2024年1月20日土曜日

回想 新春 石垣島・沖縄本島の旅2024(2024年1月1日) 【3日目:石垣島で初日の出・那覇フライト/石川・富山で大地震発生、緊急帰宅手配・福岡フライト編】

 (回想 新春 石垣島・沖縄本島の旅2024(2023年12月31日) 【2日目:石垣島レンタルバイク周遊/大晦日年越し酒場放浪編】はこちら)


初めて石垣島で迎える年明け
フォロワーさんファミリーと初日の出を見る


2024年1月1日、石垣島の朝。おはようございます。

ぐっすり眠って元気100%。
まだ夜明け前も、当然行きます初日の出ツアー。
天気予報はイケそうな気がするが…ちょっと星空は見えないね。

夜明け前の石垣島をバイクで走る

日の出は石垣市街地のサザンブリッジか、それとも白保か…と考えていたところ、地元フォロワーさんが声をかけてくださる。
明日は空港で日の出を観る計画だってんで「ボクも行っていいですか!」と突撃、久しぶりの再会を兼ねての初日の出ツアーと相成った。

久しぶりの再会、ご家族の皆さんにご挨拶してしばしの石垣談義…オット!もう日の出時間だよ!

石垣島の初日の出は…雲にお隠れ
あけましておめでとうございます


フォロワーさんが石川県に在住されていたときからのお付き合い。今日はたまたま帰省中にお声がけ頂いた。

数年前に富山でお会いしたのが最後、「いつかは石垣島で会いたいネ!」なーんて言ってたのが、まさかの元旦・日の出で再会できるなんて最高。
ご本人もそうだがご家族も乗り物好きで、日の出を横目に航空・乗り物談義で盛り上がります。

AR的にはこの位置に初日の出
また次回!


レンタルバイクの返却&帰路フライトもあり、ここでお別れ。
わずかな間でしたが、本当に楽しく新年にふさわしい時間を過ごすことができて感謝。

またひとつ、石垣島での忘れられない思い出ができたね。


ホテルの朝食にはミニおせち

バイクを返却してバスに乗り新石垣空港到着



まだ1月1日の午前とあってか、カウンターは閑散。混雑は明日以降かしら。

昨日お邪魔した売店の店長にご挨拶し、富山土産を渡す。
聞くと今日の午後にご主人とフライト、那覇で休暇を過ごすとの事。
那覇で過ごすお正月、離島のみなさんの過ごし方あるある。

また石垣で逢いましょうね。


1/1 NH1768 ISG-OKA Boeing 737-800 JA82AN

眼下に日の出を見た轟海岸


今日の那覇空港はRWY36L
喜屋武岬周辺を見ながらファイナルへ





通常価格に戻ったレンタカー
明日のやんばる周遊にむけて名護を目指す


ようやく通常価格?に戻ったレンタカー。
今回レンタカーの手配は1週間前だったが、適正な値段で借りることができた。
もちろん繁忙期ではあるが、それでも3日間で18000円はむしろ安いかもしれない。

レンタカーレーンは各社混雑もなく
スムーズな送迎

早速レンタカー会社の送迎車で営業所到着、ここでもお育ちの悪いファミリー、お父さんその口のきき方なんとかしてよ。⤵
こちらはゆっくりと手続き、フルカバー補償の追加支払いを済ませて車を走らせる。

今日の宿は名護。
高速道路で行けばスグだが、国道58号線でのんびり行きましょうや。


北谷のA&Wでランチをと思ったが結構な混雑。
店内でお持ち帰りとしてハンバーガーセットを購入。
観光客と見抜かれたのか「どちらからですか!」と元気な声で接客してくれるのはまだ見習い中の新人さん。

「みなさんのおかげで元日も昼飯が食べられます。ありがとう。」と言うと遠慮しがちに返事がかえってくる。

毎回書いているが、年末年始に営業してくれるお店、チェーン店、コンビニ、交通関連…。言えばキリがないが、ほんといろんな人のおかげで年末年始に遊んでられます。ツーリズム産業の皆さんには感謝です。

いっぱい稼いで、このあとゆっくり休んでね。

砂辺海岸
嘉手納基地のすぐ西側の海岸

海保ヘリがお正月も海岸線巡視

海を見ながらA&Wのハンバーガー食べますぅ

家族連れが多い砂辺海岸と隣接の公園
聞こえてくるのは英語ネ

砂辺海岸からドライブ、これまた久しぶりの残波岬
30日の那覇空港アプローチは冬のRWY18。偶然見えた残波岬も久しく行ってないなぁと立ち寄ってみた。

残波岬灯台

シャッターチャンスを待つ人たち
撮れたー?


火野正平的観光スポット、長浜海岸
前回はローカル路線バスで訪問、軽石の影響があった時だ


店内TVから緊急地震速報が鳴動
青い海で富山の家族・仲間に「余震・津波が来るぞ!」と叫び続ける



残波岬・長浜海岸から北上し、恩納村のシーサイドドライブイン
ここも以前訪問の、沖縄の名店。

今日も名物のスープを注文、夜食用にシーサイドサンドイッチも買おうね。

シーサイドドライブインに到着
スープを買っていると…

テイクアウト窓口で商品を受け取ったそのとき、店内TVから緊急地震速報のあの音が聞こえてきた。

「どこだろう…?」とスマホを見ると石川の表記。
石川、特に能登半島では近年群発地震が続いている。大丈夫かしら。

念のため家族や能登の親戚の安否、「異常なし報告」を確認する。

地震や災害・大きな事故などが身近で発生した場合、異常があるときに連絡するのではなく異常がないということを自ら発信するようにと、これまでの能登地震などでも家族・親戚間では実施してきた。
異常がないという連絡があれば、その人物を探すために連絡をし続けるという必要がなくなるからだ。特に大災害のときに報告がなければ「身体に異常がある(だから報告できない)」と判断することもできる。

「異常なし報告送ってー」

と16時8分、各所にLINEで送信。
いつもの具合で、特に緊張感もなく。
定期訓練のようなものだ。

「揺れたよ、あ~びっくり」と母上から16時8分、TVの中継映像をスマホで撮った写真つき。
ちょっと強めの揺れかしらね。


ツイッターで最初に見た緊急地震速報のツイート(第1報)。
この時は石川・北陸が対象エリアだったが…


しかし、その後は様子がおかしい。
どうやら連続して緊急地震速報も出ている模様、しかも後続のものは能登を中心に警戒範囲が広域だ。東北や熊本地震で見たそれを思い出す。


まずは能登の叔母さんから「庭に避難し、しゃがんでいる」の報告。
続いて母上から「みんなで食卓の下に入っている、揺れが続いていて動けない」と報告。

先ほどとは大きく異なる報告に動揺する。
これはいつもと違うぞ。

その後震度の情報も入ってくる。富山で5強、石川・能登はそれ以上の震度も。ほんとに?
津波警報も出ているようだ。
ツイッターのタイムライン、防災関連のツイートが絶え間なく流れている。関東や関西も揺れた?テキスト情報のみだが、とにかく大きな地震の様子。大丈夫か?


続いて会社の社長に連絡し社員全員の安否確認を求め、事務所や設備の安全確認を依頼。
また地震に馴染みのない外国人社員からも連絡が入る。所在地を確認し、外出中のものには帰宅するよう指示。
現地富山で力になれず…申し訳ない。
でも意見具申に各種指示はここからでもできる。とにかく状況を確認して中継する。

そこへ大津波警報も発令、予断を許さなくなってきた。
能登の一族は海も近い。とにかく逃げるようLINE送信。

東北で学んだよね。信じてるぞ。


海を見てスープを飲むはずが…乾く口を潤す役目に変わる


TwitterのTLには絶え間なく緊急地震速報・震度情報・大津波警報が流れてきて追いつけない。

続々と入る社員からのメッセージを報告のとおり転送、社長も家族をフォローしながら会社の設備確認に走っている。

非常時の情報伝達には「勝手に情報を足さない、引かない、まとめない」が鉄則。
聞いた通り伝えるのが大事。非常時の報告に5W1Hが揃う必要はない。ひとつでもいいから伝達する。
悪い事実はすぐに。こちらでキャッチした安否情報をそのまま伝える。

氷見の親戚も二上山に避難、能登のいとこも近隣の学校に避難の報告。

幸いにも現地ではインターネット通信は生きている模様。これがあるとないとでは大違い。
通信がダメなら通話(0x0携帯電話、固定電話)。通話もダメなら相当な被害。

大きな声で電話やボイスメッセージを送り続ける私に気づいてか、周囲の観光客もスマホに目をやる。

隣で腰かけていたカップルも「え、地震すか?…ほんとだ、富山から沖縄旅行中?こんなことあるんですね…」

そう、災害はいつやってくるか分らない。
でも…今日かよ!


旅行中止を決断
帰宅に向けて行動を開始



私自身はいま沖縄にいて揺れを感じることはないが、この先旅行を続けるべきか。
いつも何事も決めるのが遅い私でも、その決断は早かった。

石川では被害が出ているようだが、富山の状況はまだ見えてこない。余震、いや本震となる未知の地震が発生するかもしれない。
自宅の被害の確認や家族に親戚、会社や社員のサポートをするため、早急に帰宅が必要と判断。

こういうときは最も悪い状態になることを想定して行動するのが最適解。
被害がより小さい、または何もなければそれまで。なんなら回れ右して旅を続けてもいい。
「大げさだなぁ」で済めば酒のツマミ。まずは行動だ。


連絡が落ち着いたところでまずは航空券の変更手配。
現在の帰路予約は1月4日。往路と同様、那覇から福岡乗り継ぎの小松行き。

16:43、ANA予約センターに電話。
自宅・家族が被災している可能性があるため帰宅したいと申し出ると「こちらでも地震発生の情報には接しています。現在の予約を変更し、今日のフライトも準備できます。」とのご提案をいただく。

現在位置、恩納村・シーサイドドライブイン。
提案のフライトのうち、那覇発福岡行は19時が最終便。

ナビの見積もりでは高速道路で戻って約1時間、レンタカー会社に18時着。
そこからシャトルバス10分で那覇空港到着見込みは18時20分ぐらいか。チェックイン締め切りの20分前。なんとか間に合うと思うけどな。

那覇発19時の福岡行きに乗って福岡、翌朝福岡7:10発の小松第1便にそれぞれ変更、この旅程でFIXしていただく。
このご厚意、忘れません。


シーサイドドライブインを出発し石川ICから高速道路へ。
慌てないで安全運転。ナビの見積もりでは十分間に合うよ。

運転しながら「OK Google」のハンズフリー機能を使ってレンタカー会社と宿泊する予定だったホテルに電話。
レンタカー会社も期間短縮・返却を了承、ホテルも緊急の取消を了承していただき、ほとんどが無手数料で結構ですとのありがたいお返事、そして温かい言葉。
必ず次回にまた泊まります。急な取消・変更に対応いただき本当にありがとう。

18:01、ガソリンを満タンにしてレンタカー会社に到着。
待ち構えていた係員が「事情は聞いてます、では送迎車で空港へ」とシャトルバスが発車。
みなさん本当にありがとう。


搭乗ゲートで指示し続けるも、機内モードの時間がもどかしい
機内Wi-Fiで福岡のホテル予約、翌日の小松行フライトがやはり欠航に



レンタカーの送迎車で空港に到着。恩納村での想定どおり、18時20分にターミナル。
予約振替手続きが必要なため、まずはカウンターへ。

18:22 チェックインカウンター通過

今日は元日、18時すぎでは混雑も見られず行列はわずか。すぐさまカウンターに辿りついて予約センターでのやりとりを説明。
カウンター氏、聞くとすぐにパパンと慣れた手つきで端末を操作して振替予約を確認し、無事に搭乗券が吐き出される。
「小松までお気をつけて」とカウンター氏。お世話になりますありがとう。

18:28
ゲート前で着席し連絡に対応

18:28、搭乗ゲート前

椅子に座りLINEの報告やボイスメッセージを確認。
鉄道で出かけた外国人社員が立山駅と高岡駅で足止めされている模様。
鉄道の場合は線路の確認に時間がかかる可能性があること、タクシー・バス振替などがある可能性や近くのホテルに泊まる選択も伝達、とにかく余震に気を付けるように指示。

甥っ子たちもかなり怯えている様子の連絡。
内陸部なので津波の心配はなさそうだが、念のため自動車に避難用品を積み込んでいつでも出発できるように備えていると。

自宅の様子も気になるが、とりあえずライフラインは正常の様子。棚のものなどが落ちて割れたりしている模様。地区の避難所も念のため開けたそうだ。
井戸水が汚れているとのことで飲用注意、備蓄のペットボトル水でやりくりしてね。

どんな些細な報告も非常時には大事、「報告をありがとう」で次の情報もスムーズに上がってくる。
「それ知ってる、不要な情報だ、悪い情報聞きたくない、5W1Hが揃ってない…」などと言ってしまうと、大事な情報を見落としてしまうだけでなく、遠慮・萎縮して報告が上がってこなくなる。

1/1 NH1216 OKA-FUK Airbus A321neo JA140A

着席してドアクローズ、機内モード。
離陸するまでWi-Fiが使えないのがもどかしい。
何よりもいま富山・北陸の地で力になれていない自分が歯がゆい。
仕方ないが…ちょっと力抜こうね。

計画よりも3日早く沖縄をあとにする
また来ます、みなさんありがとう

離陸しWi-Fiがオンになると、明日の福岡-小松の第1便が欠航になったとのメールが来ている。
第2便以降も欠航にはなっていないものの、満席表示にして予約受付を停止している様子。
小松空港の滑走路や設備にも被害が出たのかなぁ。

上空で今夜の福岡の宿を検索、空港から地下鉄1駅のアパホテルを予約。
続いて小松便の空席照会をかけると…ア!第2便に空席出てるよ!すかさず振替予約。

ほんと、あってよかった機内Wi-Fi。
あとリュックの中で押しつぶされていたシーサイドサンドイッチを夕食に。名護での夜食に買ったつもりが、まさか機上で食べることになるとはね。


20:35、福岡空港到着。
明日の運航についてWEB上の情報を把握しつつ、カウンターで最新情報の収集と予約確認。当然ながらカウンターにも既に北陸の地震情報は伝わっている。
明日も小松便をはじめ北陸に帰る人たち、向かう人たちの力になってくださいね。

とはいえ、万が一の飛ばない想定も大事。
場合によっては福岡から他の空港、または鉄道やバスなどで富山に戻ることも検討したい。

20:59 地下鉄乗車

地下鉄で一駅、ホテル着。
チェックイン時にスタッフが私の住所を見て心配してくれる。
みなさんありがとう。


明日は振替となった福岡-小松の第2便に搭乗予定。
無事に小松、そして富山へ帰れるといいが。

富山、そして震源地の石川・能登もすでに夜。
被害が想像よりも小さいことを願うだけだ。


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