2023年8月17日木曜日

回想 東北 - 青森ねぶた・立佞武多・弘前ねぷた/秋田竿燈まつりの旅2023(8月6日) 【3日目:弘前市内観光・まさかの脱線騒動に巻き込まれ&秋田竿燈まつり編】


ホテルの朝食会場が大混雑でカッチャカチャw
のんびり食べたいナと、近所の喫茶店。
ドアを開けると概ね満席、「ちょっと時間かかりますけどいいですか?」
ええ、時間は売るほどあります。


ねぷた村&弘前城観光
弘南鉄道初乗車も…脱線騒動に巻き込まれる


1時間ぐらいかけて朝食を食べ、ホテルをチェックアウト。
昨日のフロントスタッフのアドバイスにはお世話になりました。

弘前ねぷたは30分弱しか見られなかったので、市内にある「津軽藩ねぷた村」へ。
ここでは弘前ねぷたについて学んだり体験が出来る施設。


ねぷたの由来やお囃子の違いなどをスタッフが説明
太鼓の体験も出来るよ





津軽三味線の生演奏も

ねぷた村のあとは…やっぱり行くでしょ弘前城




弘前城の石垣は大規模修繕中

暑くて人も少ない絶好の機会


今日はこれから秋田へ移動。

当初は「リゾートしらかみ」に乗車して五能線の車窓を満喫する予定だったが、先の秋田地方での豪雨被害により五能線は一部バス代行輸送中。そのため、午後イチの特急つがる号に変更。

探検隊長から「弘南鉄道乗ってきなよ」のアドバイスに従い、大鰐線で大鰐温泉の日帰り入浴で汗を流す計画。

中央弘前駅には行かないバス
すぐに気づいて慌てて下車

近くのバス停から弘南鉄道・中央弘前駅を目指すつもりが…あらら、乗り間違えちゃったよ。
弘南バス、Googleマップへの反映がなく、別の乗換案内アプリで検索。系統が同じでも経由が違ったりとややこしいローカル路線バスの世界。テクノロジーでなんとかしたい分野だけど、どこもマンパワーが足りてないのよね。

徒歩10分で中央弘前駅




お客は10名ちょい。
揺れが心地いい…を通りすぎている感もあるが、体を大きく振られながら田園風景を眺める。


さすがは青森、リンゴの木がいっぱい

津軽大沢駅構内には凸型機関車
現役の車両みたいだよ

津軽大沢に到着、ほとんどの乗客が下車。

と、ここで非常事態。どうにも様子がおかしいゾ。
駅で交換予定の対向列車が車両故障しているとのアナウンス。
運転手さんも「駅舎で待っててもらったほうが涼しいので…」と下車を促す。

車内には合計3名。こういう時の団結力ってなぜか早く、乗客全員が私の車両に集まってきて情報交換開始。3名全員が観光客で大鰐まで乗車予定。
しばしの運命共同体ね。

津軽大津駅で強制下車
困ったなー

乗客、1名は親の実家が弘前にある兄ちゃん、もう1名は弘前ねぷたを見て職場のある秋田に帰る女性ひとり旅。

復旧を待つ間は何もすることがないので自然と祭りの話に。
青年は立佞武多を私同様、昨日見てきたそうで私と話しが盛り上がる。
すると女性が「え!なんですかその立佞武多って!?」と興味津々。

これから秋田に戻って竿燈まつり最終日を観覧する予定だった女性、すっかり立佞武多が気になる様子。
私が持っていた保存用の立佞武多パンフレットを渡すと「えー…戻って行くべきですか?行くべきですよね…!」と、弘前へ戻り五所川原に進むのか悩み中。
青年と二人で五所川原市内での立ち回り方に列車攻略法を指南し、翌日0時台に到着する青森発秋田行きの臨時列車を教示。

大鰐線と突然の別れ

その後駅員さんに「タクシー振替輸送お願いできませんか?」と依頼すると既に手配済みとの事。
程なくしてタクシーが到着、大鰐まで早々にタクシーとなる。

さて、3人でタクシーに乗り込んで最後の立佞武多レク。
「このまま秋田へ行って一緒にビール飲むか、五所川原へ行くか…さあどっち!」と誘うも…心は既に五所川原。ですよねー。
そのまま立佞武多のパンフレットはプレゼント。
女性も「トラブルがこんな結末になるとは…旅って何があるかわからないですね」

そう、旅のトラブルは面白い方に振ればいいんです。

大鰐駅手前に故障列車

タクシーの車窓、前方右手に故障列車が見える。乗客は全員降ろされている模様。
「あれ?!脱線してません?」は兄ちゃんの声。
気のせいでしょ…あ、ほんとだ連結部分が沈んでるね。

あとで気づいたが…電車の連結部が脱線している感


大鰐駅に到着。
駅で各自ダイヤを確認し、みなさんとはここでお別れ。お互いに挨拶をして別れる。
いい旅にしましょうね。

私は…とりあえず汗流そうね。

日帰り温泉 鰐の湯で高速入浴

大鰐の名物?
もやしラーメン美味しいヨ

大鰐はトラブルもあり1時間の滞在となった

ニュースサイトには早速脱線の情報。
突然の脱線騒動にまさかとは思ったが怪我人もなく、私の旅の計画に遅れもなくてホッ。
到着した列車に弘前発の乗車券・特急券でそのまま乗車、満席に近い特急つがるで秋田を目指す。


大館の山に大文字

秋田駅に到着
なまはげが歓迎

最終日は大迫力&大盛況!
豪雨被害を乗り越え開催の秋田竿燈まつり


秋田竿燈まつりは8月3日から6日まで行われる祭りで今日が最終日。
先日の豪雨で大きな被害を受けた秋田市内だったが、祭を開催するとの事だったので計画どおり秋田入り。

ホテルにチェックインしてしばし休憩、身支度を整えて出発。


竿燈大通りまで路線バス

竿燈大通り周辺では秋田名物の
ババヘラアイスが飛ぶように売れている

祭の開始までテントのある屋台で早々にビール

テントで隣に座った初老のご夫婦、青森ねぶた・秋田竿燈・仙台七夕まつりを巡る広島からのツアー参加者。
宿泊地は盛岡で連泊との事、こちらも宿に着くまでが大変そう。

18時すぎ、道路上には竿燈が既に入場待ちスタンバイ

あえてチョイスした山王十字路のB席

この秋田竿燈まつりは観覧チケットを購入。
この祭り、時間を区切って竿燈が巡回するので同じ場所に居れば時間ごとに異なる竿燈が見られる。観覧席以外の沿道は立ち見の混雑なので今回は座席を購入した。

A席・S席・SS席などは概ね中央分離帯から各道路面に観覧席が設置されるため、道路の片側しか見られない座席配列になっているが、この山王十字路では360度見渡すことが出来る配置になっている。
ビール売りのお姉さんも「ここが一番いいのよ、振り返っても竿燈見られるから」と太鼓判。

あきた観光レディが露払い

次々と竿燈大通りに竿燈が入場

日本航空がスポンサーの竿燈も

もちろん自衛隊による竿燈もあります
自衛隊の車両で堂々の入場

19時すぎ、いよいよ竿燈が立てられます

竿燈大通りが竿燈で埋め尽くされる




竿燈、提灯が実る稲穂を表しているそう
豊作を願うお祭りだ




チビッコ用竿燈も
幼少のころから竿燈英才教育





両サイドすべてが竿燈とお囃子に包まれた時間も終了

まつり終了と同時に触れ合い竿燈タイムが実施される
写真撮影や竿燈体験が可能

クロネコ竿燈もあるよ

大雨被害の秋田
がんばってる秋田

自衛隊の竿燈にもご挨拶
いつもありがとう

竿燈が各町内へと戻っていく

このお祭り、個人技を見せるというもの。東北の夏の祭はバラエティ豊か&迫力満点。
来てよかったね。

よーやく酒場放浪本編スタート


ちょっとだけ焼肉をつまんで外に出たら…どこからかお囃子が聞こえるよ。
これはもしかして…と探していると、駅前でJR東日本竿燈チームが祭から帰ってからも技を披露する「戻り竿燈」を行っているじゃん!


JR東日本は小若の部で連続優勝だそう


鉄道マンが見せる技でこの日も終了。
秋田の復興と秋が実り多いものになることを願います。


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