(回想 東北 - 青森ねぶた・立佞武多・弘前ねぷた/秋田竿燈まつりの旅2023(8月4日) 【旅の計画 ”祭の旅手配は高難度?!”/1日目:小松-三沢フライト・熱気あふれる青森ねぶた祭編】はこちら)
2023年8月5日、青森市の朝。おはようございます。
カーテンから漏れる明かりで目が覚める。東北の朝は早い。
ホテルの朝食をスルーして、青森で有名な「のっけ丼」がある市場へ。
開店直後で大行列、でも思いのほか列は進み10分も待たずにチケット購入。
ここでは10枚つづり2000円分のチケットを購入、これを市場の各店舗に持ち込んで魚介類やごはん、みそ汁と引き換え。好きな具材を選んでオリジナルの海鮮丼を作る。
|
チケットと引き換えに、好きなお店で好きな具材と交換
|
「青い森、青森。」
十和田八幡平国立公園をレンタカーで巡る
海鮮丼を食べ、ホテルをチェックアウト。
レンタカーを借りるべく青森駅からお隣の新青森駅へ在来線で向かう。
|
当然ながら新青森駅にもねぶた |
新青森駅からレンタカー、夕方には弘前の営業所に返却する予定だが、早めの予約でお値段8000円弱。
車を走らせて小一時間、八甲田ロープウェー山麓駅を目指す。
|
岩木山展望所も…手前の木がワサワサ |
|
青森空港にアプローチするJ-AIR機が見える |
|
八甲田ロープウェー山麓駅 |
|
眺望ヨシ 青い森…青森とは、まさに文字通り |
|
気温20度、避暑にはサイコー |
ロープウェー山頂駅に到着。
まだ9時台だからか閑散。約30分の遊歩道を歩く。
途中、団体の添乗員さんに声を掛ける。
「コロナ禍が明けて、もう忙しくて大変、団体旅行も盛況ですヨ。昨日は五所川原の立佞武多を見て、今日は青森のねぶたの予定です。いやー立佞武多は感動でした!」
ここでも五所川原の立佞武多。うーむ弘前ねぷた見るから、やっぱりもう1泊弘前に泊るべきだったかもね。
|
7月の山口旅で痛めた足で… やっぱり歩くよ遊歩道 |
|
田茂萢湿原 それほどアップダウンもなく、スニーカーで十分巡れます |
|
山麓駅は団体で混雑 ねぶた観光の付帯観光地として人気 |
次の目的地は酸ヶ湯温泉。
青森を代表、いや日本を代表する名湯、酸ヶ湯。
ここには千人風呂と呼ばれる大浴場があり、日帰り湯で満喫。
|
有名な酸ヶ湯温泉 |
|
睡蓮沼 |
酸ヶ湯温泉、睡蓮沼から次なる目的地、奥入瀬渓流へ。
ここも青森といえばの景勝地。旅行業務取扱主任者試験で散々学んだが来たのは初めて。
奥入瀬渓流に入る前に十和田グルメ「バラ焼き」でランチ。
|
渓流の見える席で、十和田名物バラ焼き |
|
これぞ、ザ・奥入瀬渓流っぽい流れ 道路沿いに渓流が延々と続く |
|
渓流よりも…見るトコ、山菜 ヨシナ(カタハ)がいっぱい …も、特別保護地区だから採っちゃダメヨ |
|
荒々しい流れもあれば 静かな流れもある |
|
雲井の滝 |
|
銚子大滝 道路もずーっと木陰なので 奥入瀬渓流も避暑に最適 |
|
奥入瀬渓流で石川県の観光バス、北日本観光バスを発見 |
奥入瀬渓流ではナント石川県の観光バス「北日本観光」のツアーバスに遭遇。
休憩中の運転手さんに尋ねると、金沢を出発し秋田の竿燈まつりから青森のねぶた祭に向かう道中との事。しかも宿泊地はナント盛岡。
青森ねぶた祭に照準を合わせて多くのツアーが組まれるが、青森市内に泊れるのは稀。ほとんどが市外のホテル・温泉地や県外に宿を設定する。そんなツアーの行程を守る乗務員さんも大変なのよ。
|
十和田湖のバス停でリンゴジュースwithソフト |
|
十和田湖を発荷峠第一展望休憩所から見る 住所はお隣、秋田県 |
十和田湖からナビの指示に従い小坂経由で弘前へ。
その小坂には「小坂鉄道レールパーク」がある。
レンタカーの車内整理がてら、園内を見学。
それにしても避暑地から下りてきたら…小坂アツアツ。
|
小坂鉄道レールパーク DD131 機関車運転体験用としてまだまだ現役 |
|
小さな資料展示室にはサボや駅備品などを展示 |
|
小坂鉄道11号機関車 |
|
DD133の運転台は見学開放 |
|
あけぼのの寝台車もあるはずだが…車庫内で修繕塗装中 観光トロッコやレールバイクもあるよ |
弘前女子の意見は「五所川原の立佞武多(たちねぷた)」
予定外の突貫計画、立佞武多と弘前ねぷたのダブル観覧
16時過ぎ、小坂から青森・弘前へ。レンタカーを返却する。
その返却手続き中、カウンター横には五所川原・立佞武多のパンフレット。
何気なく手に取るとカウンター女子が「今日はこれから立佞武多ですか?」
「うちの子供たち、弘前ねぷたよりも立佞武多のほうが好きっていうんですよ。まあ、私も立佞武多かな…」
えー、まじすかー。昨日のタクシーの運転手に続き3人目、今日で2人目の立佞武多推し。
弘前から列車で50分弱の五所川原、弘前から十分アクセスが可能で臨時列車も設定。
うーむ、とりあえずホテルにいって悩みますがぁ。
|
今日のメインは弘前ねぷたのつもりなんですが… |
ダメ押しはホテルフロントのお姉さん。
「今日はこれからどちらの祭へ?」なんて尋ねられたら、こちらも尋ねるしかない。
私:「弘前ねぷたと五所川原の立佞武多、お姉さんなら…どっち!?」
フロント女子:「そりゃもう…立佞武多。」
ハイ決定、計画変更で立佞武多。
今回の旅、4人から立佞武多をおすすめされ、うち女子2名に誘われたんじゃあ…行くしかないでしょ。誘われたって言っても、ボクについてきてはくれませんが。()
当初、確かに立佞武多に行くのは計画していたが、3泊目を秋田・竿燈まつりとしたため今回はスルーする計画に。
部屋に荷物を入れて五所川原行きの五能線の時刻表をチェック。
フロントのお姉さんによると弘前ねぷたの運行時間が長いので、もしかしたら帰って来てから見られるのではないか…とのご提案。臨時列車に乗れば…30分以上はねぷた、見られそうよ。
ではそのプランで行ってみましょー。
|
ホテルに荷物を投げ入れて 五能線方面の普通列車に乗車
|
|
五所川原駅到着 奥にはねぶた小屋 |
|
駅横のねぶた小屋には立佞武多が出発の時 でもこれ、中型だってよ |
|
駅から市街地へ進むと…前方に巨大なねぶた なんじゃありゃー! |
|
これが五所川原の立佞武多! デケェー |
高さは20メートルを超えるとは聞いていたし資料も見ていたが…実物は想像以上。
この立佞武多、五所川原駅前の観光案内所で確認したところ、市内3か所からそれぞれ大中小の立佞武多がスタート、それぞれが一周する。
「立佞武多の館」からメインとなる大型ねぷたが出発、それを見送って駅方面に進み、臨時列車の出発まで観覧するパターンがよさそうだ。
|
図:立佞武多公式サイト・パンフレット 水色のコースを赤丸の地点から反時計回りにそれぞれが1周する |
|
2023年製作、素戔嗚尊(スサノオノミコト) |
|
とにかくデカイ立佞武多が 市街の道に進んでいく |
|
大型の立佞武多は1台だけだと思ったら…
|
|
立佞武多の館から突如登場、 2021年製作の「暫(しばらく)」
|
|
え?また出てきたよ |
|
2019年製作「かぐや」 |
|
続いて高校制作の中型立佞武多が通過 |
|
小型のねぷたも続きます こちらはゴジラ |
|
青森ねぶたのようなスタイルのものも運行 沿道の観客が曳き手を盛り上げます |
小型ねぶたを見ながら駅方向へ。
駅近くの交差点で時計を気にしながら一周してくる立佞武多を待ち構える。
立佞武多、運行自体は2時間もかからない雰囲気。コンパクトな運行ながらも、その迫力は凄い。
|
ご機嫌な五所川原市長が沿道の観客と交流 |
|
20時、交差点に立佞武多再び 商店街のビルと比べても寸法が異常 |
|
続いて2021年の立佞武多も交差点へ 一斉に歓声があがる |
|
曳き手には自衛隊のほか在日米軍の皆さんも
|
|
20時20分、振り向きながら駅に向かう |
名残惜しいけど、ここで離脱。
20時26分の臨時列車で弘前に戻る。
19時にスタートした立佞武多の運行、大中小すべての立佞武多の運行と大型の立佞武多も2か所でそれぞれ観覧することが出来た。まあ弘前ねぷたまで欲張らなければ、最終21時台の列車でも十分観覧が可能。
臨時列車に乗車して弘前到着が21時12分、ホームに出るとお囃子の太鼓の音がドンドンと響いている。弘前ねぷたの運行に間に合った!
|
駅前すぐを通過する弘前ねぷた
|
弘前ねぷたは運行台数が60台以上と多く、22時過ぎまで運行してるとの情報どおり駅前は賑やか。
カラカラの喉にビールを流しこみながら弘前ねぷたを観覧。
ちなみに青森はNEBUTA、弘前はNEPUTA。
夏の青森県内各地でねぶた・ねぷたが数多く運行されている。
|
弘前ねぷたは扇形が特徴 前後の画で魅せるスタイル |
|
人形型のねぷたもあります |
|
背面の画も美しい |
|
21時41分、全ねぷたが駅前を通過 列車到着から20分ほど観覧することが出来た |
ちょっと無理かしらとも思ったが…結果、立佞武多と弘前ねぷたの両方を見ることが出来た。
もちろん弘前ねぷたもよかったが、立佞武多を見ることが出来て大満足。
立佞武多、これもっと認知度が広がったら大変なことになりそうだ。
|
運行終了と同時に居酒屋へ直行 |
|
青森名物せんべい汁を日本酒と共に |
青森県2日目も無事終了。
思わぬ形で計画変更となったが…やっぱり女子の意見は聞かなきゃダメね。
0 件のコメント:
コメントを投稿