2017年6月23日金曜日

【新型チェックスター】 国土交通省航空局の飛行検査機「JA008G」が能登空港に飛来 - ILS定期検査を実施

国土交通省航空局・飛行検査センターに所属する飛行検査機、愛称「チェックスター」

前回のブログでは4月に行われた小松空港での飛行検査の様子を公開、新型チェックスターの飛行検査を当チャンネル初収録となりました。
(ブログ記事→http://whitewing681.blogspot.com/2017/05/ja009g.html


さて今回は能登空港に設置されている航法施設「能登ILS」(ローカライザー・T-DME・グライドスロープ)の定期検査が「チェックスター8」にて実施されました。
当チャンネルではその検査飛行の様子をキャッチできましたのでご紹介します。

まずは新型チェックスター「JA008G」による能登空港ILS検査飛行動画をご覧ください。





ILSの定期検査項目のうち、動画では「ローアプローチ」「モニターアライメント」を中心に収録しています。
映像では収録できませんでしたが、これら動画でご紹介した検査飛行以外にも、滑走路の東側進入コース上で行われる「レベルラン」や、ファイナルコース上を円弧上に飛行する「アークフライト」も複数回実施されました。

それでは写真で振り返ってみましょう。



今回検査飛行が実施される「能登空港」

滑走路25にILSが設置されている
(グライドスロープアンテナ・T-DME)

滑走路25・ローカライザーアンテナ

検査はまずグライドスロープの検査飛行である「レベルラン」を実施。
空港東側の上空を一定高度で飛行して検査が繰り返されます。

映像では未収録ですが、Flightradar24による航跡で見てみます。

FR24による飛行航跡(離陸~レベルラン)
空港東側のアプローチコース上を一定高度で繰り返し飛行

滑走路の手前でレフトブレイク
そのため空港から検査飛行の様子は撮影できない

レベルランを終えていよいよローアプローチ

まずはグライドスロープの検査のためのローアプローチ
グライドスロープ横で再び上昇を行う

Cessna 525C Citation CJ4 JA008G (CKSTR8)

グライドスロープ脇には地上検査官の姿
その横には「Ground Reference Station (GRS)」と呼ばれる地上機器を展開
飛行検査機とリンクされ、GPSの精度補完等の機能を有している

映像中3回目のローアプローチはローカライザー前まで滑走路上を低空飛行
検査飛行での一番の見どころだ

滑走路終端で上昇

再び滑走路終端までのローアプローチを実施

レベルランからのローアプローチの航跡
ローアプローチは計5回実施(映像では4回分を収録)
最後のローアプローチ後に一旦小松空港に向かった模様。給油かな?

滑走路北側展望台に移動

滑走路25・ローカライザーアンテナ

エプロン横には仮設VORの姿
能登VOR/DMEの更新に伴い、代替施設となる輪島VOR/DMEが試験電波発射中

小松空港を再び離陸した機体はアプローチコース東側で
ローカライザーの検査飛行項目であるアーク(円弧)フライトを実施

アークフライトを終えて着陸

着陸後、そのまま滑走路25にラインナップし、静止した状態で「モニタアライメント」を実施
10分ほど測定を行って、すべてのILS定期モニタ検査が終了


地上検査官をピックアップするためエプロンへ

機体を見る
後ろのブリッジを駆け上がるのは…ANA能登空港のマスコット「NTQ(のときゅー)」

機体上部・下部には多数のアンテナが見られる
尾翼には日本国旗とJA008Gの文字



地上検査官をピックアップして離陸し、飛行検査センターのある中部国際空港(セントレア)へ向かいました。(離陸動画は後日公開)

今回は能登空港での新型チェックスター飛行検査を収録することができました。
当チャンネルではこれからもこれら飛行検査機を追いかけたいと思います。


そんな当チャンネルではこのほかにもこの国土交通省航空局・飛行検査センター所属の飛行検査機「チェックスター」の動画を公開しています。

再生リスト:[JCAB CheckStar] 航空局 飛行検査機 "チェックスター[whitewing681]


以上、能登空港ILS飛行検査レポートでした。
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