1月31日、月もチラッと那覇の朝。おはようございます。
今日は沖縄旅行最終日。
帰りの搭乗便まで、第9航空団新編記念のフライトを見学予定。
隊長とともに日の出前の始発バスで瀬長島を目指す。
那覇はバス路線も充実。検索アプリもあり、沖縄の旅ではバス路線もうまく使いたい。
とはいえ、その検索もスマホ頼り。以前は会社に問い合わせたり資料を取り寄せたりして自分でいろいろ調べたが、今はボタンひとつでポン。
スマホや携帯がなかった頃の自分と比べたら、旅能力って落ちている気がする。
終点の営業所から瀬長島までは徒歩で10分ほど |
さくらジンベエジェットが出発 いってらー |
基地のエプロンにはブルーインパルスが整列 今日もよろしくお願いします |
シロガシラが歌のお稽古中 本来は南西諸島の鳥で、那覇で見られるのは侵入生物扱い |
今日はこの瀬長島「サンセットパーク(展望台)」でフライトを堪能することに。
以前の瀬長島といえば野球場と売店があるだけで山に登ることが出来なかったが、瀬長島ホテルやウミカジテラス(商業施設群)、そしてこのサンセットパークが整備され、1日過ごせる場所になった。
ホテルには1度泊ったことがあるけれど、いいお値段でその1回っきり。
サンセットパーク展望台から海中道路方向を見る |
自衛隊エプロンにはF-15とT-4がズラリ その後ろのバス車両群が見える格納庫で第9航空団新編記念行事が行われている模様 |
瀬長島の猫① |
NHCはこの位置に |
まだ時刻は8時過ぎ、ウミカジテラスが出来てからは初めて来たのでトイレがてら瀬長島を一周探検。
自然海浜ゾーン アオサはまだ早いかな |
草むしり作業中のおばぁとちょっとだけゆんたく。
「アオサ?まだ早いかな。昔はいろいろ採りに来たけど最近は歳だからねぇ。昔はモズクなんかも採りにきたよ。貝も採れるんだけどここ近年は小さいのしかないねぇ。」
展望台に戻って朝の到着便を見る。
瀬長島の猫② |
瀬長島の猫③ 猫を捨てるな、猫を買わずに猫を飼え |
島の斜面にショップやレストランが集まる「瀬長嶋ウミカジテラス」 |
各テラスの屋上にあがることが出来る |
そのウミカジテラスから第2滑走路埋立作業を見る こちらの海は誰にも邪魔されず黙々と埋め立てが進む |
展望台に戻って朝の到着便を見る。
まだ時間は早く、祝賀飛行狙いの人はぽつぽつ程度。
「何時頃から始まるんですか?」と、沖縄へ転勤でやってきたオヤジさんもラジオ片手に祝賀飛行見学。
もうちょっとかかりそうですよと、展望台でゆんたくしながら飛行機見物。
そんな民間機の離着陸が息つく暇もなく繰り返され、ちょっと疲れて手抜き気味。日差しも強くて暑いのよー。
海上保安庁のダッソーファルコン(JA8570)が出発 |
時刻は11時、自衛隊エプロンに動きが。どうやらF-15が離陸するようだ。
…えっ、あのズラズラーっと並んでたF-15が飛ぶの?!てっきり2機ぐらいしか飛ばないのだと思い込んでいた私…。
昨日の一般公開(予行飛行)では、ファイターによる予行飛行は中止になっていた。いったいどんなフライトが行われるのか…。
たまたま遊びに来ていた家族連れも「何かあるんですか?」と。
「この戦闘機やブルーインパルスがこのあと祝賀飛行を行いますから、まだ帰っちゃダメですよ!」
尾翼に部隊マークなし エプロンでお留守番の1機にはロービジ化されたマークが描かれていた |
7機が滑走路にラインナップ |
2-2-2-1で離陸 |
お次はT-4が滑走路に向かう模様 |
太陽が高くなってきて海も青くなってきた |
RACのJA81RCも慣熟飛行に出発 |
チャイナエアラインのジャンボが到着 沖縄には台湾からの旅客機が次から次へと着陸してくる |
ジャンボ着陸ののち、4機のT-4が滑走路へ こちらも尾翼に部隊マークはない |
3-1で離陸 綺麗なフォーメーションテイクオフを見せてくれた |
F-15が7機、T-4が4機が離陸。どうやら上空で集合し編隊飛行を見せてくれるようだ。
その11機が上空て待機する中、いよいよブルーインパルスが滑走路に登場。
時刻は12時、待ちくたびれたよー
ブルーインパルスが滑走路へ |
ジェットスターのお客さん、ブルーインパルス見えたかな 香港航空のお客はこれから起こる出来事に… |
5番機・6番機がモクモクチェック! |
この時、私のテンションも最高潮に。
F-15、T-4、そしてブルーインパルスの離陸を見て、ああやっぱり来てよかったなと。この瞬間を見に来たんだと。
訓練されて鍛えられた翼は本当にカッコいい。そう思ってたらちょっとウルッと…
続いて1-4番機もモクモクー! 香港航空もビックリ |
4機が離陸 |
続いて2機 |
離陸後6機が集合し上空待機へ |
慶良間諸島上空でスモーク! 島民のみなさん見てたかな? |
おやおや、この2機のイーグルは何だろな? |
写真奥の格納庫で式典が行われている中での緊急発進 本当に忙しい基地だ |
慶良間諸島上空には、先ほどの11機のF-15/T-4が待機中 |
最初にF-15が離陸してから既に1時間30分以上が経過。
その長い上空ホールドから、いよいよ祝賀飛行がスタート。
まずはF-15とT-4が計9機進入。残りのF-15/T-4計2機は万一の予備機として空中待機しているようだ。
うち9機が滑走路上空へ |
F-15が6機、T-4が3機、計9機による大編隊祝賀飛行 第9航空団だからかな? |
大編隊航過を待って、チャイナエアラインのジャンボが離陸 |
次はいよいよブルーインパルスによる祝賀飛行 |
デルタローパス |
もう、サイコー! |
すぐさま次の課目へ 6機がまあるくスモークを引いて… |
那覇の空に咲く満開のサクラ! |
たまたま公園に遊びに来ていた家族連れやその子供たちも大はしゃぎ。
ブルーインパルスによる祝賀飛行は以上2課目を披露。
たった2課目、でもこれが最高の2課目でした!
大編隊飛行にブルーインパルス、やっぱり来てよかったネ!
ブルーインパルスが着陸へ |
まずは4機がフィールド上でブレイク |
つづいて2機がブレイクして滑走路36のベースレグへ |
一番機から順次着陸、お疲れ様でしたー |
1番機の増槽タンクは「T-4ブルーインパルス20周年特別塗装」 |
2番機 |
3番機 ANAのドルフィン機長も見てるよ |
4番機 |
5番機 |
6番機 みなさんお疲れ様でしたー |
続いて大編隊飛行に参加した4機のT-4が着陸 おつかれさまでしたー |
海上保安庁のダッソーファルコン どうやら下地島空港へ行っていた模様 |
ポートサイドには うーみん三等海上保安正 |
スターウォーズジェット(JA604A)が飛来 |
頭上には大編隊のF-15が着陸のプロシージャーへ |
連続9機…2機多いな?と思ったら、アラート任務についていた2機のイーグルも続けて着陸 これからも日本の空・沖縄の空の防衛をよろしくお願いします |
F-15の着陸を見届け、転勤族のオヤジさんともお別れ。
沖縄での生活、満喫してください。
時刻は14時50分。
フライト時刻まであと1時間15分となったところで、瀬長島とお別れ。
チェックインを済ませて、隊長とお別れ。明日のブルーインパルスお見送りよろしく。
保安検査を抜けて夕飯用の空弁を買い、そのまま搭乗。
復路は中部・セントレアへのANA306便。機内は日曜の名古屋行とあってほぼ満席。
離陸後、しばらく海上がみえていたけど、そのまま雲上へ。
お皿を背負った飛行機もお仕事へ |
時刻は14時50分。
フライト時刻まであと1時間15分となったところで、瀬長島とお別れ。
ウミカジシャトルで空港へ |
チェックインを済ませて、隊長とお別れ。明日のブルーインパルスお見送りよろしく。
保安検査を抜けて夕飯用の空弁を買い、そのまま搭乗。
復路は中部・セントレアへのANA306便。機内は日曜の名古屋行とあってほぼ満席。
中央に見えるのがナガンヌ島、手前が神山島 |
離陸後、しばらく海上がみえていたけど、そのまま雲上へ。
屋久島・種子島周辺では薄く地上が見えたものの、その後も紀伊半島手前までは雲上飛行。
それでは復路もGPSロガーによる航跡チェック。
ここからは名鉄・JR・東海道新幹線・特急しらさぎを乗り継いで金沢へ
ボヤァーっと左に屋久島、右に種子島がなんとか見える |
伊勢・鳥羽上空 |
夜のセントレアに着陸 |
それでは復路もGPSロガーによる航跡チェック。
2016.1.31 ANA306 OKA-NGO JA8324 |
EISAR TWO DEPARTURE KAFUU TRANSITIONを レーダーベクターされながら北上 |
YULIAからセントレアへ向け変針 |
レーダーベクターされてWILBAへ ILS Z RWY36を実施して着陸 |
那覇離陸を3Dで見る 嘉手納アプローチコースへの高度制限はキャンセルされていた模様 |
セントレア着陸を3Dで |
金と黒の招き猫が手招き |
ここからは名鉄・JR・東海道新幹線・特急しらさぎを乗り継いで金沢へ
ここから初日に買っておいた名古屋-金沢の回数券を利用 金山駅を利用することにより、名古屋駅での対JR乗継が楽チンに |
久しぶりの東海道新幹線 最新のN700Aに初乗車 |
しらさぎ61号で金沢へ |
指定席は乗車率90%近くになっていたが、 自由席はガラガラ、わずか数名程度 |
那覇空港で買った「大東すし」が今晩の夕食 いつかは行きたい大東島 |
しらさぎ号に揺られること約2時間弱、定刻の21時48分に金沢駅到着。
1か月半ぶりの沖縄・那覇の旅。
最初は「無理してまで行かなくてもいいかなぁ」なんて思っていたけれど、やっぱり現地に行かないと見ることの出来ない場面、知ることの出来ない事って今回の旅でもいろいろとあった。
旅は出会い。旅は何が起こるか分からない。
これだから旅はやめられない。
旅は出会い。旅は何が起こるか分からない。
これだから旅はやめられない。
(終わり)