2021年12月20日月曜日

回想 松山・呉の旅(12月3日) 【旅の計画/1日目 - わずか5分のための東京前泊/都心上空ルートいらっしゃいませ】

旅に出かけると書いている、気まぐれ旅行記。

メモ程度の日記なんですが、よろしければどうぞ。

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トクたびマイルで突貫計画の旅


2021年も残り1か月。
仕事っぽい用事で何度かフライトはしていたが、旅log出来るような航空旅行はしばらく出来ていなかった。
農繁期もとっくに終わり、待ちに待った冬の閑散期は我らの時間、It’s our moment。


今回はANAが企画するトクたびマイルを使っての週末突貫旅行。
このトクたびマイル、直近1週間の間際な特典航空券が通常の必要マイル数から減額して乗れるオトクなキャンペーン。
火曜正午に割引対象路線が発表され、水曜から予約開始、木曜から翌週水曜までが旅行期間として設定されている。つまり今回は火曜日に発表された路線の中から旅先を決定し行程を立案、それをその週末に実施するという事になる。


11月30日正午、12月1日~12月7日までの対象路線が発表された。
その中から今回は「小松-羽田-松山」と飛び松山市内観光、翌日に瀬戸内海を船で渡って広島の呉を訪問、「広島-羽田-小松」と旅する1泊2日の計画とした。
トクたびマイルは対象路線の必要マイル数が減額されるお得なチャンス。今回は4フライトすべてがトクたびマイルの対象路線で、合計12000マイル。通常であれば20000マイル必要な旅ですからナント40%もお得という事になる。


予約寸前に異変に気付く!…わずか5分のMCTに泣く。(…笑ってたと思う)


旅程が決まればさっさと予約、眠い目を擦りながら予約開始となる水曜日の午前0時を前に予約行程をANAサイトにセット…も、なんだか嫌な予感。
土曜朝の小松発NH752便で出発し、羽田で乗り継ぎNH585便で松山に向かう旅程なのだが、その羽田での乗継時間は30分。
「そーいや羽田の最低乗継時間(MCT)って、確か30分に変更になったんだよね…?!」とANAサイトをチェック。

ガガガー、ANAグループ同士のMCTが35分?従来の25分から変更になったのは記憶していたが35分って。往路の乗継時間が5分足りないよ。

ANA、羽田国内線乗り継ぎ時間変更 (2019年)10月から35分以上に  -  Aviation Wire

記録を別々に予約すれば一応予約できるものの、万が一に乗り継げなかった場合に航空会社からは建前とはいえ「MCT守ってないからどうしようもないね。チケット紙くずになってご愁傷様」で済まされてしまう。うーむ…。
ならば仕方ない、金曜の夜便で出発し羽田近隣に1泊&翌朝のフライトで松山にと計画変更。仕方ないねー。(笑顔)

このANAの羽田空港における25分から35分へのMCT変更、実はJALは現在も25分のまま。この10分のMCT延長に泣いているANA利用者も多くいるのではないかと思われる。もう一度再考いただけないだろうかねぇ…。

無事フライトもキャンペーンマイルで予約を完了しホテルをチョイス。ちょうどタイムセール中の松山の宿を見つけて激安でゲット。前泊となる羽田の宿は…空港に近い穴守稲荷にしましょうかね。

オットット旅行傷害保険も忘れず加入。特に携行品保険が大事です。
この航空ダイヤのほかにもこのコロナ禍ゆえのトラブルがいくつかあったのだがそれはまた後述。とにかく突貫計画な旅、いつものチェックリストどおりに荷物を詰め込んで旅がスタートした。

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初めての都心上空ルートで羽田空港へ

2021年12月3日。旅の始まりは…小松空港
1泊2日で旅の行程を収めるハズが、先述のとおり2泊3日の旅となってしまった。注:好転

恒例、赤い実は絶対に許されないツリー

さて、例の感染症禍において航空便の減便・運休が続いていたが、12月になって運航を再開しだした路線も多い。ここ小松空港もこの波に乗っているようで、今から乗るNH756便も週末を中心に運航再開となっているし、ナイトステイも復活。
座席指定や予約番号の状況を見ても、それなりに予約が入っている模様。


12/3 NH756 KMQ-HND Airbus A320neo JA213A 

機内はほぼ満席。夕暮れの雨の中をテイクオフ。
…ANAは機内照明を離着陸時に落としてくれないので、機内の明かりが窓に映り込んでなんとも撮影し難い。

A320のコックピットビュー、高度がフライトレベルではなく
実高度(もしくは実気圧)なのでツマンナイ
ちなみにA350はFLがちゃんと反映されていたのに…

機内wifiでツイートしていると、フォロワーさんから「16L降りですネ」とリプライが飛んでくる。
あらら!ここまで全く意識していなかったが、世間でも話題となった「都心上空ルート」を飛行できるかもしれない。
早速羽田のATISを取得してみる。

RJTT P M0830 (APCH)RNAV RWY16L/RNAV RWY16R LDG RWY 16L/16R DEP RWY 22/16R DEP FREQ 126.0 FM RWY22. 120.8 FM RWY16R, SIMUL RNAV APCHS TO RWY16L/R ARE INPR, M 030830Z 26011KT 30KM FEW030CU 14/00 Q1008/A2979= Q/TWO NINE SEVEN NINE STP

このままのスケジュールであれば、RNAV RWY16Lで降りられるようだ。全く想定していなかったため、ポートサイドの窓側を取ったが景色はどうなるんだろう…と、あわててFlightRadar24で先行機の航跡をチェック。
そうしている間に、いよいよ都心上空ルートがスタート。

房総半島をフォローしながら、千葉方面から都心上空へ。
東京湾の船の明かりが見えている

いよいよ都心上空ルートへ
左にスカイツリー、右に東京タワー
中央に流れるのが隅田川

スカイツリー

一番テンションがアガるのは…やっぱり東京タワー


今回の航跡を3Dで。
16Lへの都心上空ルート、左右を選べと言われたら…やはりポートサイドか

都心ルート、いい眺めでした。
昼間だともう少し東京の名所を眺められそう。もちろん南風が必要ですが。


今日は単に前泊するだけの東京滞在。
翌朝もどうせならと松山行きの初便を予約したので宿を空港近くの穴守稲荷に取る。


宿への道すがら、路上でフライトバッグを引きずるにしては若すぎる青年2人が同じくフライトバッグを引きずった中年男性に連れられて今日の反省点らしき指導をしつつ挨拶して別れていく。信号待ちで一緒になった青年に「もしかしてパイロット訓練生?」と尋ねるとイエス。羽田空港も近いため、航空・空港勤務者も多い街のようだ。

この感染症禍でパイロットになれただけでも凄いよね。訓練がんばってください。


宿に荷物を投げ込んで早速酒場放浪へ。
最初に覗いた居酒屋は…わー満席。ちょっと裏路地に進んで静かなカウンターを発見。

ここでも店内には航空関係者と思われるお客も。「カーゴは忙しいのにボーナスはナシなんてやってらんねぇ」なんて内輪話が漏れ伝わってくる。


ほろ酔いで宿に戻って明日の準備。
夜明け前から空港に移動し、目指すは初めての松山空港の滑走路。
早く寝たいのだが…久しぶりの旅のせいか、なかなか眠れない…。


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