那覇空港から新石垣空港へ
2018年12月10日、那覇の朝。おはようございます。
5時に起床し買っておいた朝食を食べてホテルをチェックアウト。
この季節、那覇の日の出は7時をまわってから。まだ真っ暗な中を始発のゆいレールで那覇空港に向かう。
始発電車はガラガラかと思いきや…旅行者を中心に結構な混雑。
赤い実もありますANA沖縄のツリー 本部に怒られないかしら |
搭乗機はこちらも新造機の737-800 |
だんだん明るくなってきたところで搭乗開始。
始発のフライトで向かうは石垣島。ここからは毎度の一人旅。
ウイングレットに描かれた 「イリオモテヤマネコ」がお出迎え |
離陸してすぐに雲の中。
…って揺れるなぁ…まだ雲抜けないし…時々ガツンと揺れて…だんだん気持ち悪くなってきた。もう汗ビッショリ。あかんやつー。
FL180ぐらいでようやく青空は見えたものの、まだ雲もボコボコと多くFL230ぐらいまで揺れが続く。フー…。
平気な顔してこちらを見つめるヤマネコちゃん |
ようやくFL300まで上がってドリンクサービスだが息つく間もなく早々に降下開始。
次も揺れそう…と思ったら石垣島周辺の雲は薄く比較的スムーズに降下してくれた。
黒島 |
石垣島周辺は日差しもある |
海上保安庁・石垣海上保安部の埠頭には複数の巡視船 |
旧石垣空港滑走路 |
一応やりますフライトのGPS航跡紹介。
2018.12.10 NU601 OKA-ISG JA02RK |
MIZAR TWO DEPARTUREをショートカットで 早朝だったからか、那覇空港のAltitude Restrictionsはなく、 雲を避けてか大きく南下している |
JOTTO NORTH ARRIVALのFIXを入れてみたけど、 先島レーダーによるベクターを受けてILS RWY04のファイナルへ |
黒島の東側をライトターンしてJOTTOから着陸 |
新石垣空港到着を3Dで見る |
時刻は8時35分すぎ、すぐにバスへと乗車し離島ターミナルに向かう。
見るトコ、ソコ ASRとアンテナ群 |
「どうした?今日は厚着してるねー」 乗客と運転手のコミュニケーションが今も残る 石垣島のバス路線 |
船の運航状況で行く島を決めるお天気ルーレット
今回の八重山の旅、未訪問の島である西表島を中心にチャンスがあれば鳩間島にも行っちゃおうというプラン。ただそこは冬の八重山、海が荒れて船の欠航も多い季節。去年の八重山旅行の時も欠航してたしね。
そこで離島ターミナルから出る船の運航状況によって旅程を変える計画。
その計画とはこうだ。
- Aパターン(本日鳩間航路運航)
→10日・鳩間島観光→西表島泊/11日・西表島観光
- Bパターン(本日鳩間航欠航、11日運航の可能性あり)
→10日・西表島観光/11日・鳩間島観光
- Cパターン(両日鳩間航路欠航)
→10日&11日・西表島観光
冬の八重山では鳩間島・西表島上原港行きの船が出るのはまれ。とはいえ12月の上旬は連日運航されていたので淡い期待もしていたのだが…今日は風が強く波も高い。
そして6時には既に運航会社より「本日の鳩間島航路・西表島上原航路は欠航」のお知らせが出た。
明日の予報も本日同様に波が高いようで欠航するだろうとセルフジャッジ、バスの中でCパターンに最終決定し、離島ターミナルで西表島でのレンタカー手配に動く。
まあ順当というか想定どおりCパターン。冬の沖縄らしい感じになってます。
でもお天気の文句は言いませんのよ、みっともないから。
上原港は島の西部地区にあり、見どころや宿が多い地区。ただし海が荒れると今日のように欠航することが多い。
一方、大原港は東部地区に位置し1年を通じて波の穏やかな航路となるため欠航が少ないが、宿も少なく西部地区の上原までは車で1時間ほどかかる。
今日の上原航路は欠航、おそらく明日も欠航と読んでいるので大原航路を選択。大原港でレンタカーを借りることにした。
ちなみに上原航路が欠航しても上原航路の乗船券は発売され、大原港着の船に接続して西部地区までの連絡送迎バスが運行される。詳しくは船会社のWEBサイトで。
ちなみに安栄観光のサイトでは過去の運航情報も調べられるよ。
乗船券は往復大原航路で購入。
大原港から電話でレンタカーを2日間手配。「今から出る船で行きます!」と伝えて軽自動車のお値段9000円。
なお冬場は全国大手のオリックスレンタカーがWEB予約限定の激安プランを展開中、お値段は軽で2日間6000円ちょい。大原港利用で事前計画する人はこっちのほうが断然オススメね。
てかこれ今日の朝ググって知ったプラン。それだったら前日の予報でジャッジして予約したんだけどなぁ…反省。
あ、西表島の場合、レンタカーを当日借りられるようなことは冬の閑散期ぐらいかも。繁忙期など早めの事前予約をお忘れなく。
予約の電話を切ってすぐに乗船、船は満席、ほどなくして出航。
「隣の席オバァでもいいかなぁ?」と、お隣には西表島に帰るという島のおばぁ。
どーぞどーぞ!
「どこから?富山?昔黒部ダム行ったさー。今日は西表も寒くてねー。」
と、揺れる船内でおばぁとゆんたく。船酔いは…新石垣空港で酔い止め薬飲んだから大丈夫。昔の島の話やヤマネコの話などいろいろ教えてくれた。
とここで「本日は新城島を経由します」と船内アナウンス。
新城島とは西表島の南東に位置する小さな有人離島。定期便はなく大原港行きの船が臨時経由して乗客を運ぶ。事前予約することで島内観光ツアーとして観光客も上陸は可能。
今日は数名の観光客が島を訪れるようだ。
八重山で残る未訪問の島は今回の西表島、あとは鳩間島とこの新城島。
いつか行きたいね。
新城島を船の窓から見る |
おばぁと別れ、ターミナルでレンタカーを借り受けそのまま出発。
向かうは…そりゃ滑走路探検隊だもの。
西表島東部地区・大原ヘリポート |
ウインドソックスはボロボロ…誰か買ってあげて |
忘勿石への道すがら… |
イシガキヒヨドリ? |
忘勿石 |
サトウキビ産業が盛ん |
イリオモテヤマネコ発見の地碑 ここで中学生により発見された個体がタイプ標本となった 現在は国立科学博物館の収蔵庫に保管されているそう |
南風見田の浜 |
製糖工場からは甘い香り |
東部地区はこれぐらいにして、続いて西部地区へ車を走らせる。
しばらくして由布島の水牛乗り場へ。よくガイドブックや旅行パンフレットなどで見る光景だ。
今日は乗るつもりないんだけど(汗)、水牛ドライバーのおじさんにお話しを伺う。
現在飼育している水牛は50頭、生まれたての子牛から引退した水牛までを2か所の牧場で飼育。お客を乗せることが出来る一人前の水牛になるまでが大変だそうで、水牛が働いている期間ってのはとても短いんだそう。
「この時期はツアーのお客さん結構いるね。一番お客が少ないのはGW明けかな」
言ってるそばからツアーのバスが到着。
明日帰りに寄りますね。…って時間あるかなぁ。
野原崎展望台から小浜島を見る |
さて西表島の道路を走っているとこのような看板が多数設置されている。
西表島に生息する国の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」の事故現場を示す看板。
また動物注意の道路標識にもイリオモテヤマネコが描かれている。
今年は来島時で8匹が交通事故に。生息数は約100匹前後と言われているイリオモテヤマネコにとって年間8匹はかなりの割合だ。
島内は40キロ制限、集落内は30キロ制限。ゆっくり走って猫を轢かないようにね。
でも見れるなら生きてるヤマネコ見てみたいなぁ…。
さらに道路を進むと…大きな鳥が道端の木の枝に。
おおこれはカンムリワシ!国の特別天然記念物で絶滅危惧IA類 (CR)。
こんなにアッサリと見られちゃっていいのかしら。
上原港・デンサーターミナル 本日は(本日も)全便欠航 |
上原港近くの食堂で八重山そばとチャンプルー |
島には消防署はなく、地域の消防団で島の火災防御を行っている |
中野海岸 |
西表島西部地区・住吉ヘリポート |
うなり崎公園 |
トゥドゥマリの浜(月ヶ浜) |
クロサギさん?が浜辺で獲物を狙う |
黄色いくちばしはダイサギか? 鳥に詳しいフォロワーさんから御指導頂く |
浦内川から下流を見る 西表島を象徴するマングローブが生い茂る |
川岸に降りるとたくさんのミナミトビハゼがぴょんぴょん飛び跳ねている |
謎の建築物、子午線モニュメント |
西表島に東経123度45分6.789秒の子午線が走っているかららしい |
白浜港ターミナル |
ここ白浜港から船浮地区までの渡船が 船浮海運によって運航されている |
星砂の浜 |
日の入りは再び「うなり崎公園」で ちょっと雲が多くて日没前に太陽とお別れ |
宿にチェックインして荷物を投げ入れ、早速の吉田類的西表島酒場放浪スタート。
おひとり様で暖簾をくぐります。
「富山から?じゃあ富山のほうが魚美味しいでしょう?ここ最近海が時化ててあんまり魚が入ってこないんですよ」
と居酒屋の大将。
いいえ全然構いません。地元の人が食べているものと同じものを食べたいからね。
まずはマグロ・セイイカ・カジキのお造り マグロは石垣で水揚げされた近海もの |
ゆっくりの流れる時間の中で、八重山の泡盛と地元の食材を使った料理を頂く。
そしてカウンターにあったフリーペーパーを見ながら明日の計画。
明日は西表島のさらに奥地を目指す計画。
さて待望の星空は…次来た時までお預けだね。
(12月11日編に続く…)
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