す。

交差点付近では既に渋滞の尻尾が58号線まで伸びている。ノロノロと車を進めるとゲート手前でセキュリティーによるIDチェックと、私の車は隣の広場へ。どうやら無作為抽出のカーチェックのようだ。

念入りに車内外を調べられ、カタコトの英語でなんとかこなす。そしていよいよフェア会場へ。
基地内を進むと誘導路に出て、そこからそのまま滑走路へ。

話には聞いていたけども、自ら運転する車で滑走路を走るなんてスゴーイ!
こんな体験、日本の空港や基地では出来ないだろうなぁ。

停車してパチリ
広い滑走路をひたすら進む

滑走路からエプロンに着くとそこが駐車場

再び入場門でセキュリティーチェック。IDの確認とカバンの中を念入りに。
事前に調べたり聞いたりしていたのだが、余計なものは持って入らないほうが吉。ながーいレンズもダメっぽい?

チェックを終えるといきなり飛行機がドーンと。
囲いも何もなく、訪れていた子供たちは飛行機をペシペシと触っている。「近くで見ていいYO!」と海兵隊員さん。

展示機をざっとご紹介。機体名とか間違えてたらスイマセン。

United States Marines Hawker Beechcraft UC-12W King Air 168208


United States Marine Corps Cessna UC-35D Citation Encore 166766


United States Marine Corps Lockheed Martin KC-130J Hercules QD 8065

オープンスペースな機内トイレ




United States Marine Corps McDonnell Douglas F/A-18D Hornet 165532




怪しい日本語もご愛嬌

United States Air Force Boeing KC-135R Stratotanker 62-3553





見学列を整理するチーフに「ワッペン撮らせてー」とお願いすると「OK!」と肩を差し出して頂く
可愛いトラさんがマスコットだ


フライングブーム操縦室にも入れてくれた





United States Air Force Sikorsky HH-60G Pave Hawk 89-26211

嘉手納のこの部隊は昨年の11月に小松基地での合同訓練に参加していた部隊。
「小松に来てましたよね?」と質問すると「オー!去年の11月に行ったヨ!」と隊員さん。



さあいよいよオスプレイを見学。
実際のオスプレイを見るのは、2014年に札幌飛行場(丘珠空港)で開催された「札幌航空ページェント」以来。そして実機に触れ、中に乗り込むのはこれが初めてだ。

United States Marine Corps Bell Boeing MV-22B 168288
こちらは機体外部からの見学のみ


素人目だが、中の印象はCH-47Jとあまり変わらない

United States Marine Corps Bell Boeing MV-22B 168279
こちらが内部見学対象機
調べてみるとこの機体は先述の札幌航空ページェントに飛来した機体。
そして先日のネパール地震の救難支援活動「Operation Sahayogi Haat」に参加した機体のようだ。





いよいよ操縦席へ。中は近年の旅客機同様「グラスコックピット」だ。
着席してパイロットさんにいろいろ質問。オスプレイ最大の特徴である「飛行モード変更」についても教えていただいた。パイロットさん素敵な時間をありがとう。



まだまだ展示機はありますよ。次の機体に進みます。

United States Marine Corps Bell UH-1Y 168404

United States Marine Corps Sikorsky CH-53E 37


United States Marine Corps Bell AH-1W SuperCobra 51

展示機の最後を締めくくるのは、毎度おなじみF-15イーグル。
ガーーーッ!いろんな角度から写真を撮ってたら、全体を撮るの忘れてた。

 United States Air Force McDonnell Douglas F-15 Eagle ZZ-046/83-0046






2時間ちょっとかかって展示機を見学。
各機周辺には隊員さんが必ずいるのでいろいろ質問可能。また部隊のグッズなども売っていて、「コピーじゃなくてオリジナル?」と尋ねると「Yes、オレのと同じだよ」と見せてくれた。
写真撮影も一声かけるとスムーズ。NGなエリアはちゃんと指摘してくれますヨ。


この普天間フライトラインフェアの魅力はまだまだあります。
続けてご紹介。

黄色い消防車が放水体験実施中
チビッコに人気だ

消防訓練用モックアップ

POLICEカーもビックサイズ


ステージではバンド演奏
謎のマスコットはこのあと登場

エプロンの隅っこに「竜」の文字入りオスプレイがポツンと

移動ミニ遊園地

出店がズラリ
基地外の地元のお店が多いが
米軍関係者が行う店もあるようだ

お店の写真を撮っていると「中も撮ってけYO!」
とグリルをオープンしてくれた

御礼にその店のタコスセットを遅めのランチにチョイス
トッピングも選べて1150円/10ドル
コーラもアメリカ仕様缶で100円

Bank of Americaの移動ATM
手元のクレジットカードで使ってみればよかったね


話題の展示コーナー

車両群展示

エプロン脇にあるタワーとウエルカムゲート
よく偉い人が基地に到着するとこの赤じゅうたん前に機体を停めているような。何て言うのかな?



Passenger Terminal

普天間タワーは足場でがっちり工事中

Temporaryなタワーはこちら

と、ここらへんでイベント会場から帰路につく。
出口ではワンワン隊員が警備につく。隊員さんに「お写真いいですか?」と尋ねると快く応じていただいた。


ABN(飛行場灯台)
再びレンタカーで滑走路を走り抜けて大山ゲートへ。
するとサブウェイの看板が飛び込んできた。前を走っていた来訪者が店内に入っていったので、私もつられて入ってみる。
隣にあるマーケットは入場不可だったが、こちらの店舗は利用可能との事。せっかくなのでピザを1枚注文して早めの晩飯にする。



お値段7.87ドル
写真では小さく見えるが大きなアメリカンサイズだ

店内にはピーター・リー大佐普天間航空基地司令官と
マイケル・テイラー大佐キャンプ・コートニー/マクトリアス司令官の写真

日本国国旗・アメリカ星条旗・国連旗
普天間基地は国連軍の基地でもある

USPSのポストもある

満腹になったところで基地を出る。
帰り際にかの有名な「嘉数高台公園」に立ち寄る。以前にも来たことがあるが、長い階段を昇った先に地球儀の形をした展望台がある。


テレビでよく見る普天間基地の画

エプロンではフェア真っ最中
夜10時までイベントが続く

普天間TACAN(NFO)

那覇へ戻ると時刻は19時すぎ。レンタカーを返してホテルに戻り、シャワってゴロン。
昨日ママには「明日も来なさいヨ!」って誘われていたが、コンビニで買ってきたハイボール缶で済ませる。また次の機会まで許してね。

初めての米軍基地イベント、展示機もジックリ見られるのでこれはハマリそう。
私の「何でも見たい、聞きたい、知りたい」の欲求を満たしてくれた1日だった。


(6月7日編に続く)
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